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公式戦

2011/9/25(日) 15:00〜

チームロゴGB baseball team

負け

4-6

陵南公園グラウンド

チームロゴ港北マンスリーユナイテッド
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 0 0 0 4 0 0 4
チームロゴ 港北マンスリー… 3 0 0 0 0 3 6

矢野

HR

-

コメント

結果だけ見ると「惜敗」といった感もあるが、実際には勝手に自滅して敗れるというGBの悪いパターンのダメダメな試合であった。

特に打撃面において、選手全体的に「考え」がなさ過ぎた。前回の試合でもそうだったが、「ただ打席に入ってただ来た球を打ち返しているだけで、そこに何の意図も感じられない」といった打者が多い。というよりほとんどがそうだ。
全員が初回から、センター方向に向けて球に逆らわず上から叩きつける打撃を実践できていれば、今のGB各選手の弱小打撃力でも、楽に倍以上……恐らく二桁得点を上げることも充分にできていたであろう。
また、5回にはたまたま打線が繋がって一挙4点を重ねたが、他の6イニング中5イニングでも走者を出しているにも関わらず、三振やフライアウトなどばかりで、全く走者を活かそうという工夫が感じられなかった。最低でも進塁打を打たねばならない場面はその6イニング中に8回あったにも関わらず、進塁打は植松・大井のゴロアウトによる二つのみ。それ以外は、三振4つとフライアウト2つ。これでは勝てる試合も勝てない。ネギ背負って打席に入り、相手投手を喜ばせてあげているようなものだ。
時々「ウチのチームは打撃力が弱いから、もっと打撃練習を増やしたい」という意見を聞くこともあるが、「考えながら課題を持って打撃練習に取り組む」という姿勢が個々の選手に欠如していることから、正直なところ、今のままではいくら打撃練習に時間を多く費やしたところで、大して効果的とは思えない。前の試合のコメントでも書いたが、せいぜい月に1~2回の練習でいくら打撃練習を行なったところで、大幅な打撃力アップは期待できない。練習での打撃練習は、個々の「課題(弱点)克服」や「考えるバッティング」を試す場だ。基本的な部分についてはそれぞれが個々に時間をつくり、素振りやバッティングセンターへ行くなどの工夫をしてレベルアップに努めてもらうことが前提である。

守備面ではそれなりに集中しており、概ね悪いところはなかったと考えられるが、それでも幾つか課題はあった。
ここではあえて、それらの中から二つ、記録には残らない「失策」を例に出しておこう。
一つ目は、3回の無死2塁の場面。先発矢野が相手打者を空振り三振に切って取ったものの投球がショートバウンド、打者が一塁に走り出した際、捕手植松の対応が遅れ、一塁に生かしてしまった。記録上は一塁手塩澤の失策だが、実際には植松の失策と考えられるプレイだ。その後の投手と内外野陣の頑張りによって失点はなんとか免れたが、このような無駄なピンチは、状況判断・予測ができてさえいれば起こり得ない筈だ。「無死で走者が一塁にはいない(走者は二塁)、そして2ストライク」という状況を判断し、「空振り三振ならば振り逃げもあり得る」ということを事前にシミュレーションしていれば慌てることはなかった筈だ。勿論、植松を責めている訳ではない。植松については、まだ捕手(というより野球)を始めて間もないことから、そこまでを望むのは酷なことだと思う。だが、常に1球ごとに状況は変化し、その度にそのカウントごとの状況判断・予測が必要であるということを理解して臨む姿勢を持つことは大切だ。「できるできない」ではない。できなくても構わないので「やってみる」ことが大切なのだ。植松には捕手として(と同時に野球選手として)のセンス・能力共に高いものが備わっていると考えられる為、今回の判断力の甘さ・足りなさを自覚し、次に繋げていってもらいたい。
もう一つは、同じく3回、振り逃げで無死1・2塁とピンチが広がった状況で、ライトに鋭いライナー性の打球が飛び荒が捕球、その後飛び出していた走者を刺すべく一塁に送球した場面(結局一塁走者はセーフ)。ここでは、やはり野球初心者の竹田匡を例に出す。打球が飛んだ際、一塁走者は一二塁間ハーフウェイで打球の行方を確認し、荒が捕球するのとほぼ同時に一塁に戻り始めていた。だがこの時、実は二塁走者は打球の行方を追わずに三塁ベース手前まできており、荒が捕球した後、二塁ベースに入っている竹田匡に送球していれば、悠々アウトになる筈であった。この時、荒に対して「二塁」を指示していたのは三塁手の湯浅だけで、他からの指示は出ていなかったように思える(少なくとも私には聞こえなかった)。仮に出ていたとしても「一塁」への指示であった筈だ。三塁手からの声は、どんなに頑張ったところで打球処理中の右翼手の耳にはなかなか届かない。また二塁手大井は中継に入る為に走者を見ることはできない。そうなると、一番近くにいて、声での指示を出さねばならないのは遊撃手の竹田匡なのだ。この場合、遊撃手は二塁ベースカバーに入りつつそれぞれのランナーの位置を確認し、右翼手に対して「どこに返球するのが最も効果的か」を伝えなければならない。この時、竹田匡がどういった指示を出していたのかは判らない(もしくは出していない?)のだが、少なくとも二塁走者の確認はしていなかったように感じたので、そこが竹田匡にとって今回新たに見つかった課題の一つだ。彼もまた野球については始めたばかりだし、できなかったことを責めるつもりはない。だが、「そういった役割りが遊撃手にはあるのだ」ということを認識し、今後の糧にしてもらいたいということから、今回ここに例として記すに至った。
このように野球の守備時には、カバーリングや声の指示・連携など、上手い下手とは関係ないところでも、色々と「頭」で動かなければならない場面が多く存在する。
ここではたまたま野球初心者の二人の例を挙げたが、これは何もこの二人だけに限っての話ではない。初心者でなくてもできていない選手も少なくはない(つうか多い)。チームメンバーのほぼ全員が、毎試合必ず、何らかの状況判断力不足を抱えているのだ。だから勝てない。その辺りを充分に自覚し、試合が終わる度(仮に勝ち試合であっても)に、しっかりと個々で課題を確認~反省する必要がある。もしもその反省材料が自分では見えない場合は、いつでも監督・主将・コーチなどに確認してもらいたい。必ず課題があるし、現時点では全員にそれぞれ細かく伝えることはしていないが、訊かれればいくらでも答えられる。監督・主将・コーチの存在価値をもっと積極的に活かそうとする姿勢も、まだまだGBには足りない。上手くできなくても良い。だが「頭で動く」ことへの意識は、選手全員がもっともっと強く持って取り組んでもらいたい。

