MLBの注目ルーキーランキング2026!過去の日本人選手の順位も紹介
2026年の注目ルーキーランキングには、日本人選手が3名もランクインしています。日本の野球ファンにとっては、これほど見逃せないシーズンはなかなかないのではないでしょうか。
この記事では、MLBが発表した2026年の注目ルーキーランキングの全容を紹介します。各選手の特徴や予測成績に加えて、過去にランクインした大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の情報もまとめていますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
MLBルーキーランキングとは?
MLBのルーキーランキングは、成績予測システム「スティーマー(Steamer)」が算出したWAR(Wins Above Replacement=勝利貢献度)をもとに、その年のルーキー選手を順位づけしたものです。数字が大きいほど価値の高い選手であることを意味します。一般的に、WARが2.0を超えるとレギュラー級、4.0以上でオールスター級の活躍と評価されます。
ランキングの対象は、MLBの新人資格を保持している選手です。130打数、50投球回、または45日間のメジャー登録期間という基準を超えていなければルーキー扱いとなります。
今季注目のMLBルーキーランキング
ここからは、2026年シーズンに向けたMLBルーキーランキングを順位ごとに紹介していきます。
まずはランクイン選手の一覧です。
| 順位 | 選手名 | 予測WAR |
|---|---|---|
| 1位 | 岡本和真 | 2.5 |
| 2位 | トレイ・イェサベージ | 2.2 |
| 3位タイ | チェイス・デロウター | 2.1 |
| 3位タイ | JJ・ウェザーホルト | 2.1 |
| 5位タイ | ノーラン・マクリーン | 2.0 |
| 5位タイ | 村上宗隆 | 2.0 |
| 7位タイ | ババ・チャンドラー | 1.8 |
| 7位タイ | ローガン・ヘンダーソン | 1.8 |
| 7位タイ | 今井達也 | 1.8 |
| 10位タイ | カーター・ジェンセン | 1.5 |
| 10位タイ | ケビン・マゴニグル | 1.5 |
| 10位タイ | ロビー・スネリング | 1.5 |
| 13位タイ | コナー・グリフィン | 1.4 |
| 13位タイ | パーカー・メシック | 1.4 |
1位 岡本和真(ブルージェイズ)
予測WAR:2.5 / ポジション:三塁手
1位に輝いたのは、トロント・ブルージェイズに加入した岡本和真です。読売ジャイアンツの主砲としてキャリア通算打率は.277、出塁率.361、長打率.521という堂々たる数字を残しています。
スティーマーによる2026年シーズンの予測は、22本塁打にOPS.769。攻撃力を示す指標であるwRC+は112と予測されており、これはブルージェイズ内で4番目の数字です。
また、2.5というWARの予測値は、ジェームズ・ウッドやロマン・アンソニーといったすでにメジャーで評価の高い若手選手と肩を並べる水準となっています。
2位 トレイ・イェサベージ(ブルージェイズ)
予測WAR:2.2 / ポジション:右投手
2位もブルージェイズの選手です。22歳のイェサベージは、昨シーズン1Aからスタートしながらポストシーズンで圧倒的な投球を披露し、一躍注目を浴びた投手です。
スティーマーは、「2026年シーズンに146回2/3を投げて162奪三振を記録する」、また「9回あたりの奪三振数は9.9」と予測。先発とリリーフを併用される可能性もありますが、いずれにせよチームにとって不可欠な存在です。
3位 チェイス・デロウター(ガーディアンズ)
予測WAR:2.1 / ポジション:外野手
クリーブランド・ガーディアンズの外野手デロウターは、負傷の影響でマイナー通算138試合の出場にとどまっていました。単年で最も多く出場したシーズンでも57試合と、実戦経験の少なさは将来予測を立てるうえで難しいポイントです。
