大谷翔平の2025年のホームラン成績は?2026年の予想についても解説
2025年シーズン、大谷翔平選手はロサンゼルス・ドジャースで圧倒的な活躍を見せました。二刀流として完全復活を果たし、打者としては自己最多となる55本塁打を記録。投手としても62奪三振を達成し、「55-55クラブ」という前人未到の偉業を成し遂げています。
本記事では、2025年シーズンの大谷選手のホームラン成績を詳しく振り返るとともに、印象深いホームランを3つ厳選して紹介します。さらに、2026年シーズンのホームラン数予想や、今後本塁打王争いで競い合うことが予想されるライバル選手についても解説していきます。
2025年の大谷翔平の成績
2025年シーズン、大谷翔平選手は打者として圧倒的な数字を残しました。最も注目すべきは、自己最多を更新する55本のホームランです。この数字は、前年2024年に記録した54本を1本上回るもので、ドジャース球団史上最多記録も更新する歴史的な一打となりました。
ナショナル・リーグでは本塁打ランキング2位となり、わずか1本差で3年連続の本塁打王を逃しました。しかし、その打撃内容は圧巻の一言に尽きます。打率は.282を記録し、OPSは1.014でナショナル・リーグ1位に輝きました。出塁率.396、長打率.622という数字からも、相手投手にとって最も警戒すべき打者であったことがうかがえます。
得点は146でリーグトップとなり、チームの勝利に大きく貢献しました。打点は102を記録し、20盗塁も決めるなど、走攻守すべてにおいて高いレベルのパフォーマンスを発揮しています。
投手としても2025年シーズンは特別な年となりました。2024年シーズンは右肘の手術からのリハビリにより投手としての登板はありませんでしたが、2025年は見事に二刀流として完全復活を果たしました。14試合に先発登板し、47イニングを投げて62奪三振を記録。防御率は2.87と安定した投球を見せ、FIPは1.90という驚異的な数字を残しました。
この結果、ファンやメディアから「55-55クラブ」と称される前人未到の偉業を達成。55本塁打と62奪三振という組み合わせは、MLB史上でも大谷選手しか達成できていない記録です。この二刀流としての活躍が評価され、大谷選手は4度目のMVPを獲得しました。これは3年連続でのMVP受賞となります。
MLBでの通算本塁打数は280本に到達しました。この数字は、MLB歴代本塁打ランキングで202位に相当します。そして最も重要なのは、この280本という数字が日本人選手として歴代トップであるという点です。松井秀喜氏の175本を大きく上回り、日本人としてMLBで最も多くのホームランを打った選手として、その名を歴史に刻んでいます。
大谷翔平の印象深いホームラン3選
2025年シーズン、大谷翔平選手は数々の記憶に残るホームランを放ちました。その中から、特に印象深い3本のホームランを厳選して紹介します。
レギュラーシーズン最終戦(マリナーズ)
2025年9月28日(日本時間9月29日)、敵地シアトルのT-Mobile Parkで行われたマリナーズ戦。この日がレギュラーシーズンの最終戦でした。試合は4点リードで迎えた7回2死の場面。大谷選手は相手左腕ゲイブ・スピアー投手の甘く入った速球を完璧に捉えました。
打球はセンター左方向へ高々と舞い上がり、そのまま観客席へと飛び込んでいきました。飛距離は412フィート(約125メートル)、打球速度は109.5マイル(約176キロ)という豪快な一発でした。
この55号ソロホームランにより、前年に自身が記録した54本塁打を更新。同時に、ドジャース球団史上最多本塁打記録も塗り替える歴史的な一打となりました。驚くべきことに、この記念すべき一発は敵地マリナーズの本拠地で放たれたにもかかわらず、スタンドからは「MVPコール」が沸き起こりました。
このホームランボールをキャッチしたのは、ボーイング社のエンジニアであるトリー・ジェレニックさん(36歳)。生粋のマリナーズファンである彼は「大谷のが捕れた。最高だ!」と笑顔でコメント。記念ボールの価値は数千万円とも言われています。
リーグ優勝決定シリーズ第4戦(ブルワーズ)
2025年10月17日(日本時間10月18日)、ナショナルリーグ優勝決定シリーズ第4戦でのブルワーズ戦。この試合で大谷選手は、MLB史上初となる「1試合3本塁打&10奪三振」という前人未到の記録を達成しました。
まず1回表の第1打席。先頭打者として打席に立った大谷選手は、いきなり先制のソロホームランを放ちました。続く4回表の第2打席でも、再びスタンドへ運ぶ一発を放ちました。そして7回表の第4打席。この打席で放った3本目のホームランは、446フィート(約136メートル)の場外弾でした。
投手としての成績は6回1/3を投げて被安打2、失点0、奪三振10。相手打線を完璧に封じ込めました。MLB史上、同一試合で3本塁打と10奪三振を記録した選手は大谷選手が初めてです。
この歴史的なパフォーマンスにより、ドジャースはブルワーズを下してワールドシリーズ進出を決めました。大谷選手はこのシリーズでシリーズMVPに選出され、この試合はMLB公式から「2025年 伝説の瞬間オブ・ザ・イヤー」にも選ばれました。
2025年 ワールドシリーズ第3戦(ブルージェイズ)
2025年10月27日(日本時間10月28日)、ワールドシリーズ第3戦でのトロント・ブルージェイズ戦。この試合は6時間39分に及ぶ延長18回の死闘となりました。大谷選手はこの壮絶な試合の中で、2本のホームランを含む4安打3打点の大活躍を見せました。
3回裏、大谷選手は相手先発のマックス・シャーザー投手から、ポストシーズン通算7号となるホームランを放ちました。さらに7回裏にはポストシーズン通算8号となる同点ホームランを放ち、チームを窮地から救いました。
