試合結果詳細

【武蔵野東京リーグ緒戦】
なんとか勝つには勝ったが、どこかでもう一つ歯車が崩れていたら、どうなっていたか判らない試合内容。
走塁ミスなどによって「得点できる状況で無得点」といった場面が数回あり、特に序盤ではあと２～３点は取っておきたかったところ。
初回～二回こそ良い雰囲気での出塁が見られたが、三回以降五回までは、せっかく無死走者を出してもフライアウトや三振によって進塁打も打てない状況だったのは大きな課題（打者13人中、三振６つ、フライアウト３つ）。リードしていることで気持ちに隙が出来たのか、力任せにスイングする場面が多く見られ、結果、後半の接戦に繋がってしまった。
相手の二番手投手は確かに良かったが、転がせない相手ではなかった。前回の練習試合の対戦投手に対して見せたような、センターより右側にコンパクトなバッティングを心掛けていれば、もう少し楽な展開になったと考えられる。
とは言え、幾つかの大きな成果もあった。初スタメンマスクの植松は期待以上の動き、また全体的な守備面でも送球エラー一つだけと、バックが何度も投手を助けていたことは評価できる。それに加え、投手矢野の復活登板も、まだまだ手探りではあったものの、１イニングを無失点に抑えられたことは、本人にとってもチームにとっても非常に大きい。今後の更なる復活に期待したい。
そして、かなりの暑さの中、全体的に集中力を切らすことなく、良い緊張感を維持しながらプレイできたことも、チームとして大きな収穫だったと言える。
次戦以降、選手それぞれが、その場面ごとに自身に与えられた役割りをしっかり理解し、もっと全体的に「いやらしさ」のあるプレイを実践することができれば、リーグ戦の上位に喰い込むことも夢ではない。