試合結果詳細

伊勢原道灌まつり野球大会が、サンシャインスタジアム伊勢原球場で行われた。
昨年１０月に「北相親善野球大会」決勝戦で、最終回に逆転され優勝を逃した相手、ブラックスさん（愛川町代表）。なんとしても勝利しなくてはいけない相手となった。

休みを調整して臨んだ大会だけあって、１８名の選手がベンチに入り声を張り上げた。

試合は先攻の消防が初回、３つの四死球から１死満塁の好機を迎えるが、５番遠藤陽、６番石井が倒れて無得点。

小野は立ち上がりから不安定な投球。２つの四球と三塁手伊東の送球エラーから１点を失う。

しかし２回には、先頭の鈴木憲が四球で出塁。本多のライト前へのヒットで無死１，２塁。寝不足、なぜか目がチカチカの三澤は、しっかりバントで走者を進め、この日１番に入ってた吉川がセンター前へクリーンヒット、逆転に成功する。

その後小野は、ランナーを溜めても失点しない我慢の投球を継続する。

５回に消防は、２死から石井の振り逃げ、鈴木憲のセンター前で２死２，３塁のチャンスをつかむ。本多は四球を選び２死満塁。
ここで途中出場の高橋が打席へ。途中出場だからといって、手を抜かない高橋が初球を強烈にライト前へ運び、２人の走者が返りまずは２点。
さらに、本日絶好調の吉川がライト前に運び２者が生還、６－１とリードを広げる。

５回裏小野は、この回からサード入った岡島が失策で出塁させ、相手の連続ヒットなどで１点を失うも、最後は見逃し三振で締め６－２で勝利した。（１時間３０分を過ぎたため５回で試合は終了）

この試合攻撃では、吉川のキレが普通の状態ではなく大絶好調。２打数２安打４打点４盗塁と暴れまくった。走塁では頭から飛び込み、ナインの士気を上げていた。

１打席に懸ける思いを知らせてくれたのは高橋裕二。途中出場ながら集中力を高めており、１球で仕留めるあたりは、選手全員が見習ってもらいたいところであった。

守備では失策が２つ出たが、練習もしてない状態でこの程度で収めたのは良かったと思う。

投球では、最近調子の良かった小野が５つの四死球からリズムをつかめず、苦しい投球となった。しかし２失点はしたものの、自責点は０。明日の試合に備えてほしい。

新人が５人入り、チームに活気が出ている。故障で出場できなかった若い選手も、レギュラー争いを激化させるべく、チームを盛り上げてもらいたい。

　記・鈴木憲