試合結果詳細

【江東大会③】

　大接戦を制し、２年連続で３回戦を突破した。
　突破口はミスターチックスが切り開いた。三回、２死から菊野が仲間に希望を与える左中間二塁打。この回は無得点に終わったが、チームに勢いが生まれ、四回に打線が爆発した。先頭の日暮が中前打、野選で１死一、二塁と好機が広がり、大溝の三ゴロが敵失となり先制。さらに１死満塁から、平野が左越え２点二塁打。猛攻止まらず、池田も左前２点適時打を放ち、一気に５―０とした。
　だが、簡単には終わらない。その裏、２安打と四球、三野選で１点を返されると、さらに捕逸、中前適時打であっという間に５―４。１点差に詰め寄られたが、エース松村を中心にここから堅守を発揮。さらに続いた無死二塁のピンチを切り抜けると、五回は２死二塁で女房役の日暮が捕飛をダイビングキャッチ。六回は無死一塁とされたが、松村が牽制で一塁走者を刺し、ピンチ脱出。林、今野の内野陣も無失策でもり立て、全員野球で難敵を撃破した。

　松村（気迫の完投勝利）「主将がいない時に負けると何を言われるか分からないから、必死に投げた。バックがよく守ってくれた」
　日暮（３安打猛打賞。守備でも貢献）「相手のピッチャーが高校の同級生。負けられないと思った。打ったのは全て変化球。今日はタイミングが合っていた」
　平野（四回、左越え２点二塁打）「引きつけて逆方向にうまく打てた。手ごたえ十分、打った瞬間に超えたと思った。下位打線で試合を決められてうれしい」
　池田（四回、貴重な左前２点適時打）「逆方向を狙ってたから。今日はボールが止まって見えたね。守備も打球が飛んでこなくて、良かった」
　菊野（公式戦初長打）「打ったのは真っすぐ。手ごたえ十分、ホームランかと思ったけどね。足がもつれながら、必死に走ったよ」