試合結果詳細

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公式戦

2012/4/30(月) 9:30〜

チームロゴGB baseball team

負け

2-17

狭山鵜ノ木運動公園

チームロゴマーロンズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 1 0 0 0 1 0 2
チームロゴ マーロンズ 1 0 2 0 3 11 17

守屋

HR

-

コメント

私設リーグ第三戦。
リーグ首位のマーロンズとの対戦ということもあって、簡単に勝てるような相手ではないことは事前に判っていた。如何にしつこく繋いで少ないチャンスをモノに出来るか、また如何に集中して守ることで失点を最小限に留めることが出来るかが鍵となる試合であった。そういった意味でも、ここ最近の試合に見え隠れしつつある「GBらしさ」が本物になりつつあるのかどうかを試すにはもってこいの試合だ。

結果、2対17という大敗。
但し、結果だけ見ると「まだまだ全然本物ではなかった」ように考えられるが、そうでもない。少なくとも5回までは、非常に締まった内容の良い試合展開だったと言えるであろう。そもそも与四死球10に失策9では話にならない。勿論、それ以外にも課題は山積であるが、それでも、なんとかかんとか5回までは集中して守り抜いていた。相手の長打コースの打球に対しても中継プレイがしっかりと機能しており、例えば三塁打コースを二塁打に抑えたり、また走者の得点を阻むプレイも随所に見られ、その辺りについてはかなり相手にプレッシャーを与えられるレベルにまで成長していると言えるであろう。

しかしその中でも、もう一歩上を目指すに当たって、ほとんどの選手に決定的に欠けている部分もある。
「シミュレーションに対する意識」だ。
例えば3回。1アウト三塁の場面、打者の放ったライトフライに対して、右翼手荒井は捕球と同時に本塁に向けてダイレクト返球を行ない、走者のタッチアップを阻止(三塁に足止め)することが出来た。これはこれで「良いプレイ」に映るし、実際にこの場面では良いプレイだったのであるが、後で本人にランナーが三塁にしかいなかったからダイレクト返球を選んだのかを確認したところ、「そういう訳ではなく、ただ三塁ランナーを刺すことだけを意識していた」との返答があった。その際に本人にも告げたが、それではダメなのだ。
もしもその局面で一塁にランナーがいた場合、中継の一塁手も捕球できないような高い送球をしてしまっていたら、楽に一塁ランナーの進塁を許すことに繋がってしまう。たまたまランナーが三塁だけだったので事なきを得て「良いプレイ」となったが、場面が少しでも違っていたら「記録には残らないエラー」と言われても仕方のないプレイになってしまうのだ。
野球というスポーツには、投球一球ごとにインターバルが存在する。そして、このインターバルは決して無駄な時間なのではなくて、それぞれの選手(守備側だけではなく打者や走者時も含めて)にとって、次のプレイをシミュレーションする大切な時間なのである。その時の走者の有無、アウトカウントにボールカウント、打者の特性、風向き、周囲の選手の守備位置などをしっかりと頭に入れた上で、様々な打球の種類を想定し、それぞれどのように自分が動くべきなのかを反復して考える時間、更にはシミュレーションすることによって良いイメージをつけて次の展開に臨む為の時間なのだ。それが出来ているか出来ていないかによって、まず打球などに対する反応の一歩目が変わる。そして予測していれば、打球に対して冷静に対処することが可能となり、失策する確率も相当に低くなる。「練習におけるノックの時は捕れるのに、試合だとついエラーしてしまう」という人には、このシミュレーション力が足りていないのだ。
先程例に出した右翼手荒井だけがどうのこうのという話なのではなく、試合を見ていてこのシミュレーションをちゃんとやっていると感じられる選手は、残念ながらGBにはほとんどいないというのが現実だ。これは簡単に身につくものではないかもしれないが、最初から出来なくても構わないのでシミュレーションをしてみる「意識」は全員が持つようにしてもらいたい。いずれ必ず出来るようになる筈だし、一度出来るようになれば、それがどれだけ大切なものであったかも理解してもらえるであろう。

他に、今回の試合について気付いた点を幾つか列記したい。

・挟殺プレイ
やはり今回も、せっかくの挟殺のチャンスをモノに出来ず、無駄な失点を招く結果となってしまった。この辺りは、中継プレイなどと同様に、繰り返し練習を行なっていくことで極めていくしかないであろう。その為にも、極力練習への積極的な参加を願いたい。

