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吉田 薫
24 吉田 薫

投手 / 右右

  • PERSONAL DATA

  • 登録名

    吉田 薫

    性別

    男性

  • 背番号

    24

    投打

    右投 / 右打

  • メインポジション

    投手

    サブポジション

  • プレイヤーの役職

    悲運のエース

    スタッフの役職

  • 球歴

    -

  • PR

    対JAいわて中央。9回表。まさかの小澤の乱調により、かなりの点差がついてしまった。

    「薫、すまん・・・まさかこんな場面で投げてもらうことになるなんて。」
    村井は初めて薫に対して謝罪した。己のプライドを押し殺して。

    「ふう。まあキャプテンがわかってくれるならいいんすよ。オザが大量失点した打線。俺がどう抑えるかその目でよく見ていてくださいよ。」

    一体どこからそんな自信が湧いてくるのか。村井は今までの生き方を全否定されたような気持になっていた。

    迎える先頭打者。どうせ打たれるか四死球だろうと内野手外野手全員がスマホを触りながら眠い目をこすっている。捕手のカズキにいたっては防具すらつけていない。ユニフォームも気づけば着ておらず、産まれたままの姿である。

    だがしかし、なんと薫が先頭打者を抑えた!
    いや、抑えてしまった。という表現が正しいのだろう!

    抑えられた打者はこの世の終わり のような顔をしている。

    「ワンアウーートッ!」

    薫が威勢よく周りに声をかける。
    だが皆携帯から目を離す素振りはない。里館に至っては、球場周辺の無料wifiを探そうと、守備位置から遠く離れてしまった。

    次打者を迎え薫一人の興奮と緊張が高まる。

    「カキーンッ!!」

    心地よい音と見事な放物線を描いた打球は、バックスクリーンに飛び込むホームラン(実話)

    打者が悠然とベースを回っていたところでなんと!

    薫がマウンドに片膝をつき、頭を垂れて悔しがっている!(実話)
    このポーズは最終回とか、終盤の僅差で打たれたとか、サヨナラ本塁打とかならわかるが、考えてみてほしい。9点差が10点差になっただけである。

    よほどこのマウンドに掛けていたのだろうか。

    もう一度言うがサヨナラホームランでもなんでもない。
    9点差が10点差になったのである。

    そういえば、チーム設立当初、薫が滝沢球場で最終回同点の場面で登板し、サヨナラホームランを打たれたことがある。(実話)
    思い返せば、この時もマウンド上で片膝をついていた。(これは理解できる)

    ということは、彼はチームが負けようが何しようが、自分だけは打たれまい!そういう気概で生きているのだ。

    吉田薫。

    どこまでも熱い男である。

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