この試合で大谷選手は、2本のソロホームランに加えて2本の二塁打も記録。1試合で4長打を放つのは、ワールドシリーズでは1906年以来119年ぶり、史上2人目の快挙となりました。さらに、1試合で9度の出塁はMLBのポストシーズン記録を更新するものでした。
試合後半、相手チームは大谷選手を徹底的に警戒。第5打席以降は4打席連続で敬遠四球を選択され、その圧倒的な存在感を示しました。試合は延長18回、フレディ・フリーマンのサヨナラホームランでドジャースが勝利しました。
2026年の大谷翔平のホームラン数予想
2026年シーズンの大谷翔平選手のホームラン数について、専門家やファンの間でさまざまな予想が飛び交っています。結論から言えば、2025年の55本からは減少する可能性が高いと見られています。その最大の理由は、投手としての登板数が増加する見込みであるからです。
2025年シーズン、大谷選手は投手として14試合に登板しました。しかしこれは右肘手術からの完全復帰初年度ということもあり、球団側が慎重に登板数を管理していた結果です。2026年シーズンは、より多くの先発機会が与えられる可能性が高いと報じられています。
投手としての登板数が増えると、必然的に打席数は減少します。2025年シーズン、大谷選手はレギュラーシーズンで約600打席に立ちました。しかし投手としての登板日やその翌日は、打者としての出場を見送るケースも考えられます。
また、体への負担という観点からも、打撃に全力を注ぎ込むことが難しくなることが予想されます。二刀流を続けるためには、投打両面でのコンディション管理が重要です。
一方で、大谷選手の打撃技術とパワーは年々向上しており、打席数が減っても効率的にホームランを量産できる可能性は十分にあります。専門家の予想では、2026年シーズンの大谷選手のホームラン数は42本から48本程度という見方が多いようです。
最終的なホームラン数は、シーズン中の怪我の有無や、ドジャースのチーム事情によっても大きく変わる可能性があります。ただし一つ確かなことは、大谷翔平選手がMLBで最も恐れられる打者の一人であり続けるということです。
大谷翔平とホームラン数を競うと予想されるライバル
2026年シーズン、大谷翔平選手と本塁打王を争うことが予想されるライバル選手を紹介します。
カイル・シュワーバー
フィラデルフィア・フィリーズに所属するカイル・シュワーバー選手は、2025年シーズンにナショナル・リーグ本塁打王に輝きました。56本のホームランを放ち、大谷選手の55本をわずか1本上回って栄冠を手にしました。さらに132打点で打点王も獲得し、二冠に輝いています。
シュワーバー選手の最大の特徴は、その圧倒的なパワーです。2025年8月28日には1試合4本塁打を記録し、MLB史上21人目の快挙を達成しました。また、左投手から23本のホームランを放っており、これはMLB歴代最多記録です。
打率は.240と決して高くありませんが、出塁率.365、長打率.563、OPS.928という数字からも分かるように、長打力に特化した打撃スタイルです。三振数197は多いものの、四球108を選ぶ選球眼の良さも持ち合わせています。
2025年シーズン終了後、フィリーズと5年1億5000万ドル(約230億円)の大型契約を結びました。32歳という年齢を考えると、あと数年はトップレベルのパフォーマンスを維持できるでしょう。
カル・ローリー
シアトル・マリナーズに所属するカル・ローリー選手は、2025年シーズンに60本のホームランを記録し、アメリカン・リーグ本塁打王に輝きました。MLB史上、シーズン60本塁打を達成した選手は史上7人目という偉業です。
特筆すべきは、彼が捕手というポジションでこの記録を達成したことです。捕手でシーズン60本塁打は、MLB史上初の快挙です。捕手は試合中に膝をついてキャッチングを行うため、足腰への負担が大きく、打撃に影響が出やすいポジションとされています。
ローリー選手は両打ち(スイッチヒッター)で、右投手からも左投手からも安定してホームランを放つことができます。両打ちでの60本塁打は、従来の記録(54本)を大幅に更新するものでした。打率.247、打点125、OPS.948という成績も非常に優秀です。
2025年9月24日、ローリー選手は59号と60号を連発し、その試合でマリナーズは24年ぶりの地区優勝を決めました。28歳という若さで、6年1億500万ドル(約160億円)の契約延長に合意しています。
アーロン・ジャッジ
ニューヨーク・ヤンキースのキャプテンを務めるアーロン・ジャッジ選手は、MLBを代表するスラッガーです。2025年シーズンは53本のホームランを放ち、アメリカン・リーグで2位の成績を残しました。これで2年連続のシーズン50本塁打達成となり、MLB史上7人目の快挙です。
ジャッジ選手の特筆すべき点は、本塁打だけでなく打率も高いことです。2025年シーズンの打率は.331で、キャリア初の首位打者に輝きました。OPSも1.145と非常に高く、打点は114を記録しました。
身長201cm、体重128kgという巨体から繰り出されるスイングは、MLB屈指の破壊力を誇ります。2025年シーズンは152試合に出場し、3度目のMVPを獲得。2年連続でのMVP受賞となりました。
32歳という年齢ですが、体力面での衰えは見られません。2026年のWBCではアメリカ代表のキャプテンに選出されており、世界の舞台でもその打棒が期待されています。
以上、2026年シーズンに大谷翔平選手と本塁打王を競うと予想される3人のライバル選手を紹介しました。2026年シーズンのホームラン王争いがどのような展開を見せるのか、今から楽しみです。