試合結果詳細

【春大会1回戦】
全体的には締まった内容で、破れはしたが、決して悪い試合ではなかった。
相手の、全体的に若くて高い身体能力と勢いを持つチームカラーに対して受け身になることもなく、試合全体を通して良い緊張感に包まれ、そこそこGBらしい野球はできたのではないか、と思う。
但し、今回の相手のようなチームに勝利する為には、まだもう少しチームに欠けている部分があることも事実。
それは「出塁率の低さ」。
この試合でのGBの出塁は、単打3本と四死球2つ、敵失1つの6回のみ。
一方相手チームの出塁は、二塁打2本、単打3本、四死球6つ、敵失1つ。
二塁打2本と四死球4つ分の差が、結果として表れたと言える。
長打の差は結果の問題、また投手がそれなりに良ければ安打の数にも限界がある。
その中で如何に粘って四死球での進塁ができるか、また如何に敵失を誘い出して出塁することができるのか、が大きな分岐点となる。
例えば相手チームの6つの四死球のうち、2ストライクまで追い込まれてからのものは実に4つ。0ボールまたは1ボール2ストライクから粘って歩いたものが2つ。
GBは四死球2つだが、竹田洋が3ボール2ストライクからファールで粘って歩いた一つのみ。2ストライクから3球以上ファールなどで粘って投げさせたのは僅かに5回。相手投手のコントロールが良かったこともあるが、粘りが足りなかったことは否めないであろう。
またアウトになるにしても、ゴロアウトは5つのみ。三振が9つ（うち見逃しは4つ）、フライアウトが7つと、全体を通してアウトのなり方も悪かった。
相手失策や四死球を誘い出すことのできる、粘りやいやらしさの技術を身につけることができれば、恐らく今日のような若いチームにほころびをつくることもできたかもしれない。
投手に関して言えば、後藤も守屋も、内容的には悪くはなかった。
但し後藤に関して言うと、打者22人に対して3ボールになったのが9回あった（守屋は打者9人中1回）。また初球ボールが15回（打者22人中）。自らカウントを悪くして苦しくなってしまっている傾向が見られたのが勿体無い。逆の言い方をするならば、それでよく3失点に抑えたと思う。
今後、より自分自身の中で楽に投球の組み立てができるようにするには、初球の入り方を重要視すると良いと考えられる（打たれた安打も、2ボール3ボールになってストライクを取りにいったところを打たれている）。

などと辛いことばかり書いているようだが、以上の点を改善することができれば、秋の大会はかなり期待できると考えられる。頑張りましょう。
とりあえず、今後のチーム目標として、全ての試合において「打者は全アウトの半分はゴロアウト（7回戦の場合は全部で21アウトなので、11個以上）」と「投手は全対戦打者への初球、2/3はストライクから（ちなみに今回は、全31打者に対して12個のみ）」を当面目指していきましょう。