それでもスティーマーは、2026年には継続的にフィールドに立てるだろうと比較的高く見積もっています。予測では118試合に出場し、497打席で打率.252、出塁率.326、長打率.408、14本塁打。健康状態を維持できるかどうかが最大のポイントになるでしょう。
3位 JJ・ウェザーホルト(カージナルス)
予測WAR:2.1 / ポジション:二塁手
MLB全体5位の評価をされているプロスペクトのウェザーホルトは、セントルイス・カージナルスという伝統あるフランチャイズで、ルーキーイヤーからチームの顔となる可能性を秘めています。
マイナーリーグでは通算打率.304、出塁率.418、長打率.487を記録。昇級を重ねても成績が落ちないという点は、メジャーでも活躍できる確率が高いことを示す好材料です。
メジャーでの予測成績は、105試合で打率.255、出塁率.341、長打率.392、10本塁打。ルーキーイヤーから打線に安定感をもたらす可能性は十分にあります。
5位 ノーラン・マクリーン(メッツ)
予測WAR:2.0 / ポジション:右投手
ニューヨーク・メッツの右腕マクリーンは、昨シーズン48回の登板でエース級の投球を見せた実力派です。スティーマーの予測によると149イニングを投げて防御率は3.71。これはメッツの先発投手陣のなかで2位の数字です。
マクリーンの台頭はチームの総合力を大きく底上げする要素になるはずです。
5位 村上宗隆(ホワイトソックス)
予測WAR:2.0 / ポジション:内野手
東京ヤクルトスワローズから海を渡りシカゴ・ホワイトソックスに加入した村上宗隆が、同率5位にランクインしました。
注目ポイントは、なんといっても予測30本塁打。2026年シーズンに30本塁打以上を打つと予測されている選手はMLB全体でわずか17人しかおらず、その中にルーキーの村上選手が名を連ねているのは驚くべきことです。
一方で、NPB時代から指摘されてきた空振りの多さも予測に織り込まれています。村上選手がこのバランスをどう保つかがシーズンの鍵になるでしょう。
7位 ババ・チャンドラー(パイレーツ)
予測WAR:1.8 / ポジション:右投手
ピッツバーグ・パイレーツの右腕チャンドラーは、昨年8月にメジャーへ昇格して以降、圧倒的なパフォーマンスを見せた投手です。初のフルシーズンでも多くの三振を奪うと見込まれており、スティーマーは160回1/3で146奪三振を予測しています。
ただし、昨年3Aでは制球面の不安定さが目立ちました。 四球をどこまで減らせるかが飛躍のカギを握っています。
7位 ローガン・ヘンダーソン(ブルワーズ)
予測WAR:1.8 / ポジション:右投手
ミルウォーキー・ブルワーズのヘンダーソンは、故障により新人資格を保持したまま2026年シーズンを迎えることになりました。
スティーマーは2026年シーズンに41試合(先発23試合)で145回2/3を投げ、防御率4.17、143奪三振という予測を出しています。昨年の好投が短期間のサンプルであることから予測はやや保守的な数字になっていますが、ブルワーズの投手陣のなかで重要な役割を担うことは間違いないでしょう。
7位 今井達也(アストロズ)
予測WAR:1.8 / ポジション:右投手
埼玉西武ライオンズからヒューストン・アストロズへ移籍した今井達也が、同率7位にランクインしました。
フランバー・バルデスが退団したアストロズにとって、今井投手はローテーションの穴を埋める即戦力として期待されています。しかし、スティーマーの予測ではメジャー1年目特有の適応の壁が見込まれており、153イニングで防御率4.37、9回あたりの奪三振数は8.53となっています。
日本球界のエース級投手が新天地でどこまでやれるのか、シーズンの行方が楽しみです。
10位 カーター・ジェンセン(ロイヤルズ)
予測WAR:1.5 / ポジション:捕手
カンザスシティ・ロイヤルズの地元出身で、MLB全体でも捕手プロスペクト2位に評価されるジェンセンは、攻守両面で高い期待を受ける若手捕手です。
スティーマーの予測では出場77試合とやや控えめですが、これは少ない出場機会のなかでも効率よく貢献できることを示しており、1試合あたりの価値が非常に高い選手であるといえます。
