試合結果詳細

梅雨の時期に突入し、湿度が高く蒸し暑い。
天敵である蚊の活動が活発になり、そして本日6/19は待ちに待ったプロ野球の開幕戦。
そんな中迎えたオープン戦のお相手は、今期2度目の対戦となるタイガース。

先発のマウンドには、昨年の最多勝投手である柳原が上がった。
また、開幕から4試合目にして、遂に中澤が復帰した一戦でもあった。
本人は、『プロ野球の開幕と共に、俺の野球も開幕するんだ』と言っていた。

後攻のスピリッツは守備の乱れから4点を先行される苦しい展開となる。
4-0で迎えた3回裏、この回先頭の10番野澤が左中間にエンタイトルツーベースを放ち出塁し、その後2アウトとなるが3番中川が四球で繋ぎ、2アウト1,3塁のチャンスを作る。
4番木村正に期待を懸けるが、高々と打ち上げるショートフライで得点を奪えなかった。

そのまま1安打と封じ込められて、迎えた5回裏。
先頭の北城が、『ジョニー』や、『機関車ジョーさん』と様々なあだ名で声援を受ける中、四球で出塁する。
そして続く柳原が、相性の良い豊陵公園で第2号の柵越えツーランホームランを放ち、2点を返した。

4-2のまま迎えた最終回。
先頭の5番武川が右中間へツーベースを放ち出塁し、続く復活の中澤はサードエラーで繋ぐ。松村も四球で繋ぎ、ノーアウト満塁のビッグチャンスで打席には北城。
初球を捉えて打球は三塁線を破り、劇的な同点の2点タイムリーとなった。
その後柳原が四球でまたしてもノーアウト満塁、一打サヨナラの場面。
しかし野澤がショートライナー、米澤が三振と抑え込まれ、2アウト満塁で打席には3番中川。
昨シーズン終盤まで打点王だった頼れる男が放った打球は、センター後方に高々と上がった。
あと僅かで柵越えだった、土手直撃のサヨナラタイムリーヒットで試合を決めた。

先発した柳原はテンポの良いピッチングで6回を完投し、エラー絡みで4失点するが自責点1奪三振5とまとめ、今期1勝目を挙げた。
1回～3回までは守備の乱れでリズムを作れなかったが、4回の1-4-3のダブルプレー、5回の３奪三振、そして6回にはライト北城が渾身のライトゴロを決め、最終回の攻撃に流れを引き寄せた。

これで4試合を終えて3勝1敗を勝ち越しているスピリッツ。
6月はあと3試合程スケジュールが入っており、7月からは一部大会もスタートする。
しっかり調整して、トーナメント戦の上位進出を狙いたい。