・クイック投球
走者を背負った際、バッテリーが難なく盗塁を許してしまうのは、守っている野手にとって非常にモチベーションが下がる出来事の一つだ。それを防ぐ為にも、今期はGBの中で最も肩の強い竹田尚を捕手に転向させたのだ。だが、幾ら捕手の肩が強くても、投手の協力なくして走者を刺すことはできない。投手陣は、走者を背負った際にはクイックで投げることを大前提と考えてもらいたい。「クイックだと球が軽くなったりコントロールが定まらなくなる」という意見も耳にしたが、それであれば、クイックでも球が軽くならずにコントロールも定まるように練習をするのみだ。
例えばこの試合で言えば先発した守屋の場合、一塁に出た走者(二塁に走者がいない場合)全員に盗塁を許している。しかも、決して良いスタートではなかったにも関わらず、捕手が二塁に送球することを諦めざるを得ない程に大きなゆったりとしたフォームで投球してしまっていた。これでは後ろを守る野手が集中力を保つのが困難となり、余計な失策を産み出すことに繋がり兼ねないし、失点の確率もグンと高まってしまう。投手の役割とは、良い投球をして打者を抑えることだけではないのだ。野手の一人として、走者に対しても如何にアウトに出来るかを考えなくてはならない。

・失策の多さ
決して消極的なエラーではないとしても、失策数9はさすがに多過ぎる。その中でも三塁手の松橋の失策が5。これではなかなか失点を抑えることは出来ない。決して下手な訳でもないし(むしろ上手い)彼を責めるつもりはないが、前述したシミュレーションが出来ていれば結果はもう少し違ったのではないかと思う。
元々彼の行なっていたソフトボールと違って、軟式野球の場合、打球が軽くて弾みやすいし、また変な回転もかかりやすく、その分微妙なバウンドの変化も多い。そして今回登板したGBの投手3名ともに、速球で抑えるタイプではなく打たせて捕るタイプだ。つまりは三塁方向に強い打球が飛びやすい。と考えた場合、もう数歩後ろで守って、余裕をもって打球処理にあたった方が良かったのかもしれない。そういったシミュレーションをしながら、失敗しても全く構わないので色々と試してみて、軟式野球における自分なりのポジショニングを確立していくことも大切だ。そしてこれは、やはり選手全員に言えることなので、他人事として捉えるのではなく、それぞれ自身のプレイを省みてもらいたい。
松橋については、彼の守備能力の高さは疑う余地もなく、即戦力としての期待が何ら変わることもない。但し、その高い能力を最大限に活かす為にはどうしたら良いのか、を試行錯誤の中から見つけ出していってもらうことを大いに期待したい。

・相変わらずの貧打
相変わらず打撃面での課題が多い。
とにかく自分のポイントで打てている打者がほとんどいない。毎度書いていることなのでここでは細かいことは省く(これまでの試合コメントを再度しっかりと読み返してもらいたい)が、まずはほとんどの選手が試合で自分のバッティングを出来ていない。これはつまり全くの素人が打席でバットをブンブン振り回しているのと何ら変わりはない。幾らバッティングセンターで120kmの球をパカパカ打てたって何の自慢にもならないことにそろそろ気付いてもらいたい。よく「球が遅過ぎて合わない」という言い訳を聞くが、それはつまり「私はバッティングの基本が全く出来ていません」と自ら言っているのだということに気付くべきだ。ちゃんとした基本さえ出来ていれば、球は遅ければ遅い方が合わせやすいのだ。振り急いでしまうことは恥ずべきことだという認識を強く持ってもらいたい。


まだまだ細かいところで書き足りない部分はあるのだが、まぁその辺りは追々練習や試合の場面で指摘していきたいと思う。
いずれにせよ今のGBはまだまだ発展途上の未完成品なのであり、個々の選手が失敗を恐れずに色々と自分を試すことの出来る場である。これは選手個々にとってチャンスでもあるのだから、グラウンドにおいて存分に自分を表現してもらいたい。そんな中、気付いたことは今後もドシドシと指摘していくが、それは決して「非難」なのではなく、もう一歩上を目指してもらう為の指針として受け取ってもらえればと思う。頑張りましょう。

# 選手名
16 竹田尚
30 湯浅
8 竹田匡
14 矢野
6 大井
22 塩澤
17 松橋
29 濱野
15 荒井
2 二木
3
23 守屋
10 竹田兄
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
16 竹田尚 先発 1 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
30 湯浅 先発 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
8 竹田匡 先発 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
14 矢野 先発 4 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 守備 4 2 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 5 3 3 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 6 3 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
29 濱野 先発 7 - 3 3 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 8 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 二木 先発 9 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0
3 守備 9 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 10 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 守備 10 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
23 守屋
10 竹田兄
30 湯浅
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
23 守屋 30/3 0 3 0 - - 2 0 1 3 0 0 3 1
10 竹田兄 - 21/3 0 9 3 - - 5 0 1 4 0 0 0 2
30 湯浅 - 02/3 0 5 0 - - 1 0 0 3 0 0 0 3
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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