試合結果詳細

2011年最終戦。
まぁ慣れないダブルヘッダーの2試合目で疲れがあったり、12月後半の寒風吹きすさぶ中だったりという悪条件も重なっていたので、あまり無下に否定はしたくないところではあるのだが、その辺りを差し引いて考えたとしても久々に酷い試合内容であった。とても１試合目と同じチームの試合には思えなかった。
登板した投手陣は、軒並み球が高く痛打を浴び、守備面でも途中から緊張感が完全に途切れた状態となり、普段なら考えられないようなボーンヘッドが幾つも飛び出した。
確かに助っ人3名が内野に入っていたこともあり、いつもと同じような感覚での守備をするのは難しかったということはあるだろう。しかしそれは第一戦目も同じ条件だった訳で、言い訳としてはチト苦しい。集中力が途切れる言い訳にはならない。少なくとも3回途中までは、先発守屋の調子も悪くて打たれる展開であったにもかかわらず、それなりに集中して傷口を最小限に留めることができていたが、4回以降は、もう試合そのものを諦めてしまっているような展開に見えた。
確かに一日2試合は集中力を保つという意味でも厳しいところもあるのだが、それは相手も一緒だ。より一層、「勝ちたい」という気持ちを前面に出したプレイを求めたい。
打撃面に関しては、相手投手の適度に荒れている投球に見事にハマってしまった印象。大振りが目立ち、三振やポップフライアウトが非常に多かった。これまた前の試合でも述べた通り、全く「なんとしてでも出塁するんだ！」という気持ちや工夫が感じられなかった。

まぁ「2011年の膿を出し切った」と考えながら、2012年の躍進に期待したいと思う。

全体的なことを総括するに、GBのチームとしてのまとまりや個々の技術面での進歩は間違いない。勿論、打てなさ過ぎる打撃面などといった課題も多いが、ようやく「試合をつくれる」形は、なんとなく構成され始めているといった印象だ。
あとは、この最終戦で見えた課題の通り、大きくは「如何に集中を切らさないか、特にインプレイ中は常にその時々の状況を把握して隙を見せないでいられるか？（その為にも、常に声掛けを行なっていることが重要）」「打席では、どれだけ出塁するということへの気持ちや姿勢を前面に出すことができるか？（その為には、結果的にできなくても良いので、常に創意工夫をしようとすることが重要）」の2点の克服が、2012年の飛躍に繋がるであろう。
勿論、それとは別に、個々に素振りなどを行ない、それぞれの技術的な部分も高めていかなくてはならない。
2012年のGBに期待したい。
今年もよろしくです。