試合結果詳細

https://youtu.be/idDgf8nHOrU
つい2日前の12日に開幕した会頭杯も、あっという間に決勝戦。
2日間の激闘を乗り越え、夢の舞台である会頭杯・決勝戦を迎えた。
2連戦からの3連戦目、ベンチもお祭り騒ぎで試合が始まった。

後攻のスピリッツは1回裏、1アウトから柳原がヒットで出塁し、盗塁を決める。武川も四球で繋ぎ、2アウト1,3塁の場面で梅田が打席へ。
しかしここは惜しくも空振り三振に倒れ、先制点とはいかなかった。

2回裏にはこの回先頭の村上が四球で出塁し、2盗、3盗を決める。
しかし3盗は決まったが、一瞬ベースから足が離れてしまい、アウトとなってしまった。しかしこの大一番に2つ盗塁を決めるメンタルの強さは今後のスピリッツには必要不可欠だろう。

その後試合は、0-0の緊迫した展開のまま進んでいった。

センター柳原、レフト米澤は際どい打球をスーパーキャッチ。
先輩二人から太鼓判を押されてこの大一番で初のサード出場となった林田も、難しい打球を捌いていく。
ショート中川は、良いタイミングで投手に声をかける。
ファースト新保もガッチリ捕球する。
ライト芦谷はスーパービッグボイスでチームを鼓舞する。
セカンド村上もトリックプレーで味方をリラックスさせてくれた。（普通の落球かもしれない・・）
キャッチャー桑田皓も、巧みなリードで凡打の山を築いていく。
そしてこの大一番に先発登板した梅田も、5回無失点被安打2と完璧に試合を作っていく。

5回を終えて0-0、残りは2回。
正直ここまでは、どちらが勝ってもおかしくない展開だった。

6回表、Felizは1番からの攻撃。
先頭打者にレフト前ヒットを打たれ、2番バッターにもレフトにヒットを浴びてノーアウト1,3塁の大ピンチを招く。
盗塁で2,3塁となり、打席にはFeliz創設者・笠井選手。
元独立リーガーで、Feliz最強のバッター。2ボールとなった所でバッテリーは申告敬遠を選択し、ノーアウト満塁で4番との対決を選んだ。
内野はもちろん前進守備。そして捉えた打球は・・・・・。

3遊間を破る2点タイムリーとなり、2点を先制されてしまった。
この一打で完全に火がついたFeliz打線は、2つの四死球と3本のタイムリーで一挙7得点を挙げ、一気に7点差となってしまった。
素晴らしい打線だった。

7点差となってしまったので、得点を奪わなければコールド負けとなってしまう6回裏の攻撃。
先頭の新保は、打席に入る前に宮本ヘッドコーチ(仮)から何かアドバイスを受けていた。
宮本はアキレス腱を負傷している中、応援に駆けつけてくれていた。
そして初球、新保は見事に捉えてセンター前クリーンヒットを放った。
アドバイスの内容が非常に気になるところだ。
しかし反撃もここまで。最後は転勤男・松村がショートゴロに打ち取られてゲームセット。
終わってみれば、ヒットは僅かに2本、9奪三振を喫してしまった。
完敗だった。


スピリッツの快進撃は会頭杯・準優勝という形で幕を閉じた。

本当に良い試合を出来ていただけに、悔しさもより一層増したスピリッツメンバー。
来年の大きな目標が出来たので、また新たな気持ちで頑張っていきたい。

そして明日は2017年以来の決勝進出となる、ダイヤモンドリーグ決勝戦。
2連戦からの4連戦で疲労はもちろんあるだろう。
2021年シーズン最終戦でもある為、有終の美を飾って終わりたい。