試合結果詳細

【３部春季大会準々決勝】
　
　絶望の淵からはい上がり、準決勝進出を果たした。
　３日に１３３球を投げた日暮が中４日で先発。蓄積疲労の影響は隠せず、制球が乱れ、甘く入ったところを痛打されて三回までに６安打６失点。苦しい展開となった。
　形勢逆転は四回。２番手投手が制球難に陥り、６連続四球で３―６。３番手投手からも加藤が押し出し死球をもらい、２点差に迫った。さらに池田が痛烈な右前適時打、佐藤が中前適時打で続いて同点。猛攻止まらず、新井の遊撃適時内野安打で逆転した。その後も２死二、三塁から大溝の中前適時打が中堅手の後逸を誘い、打者走者も一気に生還するなど、チーム１イニング最多イニング得点記録となる大量１２点を挙げた。
　日暮は８四死球を与えながら、１１６球の粘投。エース不在のマウンドをひとりで守り、チームを８連勝に導いた。

　池田（今季初安打がタイムリー）「打ち損じ。フェンスオーバーできた」

　佐藤主将「相手の先発投手にアクシデントがなければ逆転は難しかったと思うけど、２四球の菊野をはじめ、全員がよく四球を選んでくれたことが勝因。最近はチーム全体がフォア・ザ・チームに徹してくれているから、粘り強い」