試合結果詳細

シーマーリンズさんとの練習試合。
先発竹田尚が先発したが、2回を投げて被安打５与死球５と大荒れ。
二回までに７点を失い、ほぼ試合が決してしまった。
リリーフした湯浅・竹田匡がその後を無失点に抑え、攻撃陣も毎回のようにチャンスをつくったがなかなかあと一本が出ず、序盤の７失点は重く逆転は適わなかった。

先発竹田尚は、制球が定まらないから置きにいくと痛打されるという負の連鎖。自信がないのか、どうしても探りながら投球しているように見受けられる。能力的には申し分ないのだから、「打てるものなら打ってみろ」くらいの気持ちで、もう少し開き直って投球した方が良いであろう。

ひとつ気になったのは走塁面だ。
ここ最近、走塁面でのボーンヘッドが多い。アウトカウントを間違えて１アウトからのフライアウトで進塁を試みたり、一死２塁で四球で２塁走者がうっかり三進しようとしてアウトになったり……。これらは不要なアウトであり、実に勿体ない。特に１点を争う場面などであったら目も当てられない。
基本的には走者本人がその時の状況を間違えていることが問題なのだが、周囲の責任も重い。
守備時は随分と声が出るようになったが、攻撃時にも同じことが求められる。ベンチやコーチャーが、しつこいくらいにアウトカウントやカウント、状況判断の確認などを走者や打者に対してすることが大切だ。
また、例えばバントやエンドランなどのサインが出た時、打者を一切見ることなく次塁に走る選手も少なくないが、もしもフライが上がってしまったらどうなるか考えたことがあるであろうか？　これもまた、いつも言っているシミュレーションする能力だ。
例えばエンドランのサインが出たら、ただ２塁に走れば良いというものではない。最低でも、「もしも内野の間をゴロが抜けたら３塁を狙えるか？」と外野の守備位置を確認し、「もしも打者が空振りした時の為に良いスタートを切らねば」「もし打者がフライを打ち上げてしまったら、すぐに帰塁できるよう」打つ瞬間の状況を自分の目で確認しなければならない。
その辺りの意識がまだまだ足りない。
今後の試合、特に攻撃時、打順が回ってこないからとベンチでのんびり休むのではなく、しっかり試合に集中し、打者や走者への指示を全員が行なうよう心掛けてもらいたい。