試合結果詳細

一覧へ

公式戦

2012/7/8(日) 11:00〜

チームロゴバックドロップ

負け

11-2

西寺方グラウンド

チームロゴGB baseball team
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ バックド… 4 2 0 5 11
チームロゴ GB b… 0 0 2 0 2

小島

HR

-

コメント

直前までかなりの大雨が降っており、集中力を保って試合に臨むことが困難な試合ではあったが、それは相手チームも一緒。結局は序盤から守備の乱れが響いて先制を許し、ようやくの反撃ムードも大切な場面での失策が連続しての大敗。
11失点を喫しながら初先発小島の自責点は1であることが、如何に集中できていなかったかを物語っている。
「集中する」ということの意味は、決して「最初から最後まで気を抜くな」という意味ではない。試合中の数時間を常に集中することなど、プロでも難しい。
例えば、練習の際に「シートノック(実際の守備位置につき、アウトカウントや走者の状況を想定したノック練習)」をやることがある。その時は皆、集中すべきタイミングでちゃんと集中できているのだ。これと同じことができれば良い。
つまりシートノックの場合、まず必ずノッカーがどこかに打球を飛ばすことが前提であり、打つ瞬間には皆、低い姿勢をつくって、幾つかのパターンをイメージしながら打球を待つ。しかも「こっちに打ってこい!」と言わんばかりに自分のところに打ってくれるのを望んでいる。だから、いざ飛んできた場合でも、ある程度冷静に対処ができ、妙な失策が出ることは少ない。また、周囲からしっかりと指示の声が飛ぶ為、送球先などの判断を誤ってしまうことも少ない。
これが試合になると、なかなかうまく回転していない。集中するべきタイミングで集中できていない選手、声の指示が出せていない選手が多い。
練習と試合とでは、勿論その雰囲気も緊張度も違うことは否定しないが、全くの別物であってはならない。練習での自身の動きが100%であるならば、せめて試合でその80%の実力を出すことできるようになれば、このような結果となることはない筈だ。
そういったマインド面のセルフコントロールは簡単なことではないが、技術的な部分を一層向上させることよりは難しくない。
次戦では試合の勝敗を気にし過ぎることなく、それぞれがシートノックの場面とオーバーラップした形での守備を意識してみてもらいたい。

ちょっと話は逸れるが、私がGBの監督をしていて常に意識していることは、「勝たなくてはならない」という気持ちではなく、せっかくの月数回の草野球なのだから「楽しんで勝ちたい」という気持ちを持つことである。「勝たなくてはいけない」という考え方では、最初から自分たちに要らぬプレッシャーをかけてしまいがちになり、その中で充分な実力を発揮することは難しい。それよりも、「楽しんで勝ちたい」気持ちを持つことで、「チームの中で自分がどんな働きをすれば点が取れるか?」「ここで自分がうまく打球を処理すれば、大きなピンチを切り抜けられるチャンスだ!」などといったプラスの考え方が芽生えやすい。
特にここ1~2年のGBは、「勝つ」ということへの意識が強過ぎて固くなってしまっている感がある。もう少し気を抜いて(手は抜いてはいけない)、「草野球を楽しむ」という姿勢で試合に臨むことができれば、またちょっと違った結果が見えてくるのではないかな、と考えている。

話が少々ずれたが、試合についての考察に戻ろう。
個々の目立った選手については、まずこの試合、小島が初登板初先発となった。約1年近くのブランクがあったとのことだが、その割には低目にコントロールされた球が多く、今後、四死球の数がもう少し減っていけば、充分な活躍が期待できる内容であったと言えよう。GB投手陣に、また一つ大きな柱が見えたことは頼もしい。
更には出塁時において、小島の常に次の塁を狙う姿勢などはチーム全員が見習ってもらいたい。打者が打とうが打つまいが、また捕手が後逸しようがしまいが、常に次の一歩を出す為の準備を怠らないあの姿勢は、特にGBのような「力で圧倒することはできないチーム」にとって非常に大切なポイントである。
また打撃面においては、1番を打った後藤が3打数2安打と調子を上げている。少し前までは身体が小さかったこともあって球威に押し負けていたところもあったが、身体も成長して強い打球を飛ばせるようになった。コチラも今後に大きな期待が持てるであろう。

全体的な攻撃面を見ると、やはりまだ残塁数が非常に多い(4回で11個)。これは個々の打者の中でそれぞれの役割りを果たし切れていないことに起因する。
例えば無死2・3塁や一死2・3塁のチャンスで、どちらも3ボール0ストライクから難しい球に手を出してゴロアウトになってしまった局面があったり、無死2・3塁で三振に倒れてしまったりと、チャンスをつくった後の攻撃面で勿体ない場面が多い。
以前も書いたがチャンスでヒットを打てるのは一番良いのだが、そう簡単にヒットは出るものではない。野球は一人でやるものではなく、チームでやるものだ。「この局面、最悪でもどうするべきか?」を考えて打席に入ることを徹底したい。
ちなみにGBはこの試合、3回に2得点しているが、この回、安打は一本も出ていない。安打がなくてもやり方次第では得点することができるのが野球の面白さの一つであることを、もう少し意識したいところである。
その為には、カウントを追い込まれた後の嫌なコースのストライクはカットできるような技術や、走者を進める為の右打ちならいつでもできるといった自信を持つことが大切だ。闇雲に練習すれば良いというものではない。それぞれ頭で考えて工夫して、効率的な練習を行なっていってもらいたい。

# 選手名
0 後藤
30 湯浅
9 矢島
8 竹田匡
18 小島
23 守屋
17 松橋
15 荒井
29 濱野
10 竹田兄
1 竹田和
6 大井
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
0 後藤 先発 1 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
30 湯浅 先発 2 2 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
9 矢島 代打 2 - 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 3 3 2 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0
18 小島 先発 4 3 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1 0
23 守屋 先発 5 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 6 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0
15 荒井 先発 7 2 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
29 濱野 先発 8 - 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 守備 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1 竹田和 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 先発 10 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 40/3 0 11 1 - 4 1 5 6 0 0 1 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

このページを共有する