試合結果詳細

2022シーズン公式戦初黒星から中4日で迎えたサカイスポーツ杯準々決勝。
気温も24℃と快晴で最高のコンディション。
しかしメンバーの欠席が相次ぎ、ほぼ人数ピッタリで臨む形となった。

そんな状況で先発のマウンドに上がったのは桑田皓。
痛風の疑いがあり登板回避の可能性もあったが、痛み止めの薬を服用。
満身創痍の中チームを勝利に導く為にマウンドへ向かっていった。

先攻のスピリッツは1回表、1アウトから2番芦谷が痛烈なレフト前ヒットで出塁し、盗塁を決める。
続く3番桑田皓が、レフトポール際に華麗な流し打ちで素晴らしい打球を放つ。
ポールを越えていたが、ここはフリーの判定となりスリーベースとなったが、貴重な先制点を奪った。
そして4番のお寝坊さん・武川がきっちりと犠牲フライを放ち、初回に2点を先制した。

3回表には柳原が内野安打で出塁し、盗塁を決めて2塁へ。
2アウトとなるが4番武川が貫禄のタイムリーを放ち3-0とリードを広げた。

3回裏に守備のミスも重なり2点を返されて、3-2と1点差で迎えた4回表。
1アウトからサムライ・宮本が四球で出塁し、続くワカチコ・湯谷が右中間へツーベースを放ち、2,3塁のチャンスを作る。
しかし続く米澤が空振り三振に倒れてしまい、2アウト2,3塁。
ここで打席には1番柳原。
ここぞの場面でいつも打ってきた男が、この場面でもきっちりと仕事をした。
センター前に鋭い打球を弾き返し、2点タイムリーヒット。
2点取られたあとに2点を奪う、素晴らしい攻撃だった。

・・-しかし、ここで終わらなかった。
2アウト1塁で、2番芦谷が打席へ。
前日の練習時にこんなことを言っていた。

『自分、わかるんですよ。明日は打てます、ボールが良く見えるので。』

そして、2ボール1ストライクからの4球目。
完璧に捉えて、打った瞬間確信の打球を放つ。
本人もすぐにベンチに向かってガッツポーズをし、打球は林の中へ消えていく、推定飛距離120mの素晴らしいツーランホームランを放った。
有言実行の芦谷は、ここで仕事の為帰っていった。

そして続く3番桑田皓が今度はライト線を超ライナーで抜いていき、ランニングホームランとなり更に1点を追加。
この回5点を追加して試合の流れを掴んだ。

4回裏に1点、最終回となった6回裏に2点を返されるが、なんとか逃げ切り8-5で勝利し、サカイスポーツ杯準決勝進出を決めた。

先発した桑田皓は6回91球で完投勝利を挙げた。
5失点するものの、自責点は3と見事なクオリティスタートで試合を作った。
そんな中守備で4つのエラーが出てしまったので、8月はまたしっかりと練習のスケジュールを組み、基礎からもう一度取り組んでいきたい。

そして次戦は、いよいよ民報杯決勝トーナメントの初戦。
しっかりと調整し、試合当日を迎えたい。