試合結果詳細

　令和がスタートしての初の公式戦。昨年度は、完封負けをくらった29ersとの2019年度初対戦。気温は20℃前後と野球するには絶好の野球日和な大井ふ頭海浜公園野球場。サードやレフトは薄日が差し込み打球が見づらいながら17時10分に試合開始。
　先発は、ヤジーズの二刀流エースの久保。1回の表の立ち上がりは、3番バッターにレフト前ヒットを許すも4番をセンターフライに打ち取り無難な立ち上がり。するとその裏、ヤジーズ打線が火を噴く。29ersの4番をつけた先発投手は、立ち上がりからコントロールに苦しみ、なんと3者連続四球となり、ヤジーズ初回から大量点のチャンス。そんな中、4番久保を左バッターボックスに迎える。同じ投手の久保は投手心理を読み、ストライクが欲しいという欲求からきた甘い球を逃さず、投じられた2球目を引き付けてライト戦の強烈な2塁打でヤジーズ幸先よく先制！その後も四球あり、相手のエラーを誘う強烈な打球を放ち打者14人の猛攻で一挙9点を奪う！
　プロの試合でも9点差をひっくり返されることがあり、次の回は特に気を引き締めなければいけない中で迎えた2回の表。先頭打者は、三振に打ち取ったものの次の打者に内野安打を許したのちに、7番バッターにカーブを引き付けてHRを許してしまう。この回、2失点。
　2回の裏の時点で、スコアは9‐2。野球は何がわからないスポーツ。ヤジーズ打線は、2回の裏も手を緩めず、この回、千葉、石田、土佐林の3者連続レフト前タイムリーによりヤジーズは3点を追加。2年ぶりに試合に復帰した戦評担当者は、1、2回の攻撃をみて、ヤジーズのチーム力がアップしたのを、ベンチから立ち上がり手を震わせながら感じていた。
　3回、4回はエース久保の変化球がコーナーに冴えわたり、2イニングで3三振を奪う力投で相手チームの追撃を許さない。相手チームは、背番号29を背負ったエースが試合途中から登板。背丈は低いが切れ味のあるストレートを投げ込む。ヤジーズ強力打線は、3回、4回は沈黙し僅か1点しか相手チームから奪えず。
　5回は、相手チームに不運なあたりが続いたことにより1点は奪われたもののここまでの久保の力投が光る。5回裏を迎えたヤジーズ打線。プロでも1巡目は押さえられるが、2巡目から抑えるのが難しいといわれるが、相手の29番の投手に慣れてきて、容赦なく襲い掛かる。コンパクトな振りに徹した佐伯圭、野沢がセンター前に打ち返し、久保は四球を選んで迎えた5番坂井の打席。走者一掃の強烈なレフト線のタイムリーヒットで3点を追加。試合はこれで決まったかに思えた。
　最終回6回表はエース久保からピッチャー交代。先頭打者は、三振に打ち取ったものの後続に２者連続四球を与えてしまう。相手打線の驚異的な粘りにより3失点を与えてしまうが、2塁盗塁を試みたランナーがアウトの判定となり、反撃もここまで。最後のバッターをピッチャーフライに打ち取りゲームセット。
　ヤジーズは16－6の勝利で昨年の借りを返す。この日は、ヤジーズ史上初の全員出塁・全員得点・全員打点の記録のおまけつき。大手代表は、通算100打点の大台にあと一つ。
　令和になって2試合目となったが、この日の勝利勢いさながら連盟夏季大会も突破だ！
(文責:土佐林)