試合結果詳細

降雨の中開催されたアポロ杯1回戦は、新日本海フェリーとのシーソーゲームを制し、劇的なサヨナラ勝ちを納めた。

先発した新保は雨の中制球が定まらない中、4回を魂のピッチングで投げ抜き、被安打は5本、7奪三振を奪い勝利投手となった。
しかし11四死球を与えてしまい、もちろん雨のせいはあったが次回に残る課題となった。

打線も常に追いついては追いつかれ、逆転しては逆転されの展開だっだか、なんとか全員で繋いで勝ちきった。
0-3とリードされた1回裏には中川、武川のタイムリーなどで3-3の同点。

3-6と再度逆転された2回裏には柳原、松村、中川、武川の4連続ヒットなどで6-6の同点。

同点のまま迎えた3回裏には、腰のコンディション不良で数試合欠場し、本日もベンチで様子をみていた桑田皓が代打で登場。
低めのボールを完璧に捉えて打球はライト頭上を遥かに越える凄まじい打球を放ち、勝ち越しのソロホームランとなった。
フェンスがある球場でもスタンドインしていたくらい、飛距離十分の打球だった。
更に松村のタイムリーで1点を加え、8-6の2点リードで最終4回へ。

しかし4回表に5連続四死球、エラー、タイムリーヒットなどで4点を奪われ、8-10と試合をひっくり返えされてしまう。
追い込まれたスピリッツは4回裏、こちらも3つの四死球で1アウト満塁とし、打席には代打・湯谷。
1ボール1ストライクからの3球目をしっかり振り抜き、打球はサードを強襲しレフトに転がっていく。
同点となる2点タイムリーヒットとなりチームのボルテージが上がっていった。
そして最後は1アウト満塁、ワイルドピッチで1点が入りサヨナラ勝ちとなった。

守備でもライト武川が好捕球でタッチアップを防ぎ、センター柳原が満塁の場面でセンター前ヒットで2塁ランナーをレーザービームで刺すなど、粘り強く投げていた新保を何度も助けて勝利に繋げた。

アポロ杯初戦をなんとか制したスピリッツ。
2回戦は先日民報杯で試合をした苫小牧ヤンキースに決まっている。
強豪との試合が続くが、良い緊張感を楽しみながら戦っていきたい。