試合結果詳細

5時前になってもまだ薄暗い。
すなわちそれは、朝野球シーズンの終わりを告げる合図だ。
シーズンもいよいよ残り1ヶ月を切っている。
そんな中迎えたのは、BSリーグ6回戦。
お相手は今期初対戦となる道央佐藤病院。

先発のマウンドには、故障明け久々の先発登板となる中澤が上がった。

後攻のスピリッツは1点を先制された1回裏、1番柳原が俊足を活かしたツーベースで出塁し、続く2番芦谷がライト前タイムリーヒットを放ち同点とする。
3番桑田は三振に倒れるが、4番武川が四球で繋ぎ、5番中川が2点タイムリーを放ち3-1と2点を勝ち越した。

同点に追い付かれた3回裏、この回先頭の芦谷がミサイルのような打球を放ち、打球はあっという間にレフト頭上を越す。
打球はワンバウンドでフェンスを越え、とましんスタジアムでは滅多に出ないエンタイトルツーベースヒットで出塁する。
『スピリッツのJアラート』の異名が誕生した瞬間だった。
続く桑田もセーフティバントで繋ぎ、盗塁を試みた際に相手捕手の送球が逸れて2者生還となり2点を勝ち越す。
そしてここから武川・中川・木村正・中澤に4者連続ヒットが出て更に2点を追加して試合の主導権を握った。

先発した中澤は故障明けの為球種を制限。
ストレートとチェンジアップのみの投球で5回を完投勝利。
15のアウトの内、10個を三振で取るという快投を披露し、3勝目を挙げた。

これで3連敗から脱出したスピリッツ。
2021年シーズンに向けて、最後まで集中して、楽しんで残りのシーズンを過ごしていきたい。