試合結果詳細

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公式戦

2022/7/5(火) 5:30〜

大鷲旗争奪苫小牧朝野球大会2回戦

チームロゴ港開発ペニーズ

勝ち

3-9

とましんスタジアム

チームロゴ苫小牧スピリッツ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ 港開発ペ… 0 0 0 3 0 3
チームロゴ 苫小牧ス… 0 2 3 4 9

HR

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7月最初の公式戦は、伝統の民報杯。
2回戦がこの試合からスタートし、勝利したチームが決勝トーナメントへ進出する。
スピリッツは過去一度も決勝トーナメントの舞台に進出したことがなかった。

初の決勝トーナメントを目指して挑む試合のお相手は、2017年以来の対戦となる港開発ペニーズさん。

スピリッツの先発は本来欠席だった桑田大。
6時半から仕事なのにも関わらず、ギリギリまで参加することを決断してくれた。

後攻のスピリッツは1回裏、2アウトから3番桑田皓がライト線へ痛烈すぎるスリーベースヒットを放ち、2アウト3塁で4番武川。
開幕から4番に座り続ける男に託したが、ここは空振り三振に倒れて無得点に終わった。

0-0のまま迎えた2回裏、1アウトから6番梅田がレフトへエンタイトルツーベースを放ち出塁する。
打球の角度は完璧で、あわやホームランかという一撃で、ベンチからは思わず『ゴーンヌ!』が出てしまい、梅田はホームランと勘違いしてベースを回る。
セカンドベースを回ったあたりでツーベースと気付いたようだった。
この素晴らしいチャンスに応えたのが、続く7番中川。
入団当初から中川といえば逆方向への右打ち。
今でもその意識は変わらず、逆らわずに捉えた打球はライト前に落ちた。
セカンドランナー梅田が一気にホームインし、先制のタイムリーヒットとなった。
その後2アウト2塁となり、9番米澤。
例年は俊足を活かしたセーフティバントばかりやっていたが、今年は封印。
ガンガン打っていくスタイルに切り替えた米澤は、2球目をセンター前に弾き返し、追加点となる貴重なタイムリーヒットとなった。
センターがバックホームをする間に2塁へ進塁出来たはずだが、ここは個人記録の盗塁の為か進塁せず、すかさず盗塁を試みる。
しかしスタートがものすごく遅く、セカンドでタッチアウト。
笑顔でベンチに戻ってきた米澤だった。
ちなみに米澤が盗塁死したのは、約3年振りの出来事であった。

2点リードのまま迎えた3回裏は、2アウトから桑田皓が2打席連続ヒットとなる内野安打で出塁し、ワイルドピッチの間に一気に3塁まで進塁する。
2アウト3塁、初回と全く同じシチュエーションで打席には4番武川。
おそらく本人も、初回の三振は悔しかったはず。
ここで打ってこそ4番、そんな場面だった。
しかし追い込まれてしまい、1打席目に三振した変化球が投げ込まれる。
万事休すかと思われたが、見事にカットした武川。・・・そして次の一球。
完璧に捉えた打球はレフトへ高々と上がり、フェンス手前に落ちる。
あと少しでホームランという素晴らしい打球を放ち、大きな3点目のタイムリーツーベースを放った。
この一撃が試合の流れを大きく変え、続く5番林田は超弾丸ライナーで右中間をぶち破るタイムリースリーベースを放つ。
更に梅田の相手エラーの間に1点を加えて、この回3点を追加。5-0と試合の流れを完全に掴んだ。

誰もがそう思っていたが、迎えた4回表。
3回を投げて6奪三振無失点と完璧なピッチングをしていた桑田大が、ここで仕事の為降板となった。
バトンを受けたのが、今期から新加入の若林。
どうやら前日から緊張していたようだっだが、抜群の野球センスがあるので何も心配していなかった。
先頭打者をサードゴロに打ち取り、1アウト。
ここからヒットと四球、ワイルドピッチで2,3塁のピンチとなるが、続く打者を空振り三振に打ち取り、2アウト。
よし、いける。そう思って見守っていたが、なんとここからまさかの4連続四死球を与えてしまった。
3点を返されて5-3、2点差で2アウト満塁。

ここでベンチが継投を決断し、センター柳原に声をかける。
もう柳原に全てを託すしかなかった。
安定した制球力で四死球をほぼ出さない柳原。
一打同点、外野を抜ければ一気に逆転まであったシチュエーションで、打球はレフトへ上がる。
米澤が両手でしっかりと捕球し、ピンチを凌いだ。

4回裏、スピリッツの攻撃。
3点返されたあとだったので何とか得点を加えたかった場面で、ノーアウトから井上、米澤と連続ヒット。
さらに続く途中出場の若林がライト前にタイムリーヒットを放ち1点を追加。
そして桑田皓が3打席連続ヒットとなる2点タイムリースリーベースを放つ。
右中間の最深部へ打球が飛び、フェンス直撃のスリーベース。
どちらか左右にずれていれば、完全にホームランの一撃だった。
さらに続く4番武川がレフト前にタイムリーヒットを放ちこの回4得点。
3点取られたあとに4点奪うという素晴らしい攻撃で、試合の流れを完全に引き寄せた。

最終回となった5回表も、柳原が無失点で抑えてゲームセット。
スピリッツ悲願の民報杯決勝トーナメント進出を決めた。

数年前のスピリッツでは考えられない試合展開だった。
好投手を相手に打ち勝ち、守備もノーエラー。
全ての大会で初戦敗退していた頃のスピリッツの面影はなく、大きな成長を感じられた。

途中降板となってしまった若林だが、まだまだスピリッツとしての草野球人生は始まったばかり。
民報杯のような大きな舞台で登板して、緊張感を味わって良い投手へと成長していく。
本人としてはとても悔しいマウンドになったかもしれないが、気にせずに次の登板を迎えてほしい。
点を取られたら、また取り返せばいいのだから。


~試合後のグループラインにて~

若林
『野手とベンチの皆さんも声かけありがとうございました!
次は試合作れるようにしっかり練習してきます!』
桑田皓
『いくら取られてもいくらでも取り返してやるから次も思い切って堂々と投げなよ!』

本日3打数3安打2打点 2本のスリーベースと大活躍の桑田皓。
とてもカッコいい言葉を若林に伝えて、民報杯2回戦を締め括った。

# 選手名
7 桑田 大輔
4 若林 正夢
66 柳原 真人
3 桑田 皓太
9 武川 将也
26 北城 将人
11 林田 章吾
44 寺沢 航平
0 梅田 和輝
6 中川 翔太
2 井上 光希
21 米澤 祥平
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
7 桑田 大輔 先発 1 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
4 若林 正夢 守備 1 1 1 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
66 柳原 真人 先発 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3 桑田 皓太 先発 3 3 3 3 0 2 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
9 武川 将也 先発 4 3 3 2 0 2 1 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
26 北城 将人 守備 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
11 林田 章吾 先発 5 2 2 1 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
44 寺沢 航平 守備 5 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
0 梅田 和輝 先発 6 3 3 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
6 中川 翔太 先発 7 2 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 井上 光希 先発 8 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
21 米澤 祥平 先発 9 2 2 2 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
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66 柳原 真人
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
- 30/3 0 0 0 - - 1 0 6 0 0 0 0 1
- - 02/3 0 3 3 - - 1 0 1 5 0 0 1 2
66 柳原 真人 S 11/3 0 0 0 - - 1 0 0 0 0 0 0 3
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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