小言ついでに、最後にもう一つ言わせてもらおう。最近よく選手の間から「勝ちたい」という言葉を聞くことがある。だが、ただ「勝ちたい勝ちたい」と言葉にするのは簡単だが、その為には、「自分自身がその場で何をするべきなのか」「また果たして本当にそれができているのか」「できていないならばそれを実践する為には何が足りていないのか」といったことを個々の選手が自覚して考え、また行動に移すことが先決である。勝ちたいのは皆一緒だ。だがはっきり言って現状のGBでは、「勝ちたい」という言葉が薄っぺらいものにしか聞こえない。その為に必要な考え方や姿勢・行動が、選手個々の中でまだまだ追いついていない。「勝つ」為の個々の責任・役割りといったものを自分がどれだけ果たせているのか、をまずは考えるべきだ。言葉を放つ前にまず個々の中で「考える野球」を意識することが最優先課題なのである。仮に技術面が今と大差なくとも、そこが変わるだけで相当違った展開が期待でき、また勿論、それに伴って勝率も格段にアップする筈である。


ともあれ、今期の公式戦はこの試合で終了。
総括的な話をすると、技術的な部分でのチーム力は間違いなく向上しているので、全員がもっと自信を持って良いと思う。その上で、来期の更なる飛躍に向けて、「1球1球考える野球」に挑戦していくことが大切。その為の失敗を恐れる必要はない。また、そういった課題を持った上での失敗を責めるようなことも一切しない。失敗しない勉強より、失敗しながら覚える勉強の方が必ず実を結ぶ筈だしね。

GBはかなり良いチームに近いところまできています。私個人的には、このままいけば近い将来に必ず、チームにとって非常に良い結果が現れると確信しています。皆で頑張っていきましょう!

【湯浅】

# 選手名
8 竹田匡
3
16 竹田尚
15 荒井
22 塩澤
14 矢野
27 植松
10 竹田兄
30 湯浅
23 守屋
9 矢島
6 大井
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
8 竹田匡 先発 1 4 4 1 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0
3 先発 2 5 4 1 0 2 1 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
16 竹田尚 先発 3 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 代走 3 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 4 3 3 1 0 1 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0
14 矢野 先発 5 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
27 植松 先発 6 3 3 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 先発 7 3 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
30 湯浅 先発 8 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
23 守屋 守備 8 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
9 矢島 先発 9 - 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 先発 10 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
14 矢野
23 守屋
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
14 矢野 51/3 0 5 4 - - 7 0 2 1 0 0 0 1
23 守屋 - 02/3 0 1 1 - - 1 0 0 1 0 1 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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