試合結果詳細

「野球の楽しさを改めて感じた試合」

VINAKLUTZ第五戦。

今回は人数が集まらなかったため、助っ人3人の力を借りることとなった。(敬称略:うちだ、おか、かとう)

試合相手は、横浜ホエールズ。試合前まで46勝18敗と勝率7割を超える強豪チーム。試合はクラッツの先攻で始まった。

1回表、先頭のうちだが右におっつけライト前ヒットで出塁するも、後続が続かず無得点。

そして裏の守備。先発はクワンタだが、捕手はなんとやぎちゃん。捕手がたくさんいるのが強みであったチームに捕手がいないという事態が発生していたのである。しかし、落ち着いた表情で難なくこなし、見逃し三振を奪うなど、クワンタを巧くリードし無失点で終えた。

2回表はリキ田中が痛烈なセンター前で出塁すると、一家が総出で応援に来ていたふっちーが打席に。愛娘から「パパがんばれ〜！」の声がグランドにこだますると、ガツンと振り切った打球はライナーでレフトフェンスの遥か彼方へ飛んでいきホームラン！！…と思ったが特大のファール。大黒柱としての男気を感じたところだったが、サードゴロに倒れスリーアウトチェンジ。

裏には守備陣がチームを盛り立てる。ヒットを打って上機嫌のリキ田中が素軽い身のこなしでサードゴロを連続でさばくと、お次は痛烈なファーストライナーをじっくんが好捕。

しかし打線は沈黙したまま、3回裏の守備。捕手はやぎちゃんからふっちーにスイッチ。クワンタが先頭を四球で出すものの、1アウトを取った後にサードゴロを打たせる。ここも華麗にリキ田中が好捕し、ゲッツーを狙うべく二塁へ送球…したものの笑い声と共に暴投し、なおもランナー1、2塁のピンチ。続く打者はファーストフライで2アウト目を取るものの、次の打者にセンター前に弾かれついに失点…かと思いきや、センターかとうが猛チャージ。これには相手もホームに走れず。このプレーが失点ムードを絶ち、次打者をファーストゴロに抑え無得点で凌いだ。

そして4回。好プレーを魅せたかとうがライトオーバーの2ベースを放ち、続く打者はクラッツの得点源であるつぼ＆やぎちゃんであったが、ここは倒れ無得点。

4回裏の守備。ここで投手はクワンタからつぼへスイッチ。この所、制球に苦しんでいるつぼだが、今日も球威があるものの高めに外れる球が多くなっていた。結果から伝えると、先頭から4者連続四球の後、サードゴロで無失点となりチェンジ、であった。アウトの数が少ないように思えるが、間にホームスチール失敗、スクイズ失敗があったためである。運よく抑えた、と言ってしまえばそれまでだが、過程として球威があったためスクイズが出来なかったこと、ホームスチールに対し落ち着いて送球できたこと、スクイズの挟殺プレーは先の塁側から前の塁側にちゃんと追い詰めていたこと、これらが重なり着実にアウトが取れた点が無失点で切り抜けられた要因であった。

ピンチの後にチャンスが来たのが5回。ここまで快音の無かったヒデ田中がレフトオーバーを放ち二塁へ、続くふっちーが粘りに粘って四球、2アウト2.3塁のチャンスで迎えるはクワンタ。素晴らしいチャンスメイクの意気に感じ、思い切り引っ張った打球は…いつものサードゴロ。依然こう着状態が続く。

続く裏の守備は今季初登板となるじっくん。登板前は不安に感じていたようだが、左サイドからテンポ良くストライクを投げ込み、三者凡退と完璧な救援を見せた。なお、捕手はこの試合ノリにノってるリキ田中。爆声でチームを鼓舞し、好リードを見せた。

時間的にも最終回となることが予想された6回、おかが1アウトから四球で出塁すると、すかさず盗塁。前の打席で長打を放ったかとうに期待が集まったが、倒れ2アウト。そして4番つぼに最後の望みが託された。打席に入る前、ギータで行くと宣言した彼は高めのボールをフルスイング！！…ギータの様な三振を喫し、またもチャンスを作りながら無得点で終えることとなった。

迎えた6回裏、正式に最終回の宣告があり、投手は2イニング目のじっくん。先頭打者をレフトフライに抑えたが、次打者はサード強襲ヒット。しかし出たランナーをじっくんがけん制で挟むも、二塁でセーフに。続く打者のショートとレフトの間に落ちるヒットで相手が本塁突入したがこれを刺し2アウト。さらに続く打者は四球となり2アウト1.3塁の状況に。しかし迎える打者に対してもバタつくこと無く、投手じっくんは安定感のある投球で低めに投げこむ。そしてついに打ち損じ、見事ショートゴロで引き分け！！…かに思えたが、ヒデ田中の暴れ散らした送球によりジ・エンドとなった。

総括すると、負けはしたが強豪相手にベストマッチとも言える試合だった。反省点としてはチャンスメイクからの後一本が出なかった所だろう。二試合連続の完封負けは次回払拭したい所である。良かった点としては守備が堅く、慣れないポジションも守りきれた点、相手も好投手を小刻みに継投する中、打席でもやれることをやれた人が多い点など、各々が充実感を感じる試合だったと言えよう。今日は皆も良く声が出てボールを呼んでおり、集中力を切らす時間帯は無かった。

MVP賞には声も出し、攻守はつらつとしたプレーを魅せたリキ田中を。KLUTZ(やらかし)賞にはギータになれなかったつぼを選出したい。次回は投打ともに期待したい。また、今回は特別賞として苦しい場面の2塁打、積極走塁で3塁を陥れたヒデ田中、左サイドで好投し今後も投げてもらいたいじっくん、慣れない捕手を務めてくれたやぎちゃんとふっちー、そして一家総出で応援に来て頂き、差し入れまでして頂いたふっちー家の皆さんを選出したい。

MVP賞:リキ田中
KLUTZ(やらかし)賞:つぼ
特別賞:ヒデ田中、じっくん、やぎちゃん、ふっちー家


※次回は年内に後1試合出来るか出来ないかだろう。12/1ないし12/8頃を予定したい。12月末か1月頭にはクラッツお疲れ会を開催したいと思っている。いずれにしても別途日程調整を行う。