大谷翔平が持つ記録一覧!MLB・NPB時代の記録、獲得タイトルなどを解説
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、投手と打者の「二刀流」で活躍するMLB史上唯一無二の存在です。2024年にはMLB史上初の「50本塁打・50盗塁」を達成し、2025年には二刀流でフル稼働してワールドシリーズ連覇に貢献しました。
2023年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)という史上最高額の契約を結び、MLBネットワークの「TOP100」では4度にわたり1位に選出されています。
この記事では、大谷翔平選手がMLBとNPB(日本プロ野球)で樹立した主な記録と獲得タイトルを一覧で紹介します。今後期待される記録についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
MLBの主な記録
大谷翔平選手がMLBで達成した主な記録を一覧でまとめました。二刀流選手として、打者・投手の両方で歴史的な数字を残しています。
| 記録 | 達成年 | 詳細 |
|---|---|---|
| 日本人選手シーズン最多本塁打 | 2021年 | 46本塁打(松井秀喜の31本を更新) |
| アジア人選手シーズン最多本塁打 | 2025年 | 55本塁打(自身の記録を更新) |
| アジア人選手MLB通算最多本塁打 | 2024年 | 秋信守(韓国)の記録を2024年に更新。2026年1月現在の記録は280本 |
| アジア人選手シーズン最多盗塁 | 2024年 | 59盗塁 |
| アジア人選手シーズン最多打点 | 2024年 | 130打点(松井秀喜の116打点を更新) |
| MLB史上初の50-50達成 | 2024年 | 54本塁打・59盗塁 |
| アジア人初の本塁打王 | 2023年 | 44本塁打 |
| アジア人初の打点王 | 2024年 | 130打点 |
| 近代MLB初の規定投球回・規定打席同時到達 | 2022年 | 166回・666打席 |
| MLB史上初の10登板・20本塁打・10盗塁 | 2018年 | 10登板、22本塁打、10盗塁 |
| 2桁勝利・2桁本塁打 | 2022年 | 15勝・34本塁打。2桁勝利・2桁本塁打は、ベーブ・ルース以来約104年ぶりの偉業だ |
| 4度の満票MVP受賞 | 2025年 | 2021年、2023年、2024年、2025年にいずれも満票を獲得し受賞 |
| 日本人選手1年目シーズン最多本塁打 | 2018年 | 22本塁打(城島健司の18本を更新) |
| 日本人史上初のサイクル安打 | 2019年 | 6月13日タンパベイ・レイズ戦 |
| オールスター史上初の投手・打者同時選出 | 2021年 | 先発投手として登板、指名打者として打席に |
| 日本人最速MLB通算50本塁打 | 2021年 | 997打席(松井秀喜の1393打席を大幅更新) |
史上初の50-50達成
大谷選手が2024年に達成した「50本塁打・50盗塁」は、MLBの長い歴史の中で誰も到達できなかった領域です。それまでの最高記録は「40-40」で、達成者はホセ・カンセコやバリー・ボンズなど歴史に名を残すスーパースターばかりでした。
大谷選手は同年9月19日のマーリンズ戦で6打数6安打3本塁打10打点という歴史的パフォーマンスでこの偉業を成し遂げ、最終的に54本塁打・59盗塁でシーズンを終えました。
近代MLB初の「二刀流での規定到達」
2022年シーズン、大谷選手は投手として166イニングを投げて規定投球回に到達し、打者としても666打席に立って規定打席をクリアしました。近代MLBにおいて、同一シーズンに両方で規定に達した選手は大谷選手が初めてです。
投手としては15勝9敗、防御率2.33、219奪三振を記録し、打者としては打率.273、34本塁打、95打点という数字を残しました。1918年のベーブ・ルース以来、約100年ぶりの快挙です。
日本人選手の本塁打記録を次々と更新
大谷選手はMLB入り後、日本人選手の本塁打記録を次々と塗り替えてきました。2021年には46本塁打を放ち、松井秀喜氏が2004年に記録した31本を大幅に更新。2024年には54本塁打を記録し、MLB通算本塁打数は現在280本でアジア人選手として歴代1位です。
MLBで獲得したタイトル
大谷翔平選手がMLBで獲得した主なタイトルと表彰を一覧にまとめました。
| タイトル・表彰 | 受賞年 | 備考 |
|---|---|---|
| 新人王(ジャッキー・ロビンソン賞) | 2018年 | 日本人4人目(野茂英雄、佐々木主浩、イチロー以来) |
| シーズンMVP | 2021年、2023年、2024年、2025年 | 計4回、全て満票受賞 |
| 本塁打王 | 2023年、2024年 | 2年連続受賞、アジア人初の受賞 |
