試合結果詳細

私設リーグ戦。
GBは、今期投手陣の柱として成長を期待してる竹田和が先発。
立ち上がりから制球を意識し過ぎてか、投球に本来のスピードやキレが見られず、得点こそ許さなかったが苦しい展開。
その後、本来の投球に戻りつつあった三回一死後、もったいない連続失策などでリズムを崩すと連続四球や適時打で3失点（自責点0）。ここの失点が大きく響き、開幕2連敗を喫してしまった。

不運にも今回は負け投手となってしまったが、竹田和の投球内容については、概ね合格点を与えられるものであったと言えるであろう。初回からしっかりと腕を振り、その上でもう少し制球力をつけて四死球の数を減らし、また低目中心に投げ込むことができるようになれば、現エースの小島とその座を争える投手に間違いなくなれる筈だ。期待したい。

打撃面、安打は竹田匡の遊撃手内野安打1本のみ。
相手投手はそれなりに良い投手ではあったが、前回の試合同様、やはり自分のポイントに呼び込んで自分のバッティングができている打者がほとんどいないのが課題であろう。それさえ出来ていれば、恐らくもう少し違った展開になっていた筈だ。

また今回、四死球数は８。これは、数年前のようにボール球に手を出して凡打になるといった場面はほとんど見られなくなり、また球の見極めもできるようになっていることを表しており、良い傾向だ。
しかし、８四死球（及び敵失での出塁2回）を選んでおきながら、得点が2だけというのは少々物足りない。
例えば三回、敵失と盗塁で無死2塁で一番打者のチャンス、走者が飛び出してタッチアウトになってしまった。ここは何が何でも、最悪でも一死3塁をつくらねばならない場面だ。しかも打線はクリーンナップへと繋がっていく。
そう考えると、走者はあまり無理をし過ぎない範囲で次塁を狙うべきであった。
その走者の走塁ミスを責めるということではなく、あくまでもこれは喩えであって、常に選手全員がその時々の状況を理解し、「ここはちょっと無理してでもいくべきところ」「ここは打者のチャンスメイクに期待するところ」などと判断していかなくてはならないであろう。またそういった確認作業もコーチャーたちの大切な役割りの一つであることを知っておいてもらいたい。