試合結果詳細

https://youtu.be/7EZGHlT3IkE
前日は降雨により順延に。
1日スライドしての開催となった、スピリッツ初となる夢の舞台・会頭杯。
来年の全道大会進出をかけて市内主要大会の準優勝・優勝チームが集結するビッグ大会だ。
スピリッツは毎年出場を目標にしていたが、過去4シーズンでは出場は叶わず。
(昨年はコロナ影響で大会中止)
そして創設6年目の今年、日本橋杯優勝により掴んだ念願の舞台。
しかし前日に標準を合わせていたエース桑田大が本日は仕事で不在となり、総力戦で臨んだ試合となった。
お相手は、2017年の初対戦から一度も勝利を挙げたことがない、オールスターMI。
今年で20年連続20回目の会頭杯出場となるようで、まさに苫小牧朝野球界のレジェンド的存在のチームだ。

先攻のスピリッツは1回表、1アウトから梅田が内野安打で出塁し、続く桑田皓もライト前に痛烈なヒットを放ち1アウト1,3塁のチャンスを作る。
そしてここから武川、芦谷がタイムリー内野安打を放ち、2点を先制する。
さらに2アウト2,3塁の場面でスピリッツ初のインスタ戦士・村上がショート後方に落ちる2点タイムリーヒットを放ち、初回に一挙4点を奪い試合の主導権を握った。

2回表には柳原が右中間へ特大のスリーベースを放つが、追加点は奪えなかった。
2回裏にエラー絡みで1点を返され、ズルズルと追いつかれそうな雰囲気が漂う。

しかしそんな雰囲気をぶち壊した男がいた。
3回表、この回先頭の武川が三塁線を爆裂に破るヒットで出塁し、中川が2塁へ送る。
(記録は普通のピーゴロですが、、、)
そして打席には、グラウンドで唯一、半袖の男・芦谷。
あれだけ寒いから防寒対策をして下さいという首脳陣のアドバイスを完全に無視して半袖で現れた男は、初球を完璧に捉える。
そして打球はあっという間に左中間を突き破り、フェンスまで転がっていく。
打った芦谷は俊足だが、さすがに3塁打かと思われた。コーチャー・湯谷も止めていた。
しかし自身の判断で激しく三塁を蹴り、一気にホームに突っ込む。
中継が乱れる間に生還し、貴重な追加点となるツーランホームランとなった。

4回表には1アウトから柳原がセンター前クリーンヒットで出塁し、盗塁を決める。
送球が逸れる間に3塁まで進塁。
そして梅田がレフトへ犠牲フライを放ち1点を追加し、7-1とした。
この1点は非常に大きかった。

先発の梅田は5回を2安打完投勝利。
自責点は0と素晴らしいピッチングだったが、調子は決して良くはなかったようだ。
本調子ではない中でも試合を見事に作り、チームを準決勝の舞台へ導いた。

今年のスピリッツは何かが違う。
この快進撃がいつまで続くのか、今は誰にもわからない。
明日の準決勝も全力で挑み、決勝の舞台を目刺して頑張っていきたい。