試合結果詳細

本来は私設リーグ戦の予定であったが、相手チームの都合で当日になって練習試合に変更された。
また私（湯浅）はこの日、体調不良で試合に参加することが適わなかったこともあり、今回のコメントはスコアブックのみを見た上でのコメントとなることを、予めお断りしたい。

まず、三振の確率が非常に高いイメージだ。4回で6三振。空振りなのか見逃しなのかは記されていない為に判断できないが、3ボールまで投手に投げさせた機会が6度あり、その結果内訳としては四球が3つ、三振が3つ。制球力にあまり自信のない投手が相手であったと考えられることからも、3ボール2ストライクからあまり難しいコースに変化球などで三振を取りにくるとは考え難い。それを打ち切れずに三振してしまうところに、今のGBの弱さを垣間見ることができる。勿論、見逃し三振をしていたとするならば、それはそれで持っての外な話である。
そんな中、新人の山崎は、1ボール2ストライクに追い込まれた後、ファールを2つ放って粘った後、逆らわずに右に安打を打っている。こういった追い込まれてからも粘る姿勢が、選手全員にもっと浸透することが大切だ。

また無死または一死でランナーが出塁している場面で、次打者以降が進塁打を一つも放てていないのも気になる。少なくとも3回の進塁打を打つ機会があったようだが、結果は三振・外野フライ・内野ゴロフォースアウト。これでは6人出た走者全員が残塁となってしまっているのも必然だ。
例えば三割打者が続くとしても、二人の三割打者が連続安打を打ってチャンスを広げられる確率は9％だ。更に次の三割打者も安打を打って打点を稼げる確率となると僅か2.7％だ。それが、決して全体の打率が高いとは言えないGBにおいては、更に低い確率となってしまう。そんなチームが得点力をアップさせる為には、打席に立った打者は「如何にアウトになるか？」を考えることが大切なのだ。
ここ最近は口を酸っぱくして言っているが「シミュレーション」だ。
守備時には、あり得るプレイを幾つも想定しながら、それぞれ最も最高のプレイをイメージすることが大切だ。そして打撃時には、逆に「自分は最低限何をしなければならないのか？」というプレイをイメージすることが大切なのだ。
その辺りの意識を更に深化させることが、GBの底力アップに繋がるのである。