試合結果詳細

シーズン終盤のリーグ戦三連戦中のスピリッツ。
2戦目はダイヤモンドリーグ4回戦、お相手は今期2度目の対戦となる王子総合病院。

勝てば2位以上が確定し決勝トーナメント進出が決まる一戦、先発は無傷の5勝を挙げている柳原がマウンドへ上がった。

後攻のスピリッツは1点を先制され1-0で迎えた1回裏、先頭の柳原が四球で出塁し、続く中川の内野ゴロの間に2塁へ進塁する。
そして3番桑田が打席に向かい、木製バットで捉えた打球は左中間にグングン伸びる。
惜しくもスタンドインとはならなかったが、土手を直撃する逆転の第4号ツーランホームランを放った。
ビヨンド系であれば、間違いなくスタンドインしていただろう。

その後は相手のサウスポー好投手を捉えることが出来ず、逆転を許して4-2で迎えた最終5回裏、1アウトから米澤がセンター前ヒットで出塁し、ワイルドピッチで2塁へ進塁する。
打順はトップに返り1番柳原。
きっちりと逆らわずにセンター前に1点差に迫るタイムリーヒットを放った。
その後単独1位となる31個目の盗塁を決め、2アウト3塁で第1打席ホームラン、第2打席スリーベースを放っている3番桑田が打席へ。
1ボールからの2球目をきっちり捉え、ショート頭上を襲う同点タイムリーヒットを放った。
更に2アウト1塁、チーム創設2年目から今年の4年目まで3年間4番に座り続ける男、木村正が打席へ。
どんなに厳しい状況でも結果を出し続けてきた男が放った打球は右中間ど真ん中に落ち、1塁ランナーの桑田が激走し一気にホームイン、劇的なサヨナラ勝ちでダイヤモンドリーグ決勝トーナメント進出を決めた。

先発した柳原は5回を魂の94球で完投、四死球4被安打7失点4と本調子ではなかったが、6奪三振を奪いチームを鼓舞し、最終回の逆転サヨナラ勝ちの流れを呼び込んだ。
これで無傷の6勝目を挙げ、最多勝単独トップに躍り出た。

昨日のサヨナラ敗けから一転、本日は劇的なサヨナラ勝ちを納めたスピリッツ。
中でも昨日珍しく3打数無安打だった桑田が、本日は3打数3安打ホームラン1本スリーベース1本3打点と大暴れし、チームを見事に勝利に導いた。
本日放った第4号ホームランで中川と並び本塁打王となった。

この調子で明日のBSリーグ最終戦で優勝を決め、マイナーリーグでも決勝トーナメント進出を目指していきたい。