10位 ケビン・マゴニグル(タイガース)
予測WAR:1.5 / ポジション:遊撃手
デトロイト・タイガースのマゴニグルは、MLB.com発表の「2026年の有望株トップ100」で全体2位の評価を得た打撃プロスペクトです。
WARの1.5はチーム5位相当の評価であり、少ない出場試合数を考えれば非常に効率的な貢献が見込まれています。完成度の高い打撃が、メジャーの舞台でどこまで通用するか注目です。
10位 ロビー・スネリング(マーリンズ)
予測WAR:1.5 / ポジション:左投手
マイアミ・マーリンズのスネリングは、チーム再建のなかで台頭が期待される左腕です。
スティーマーは21先発で120イニング、防御率4.04と予測しました。好成績を残すことができれば、マーリンズの次なる柱として長期的な活躍が見込める存在です。
13位 コナー・グリフィン(パイレーツ)
予測WAR:1.4 / ポジション:遊撃手/外野手
2026年の「有望株トップ100」全体1位の逸材です。
スティーマーは、出場試合数を79試合、フルシーズンの出場ではないもののそれでも8本塁打に13盗塁、野手WARチーム4位に食い込むと予測。今後数年でメジャーを代表するスター選手に成長する可能性を感じます。
13位 パーカー・メシック(ガーディアンズ)
予測WAR:1.4 / ポジション:左投手
クリーブランド・ガーディアンズのメシックは昨シーズンにメジャー初登板を果たし、いきなり存在感を示した左腕投手です。
予測成績は23先発、129イニング、防御率4.06。昨年の短い登板で見せた好成績からはやや数字が下がっていますが、シーズンを通じて先発ローテーションで投げ続けるなかでの成長に期待がかかります。
過去にMLBのルーキーランキングにランクインした日本人選手
ここまで2026年のランキングを紹介してきましたが、過去にもMLBのルーキーランキングに名を連ねた日本人選手がいます。
このランキングはファングラフスのスティーマー予測に基づくWARで順位づけされるもので、NPBでどれだけ圧倒的な実績を持っていても、メジャーの環境への適応が加味されるため、必ずしも高い順位になるとは限りません。
それだけに、ランキング上位に入ること自体が日本人選手の高い実力を示す証拠といえます。ここでは、過去にランクインした3名の日本人選手とその後の活躍を振り返ってみましょう。
大谷翔平
2018年シーズン:3位(エンゼルス)
現在ロサンゼルス・ドジャースに所属し、MLBを代表するスーパースターとなった大谷翔平選手は、2018年のルーキーランキングで3位に選出されていました。
投打の「二刀流」としてロサンゼルス・エンゼルスに加入した大谷選手は、スティーマーによる予測で投手として4.3WAR、打者として1.3WARの合計5.6WARが見込まれおり、デビュー前から非常に高い評価を受けていました。
その後の活躍はご存じの通りで、MVP4回受賞やMLB史上初の50本塁打・50盗塁の達成など、ルーキーランキングの評価をはるかに超えるキャリアを築き上げています。
山本由伸
2024年シーズン:10位(ドジャース)
オリックス・バファローズでNPB史上初の3年連続投手四冠という偉業を達成した山本由伸投手は、2024年のルーキーランキングで10位に選出されていました。
実際のルーキーイヤーでは、18登板で7勝2敗、防御率3.00、105奪三振という好成績を残し、NPBのエースがメジャーでも即座に通用することを証明しました。
予測を大きく上回る活躍で、現在ではMLBを代表する先発投手の一人として確固たる地位を築いています。
佐々木朗希
2025年シーズン:8位(ドジャース)
千葉ロッテマリーンズから2025年シーズン前にドジャースへ移籍した佐々木朗希投手は、ルーキーランキングで8位に名を連ねました。メジャー1年目は肩の故障によるの離脱を経験。しかしシーズン終盤に復帰すると見違えるような投球を見せました。
ランキング8位の評価は妥当だったといえますが、今後フル稼働が実現すればさらに上位に食い込むことは間違いありません。今後が非常に楽しみな選手です。