| 打点王 | 2024年 | 130打点、アジア人初の受賞 |
| シルバースラッガー賞 | 2021年、2023年、2024年、2025年 | 計4回 |
| エドガー・マルティネス賞 | 2021年〜2025年 | 最優秀指名打者賞、5年連続 |
| ハンク・アーロン賞 | 2023年、2024年、2025年 | 3年連続受賞、両リーグ受賞は史上初 |
| オールスター選出 | 2021年〜2025年 | 5年連続選出 |
| オールMLBファーストチーム | 2021年、2023年、2024年、2025年 | 計4回選出 |
| オールMLBセカンドチーム | 2021年、2022年 | 投手として選出 |
| プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク | 複数回 | ア・リーグ7回、ナ・リーグ4回 |
| プレイヤー・オブ・ザ・マンス | 複数回 | ア・リーグ4回、ナ・リーグ2回 |
| ルーキー・オブ・ザ・マンス | 2018年 | 4月と9月の2回受賞 |
| コミッショナー特別表彰 | 2021年 | 歴史的業績を称えて贈呈 |
| AP通信年間最優秀男性アスリート | 2021年、2023年、2024年 | 計3回受賞 |
| WBC MVP | 2023年 | 日本代表の優勝に大きく貢献 |
| ワールドシリーズ制覇 | 2024年、2025年 | ドジャースでの2連覇 |
| NLCS MVP | 2025年 | リーグ優勝決定戦の最優秀選手 |
4度のMVP受賞はMLB歴代3位タイ
大谷選手は2021年に初めてシーズンMVPを受賞し、以降2023年、2024年、2025年と計4度の受賞を果たしています。MVP4度受賞はMLB歴代3位タイで、特筆すべきは4度すべてが満票での受賞だという点です。これはMLB史上初の快挙です。
2024年のMVP受賞は特に歴史的でした。指名打者に専念したシーズンでしたが、50-50という前人未到の記録を達成し、指名打者のみでMVPを受賞したのはMLB史上初のことでした。
アジア人初の打撃タイトル獲得
大谷選手は2023年に44本塁打でアジア人初の本塁打王、2024年には54本塁打で2年連続本塁打王に輝くとともに、130打点でアジア人初の打点王も獲得しました。アジア人選手もパワーでMLBのトップに立てることを証明した画期的な出来事です。
ワールドシリーズ連覇への貢献
2024年、ドジャースに移籍した大谷選手はレギュラーシーズンでの活躍に加え、ポストシーズンでもチームを牽引しました。2025年は投手としても復帰し、二刀流でフル稼働してワールドシリーズ連覇を達成。NLCS MVPにも選出されました。
NPBの主な記録
大谷翔平選手が北海道日本ハムファイターズ時代(2013年〜2017年)に達成した主な記録を紹介します。
| 記録 | 達成年 | 詳細 |
|---|---|---|
| NPB史上初の2桁勝利・2桁本塁打 | 2014年 | 11勝・10本塁打 |
| NPB史上初の2度目の2桁勝利・2桁本塁打 | 2016年 | 10勝・22本塁打 |
| NPB史上初の10勝・100安打・20本塁打 | 2016年 | 10勝・104安打・22本塁打 |
| NPB公式戦日本人最速球速 | 2016年 | 165km/h |
| アマチュア野球史上初の160km/h | 2012年 | 高校3年夏の岩手大会準決勝 |
| 投手と指名打者のベストナインダブル受賞 | 2016年 | NPB史上初の快挙 |
| 高卒3年目で年俸1億円 | 2014年 | 2015年シーズンに向け、2014年12月に記録達成。松坂大輔以来史上2人目 |
| 新人投手初登板最速球速 | 2013年 | 157km/h |
| 高卒新人の開幕戦複数安打 | 2013年 | 53年ぶり2人目(矢ノ浦国満以来) |
| 高卒新人でプロ初勝利・初本塁打達成 | 2013年 | 江夏豊以来46年ぶり |
| NPB史上4人目の40勝・40本塁打 | 2017年 | シーズン通算42勝・48本塁打 |
高校時代から規格外の才能
大谷選手は岩手県の花巻東高校時代から、その才能は際立っていました。2012年夏の岩手県大会準決勝でアマチュア野球史上初となる160km/hを計測し、全国的なニュースとなりました。当時の日本人最速記録は由規投手の161km/hで、高校生がそれに迫る球速を出したことは規格外と言えます。
プロ入りと二刀流への挑戦
2012年のドラフトで、大谷選手は当初MLB挑戦を表明していましたが、北海道日本ハムファイターズが単独1位指名を行い、栗山英樹監督の熱心な交渉の結果、入団を決意しました。日本ハムは「二刀流」育成プランを提示し、多くの批判がある中で栗山監督は一貫してこの路線を支持しました。
プロ1年目の2013年、投手として3勝、打者として打率.238、3本塁打を記録し、オールスターゲームにも出場しました。
