試合結果詳細

＜戦評＞
去る11月30日、12月中下旬並みの寒さと予報された空の下、
アクセス抜群の上野恩賜公園でヤジーズの2019年最終戦が行われた。


早々に日が暮れるナイトゲームながら球場には20人以上の観衆が押し掛ける。
ホームゲームのため（？）ヤジーズは後攻、投げるはエース久保。
グラウンド内外のファンの応援を受けてか、初回を三振含む5球で締める抜群の立ち上がりを見せる。

返す1回の裏、中居、佐伯あが相手投手の立ち上がりの制球難につけこみランナーを貯めると、
クリーンナップの野澤がヒットで続き、坂井が長打で吠えて早々に2点先取！
その後も四球とヒットを絡めヤジーズは合計4点を先制する。

投げる久保の投球は冴えを見せ、本人曰く坂ができていたという状態が悪いマウンドの上からでも内野ゴロの山を築く。
対戦相手も流れを変えようと絶妙なセーフティバントを試みるが、助っ人郷原が華麗な守備で捌きリズムを作る。
3回は厳しいゾーンもあり四球から1点を失うも、投球内容は相手打線を完全に翻弄し最少失点。。
各種内野守備も軽快でほとんどミスなく、外野を守っている身としてはほとんどボールの来る気配のない盤石の守備だった。

ヤジーズはその後も自身の成績向上に熱心な各位の攻撃が続く。
2回は中居のライトフェンスまで届こうかという激走が惜しくもアウトとなり0点に終わるが、
触発されたのか3回に野澤がサードゴロを息も絶え絶えのナイスランで内野安打とすると
久保の安打、内田の四球とランナーを貯めて内野ゴロの間に1点追加。
4回には助っ人郷原が出塁した後に「今日は打てる気がする」と豪語した佐伯あがレフト前で続き、
野澤がフェンス直撃のタイムリーで1点を追加した。

5回のマウンドは1年ぶりくらいの投球と話す境。
先頭打者をフルカウントからピッチャーゴロに仕留め、
三振含む投球内容で5凡とし、試合をしっかり締める。

5回裏の攻撃も先頭久保が初球から鋭いライト前、内田が本日3度目の四球で選球眼を見せると
代打オレの千葉が四球で出塁し、池田が本日2本目の巧打、郷原も続いてタイムリーでランナーを返し、
まだまだ猛攻が続くかと思われたが、石田がセカンドフライに倒れた時点で試合時間が10分を切りゲーム終了となった。

試合終了後に佐伯あが振り返った通り、ヤジーズにとって2019年は苦しいシーズンでもあったのだろうが、
シーズン最終戦を気持ちよく快勝で閉じ、次のシーズンに向けて完璧な幕引きを見せたと言えるだろう。

（文責：高倉慎一郎）