NPB史上初の2桁勝利・2桁本塁打
2014年、大谷選手はついに二刀流としての真価を発揮します。投手として11勝4敗、防御率2.61、打者としては打率.274、10本塁打を記録し、NPB史上初となる「同一シーズンでの2桁勝利・2桁本塁打」を達成しました。
2016年にはさらに発展させ、10勝・22本塁打を達成。「10勝・100安打・20本塁打」もNPB史上初で、チームの日本一に大きく貢献しました。
日本人最速165km/hを記録
大谷選手の投手としての武器は、その球速です。2014年に162km/hを記録し、2016年10月のクライマックスシリーズでは日本人最速となる165km/hを計測しました。MLB移籍後も常時150km/h台後半から160km/hを超える速球を投げ続けています。
NPBで獲得したタイトル
大谷翔平選手が日本プロ野球で獲得したタイトル・表彰の一覧です。
| タイトル・表彰 | 受賞年 | 備考 |
|---|---|---|
| パ・リーグMVP | 2016年 | 254票中253票の圧倒的支持 |
| 最多勝利 | 2015年 | 15勝(高卒3年目での達成) |
| 最優秀防御率 | 2015年 | 2.24 |
| 最高勝率 | 2015年 | .750 |
| ベストナイン(投手) | 2015年、2016年 | 計2回 |
| ベストナイン(指名打者) | 2016年 | 投手とのダブル受賞は史上初 |
| 月間MVP | 2016年6月 | 投手として4勝0敗、防御率0.29 |
| オールスター出場 | 2013年〜2017年 | 5年連続選出(2015年は怪我により出場辞退)、4度出場。 |
| 日本シリーズ優勝 | 2016年 | 日本ハムが広島を4勝2敗で下す |
高卒3年目での投手三冠
2015年、大谷選手は最多勝利(15勝)、最優秀防御率(2.24)、最高勝率(.750)の投手三冠を達成しました。22試合に先発し、160.2イニングを投げて196奪三振を記録。一方、打撃は打率.202と振るいませんでしたが、翌2016年には完全復活を遂げました。
史上初のベストナインダブル受賞
2016年、大谷選手は投手部門と指名打者部門の両方でベストナインに選出されました。NPB史上初の快挙です。同年のパ・リーグMVP投票でも254票中253票を獲得し、二刀流としての総合的な貢献が高く評価されました。
日本シリーズ優勝への貢献
2016年の日本シリーズでは、大谷選手は投打両面でチームを牽引しました。第3戦では延長10回裏にサヨナラ打を放ち、チームに貴重な勝利をもたらしました。この勝利をきっかけに日本ハムは3連勝し、日本一を達成しています。
大谷翔平に今後期待されている記録は?
すでに数々の記録を打ち立てている大谷翔平選手ですが、今後さらなる記録達成への期待が高まっています。ここでは、野球ファンが注目する「まだ達成されていない大記録」を紹介します。
サイ・ヤング賞とMVPの同時受賞
サイ・ヤング賞は各リーグで最も優れた投手に贈られる最高の栄誉です。大谷選手はMVPを4度受賞していますが、サイ・ヤング賞はまだ手にしていません。
MLB史上、同一シーズンにMVPとサイ・ヤング賞の両方を受賞した選手はクレイトン・カーショウ(2014年)やジャスティン・バーランダー(2011年)など限られています。大谷選手が二刀流として両賞を同時受賞すれば、野球史に新たな1ページが刻まれます。
2025年シーズンは投手復帰し、14試合で防御率2.87、62奪三振を記録。2022年には15勝でサイ・ヤング賞投票4位に入った実績もあり、フルシーズン投げられれば候補入りの可能性は十分です。
歴代最多MVP獲得
大谷選手は通算4度のMVPを受賞しており、MLB歴代3位タイの記録です。歴代最多はバリー・ボンズの7回。大谷選手は2026年開幕時点で31歳、ドジャースとの契約は2033年まで続くため、今後もMVP級の活躍を続ければボンズの記録に並ぶ可能性があります。
特筆すべきは4度すべてが満票での受賞だという点で、これはMLB史上初の快挙です。5度目を獲得すれば歴代2位タイ、7度目でボンズに並ぶことになります。
三冠王
三冠王とは、打率・本塁打・打点の3部門でリーグトップの成績を収めることです。MLB史上わずか14人しか達成しておらず、最後は2012年のミゲル・カブレラです。
大谷選手は2024年に本塁打54本、打点130でリーグ1位を獲得しましたが、打率.310はリーグ2位で惜しくも届きませんでした。2025年も本塁打55本はリーグ2位でした。
もし達成すれば12年ぶり、アジア人選手として史上初という歴史的快挙になります。打率を上げるため三振数を減らすことがカギとなります。
その他の期待される記録
MLB通算本塁打数は現在280本で、このペースならアジア人選手初の500本塁打クラブ入りも視野に入ります。投手としては通算39勝670奪三振で、通算100勝や1000奪三振も達成可能です。