試合結果詳細

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公式戦

2012/9/16(日) 14:45〜

チームロゴ森永多摩

勝ち

1-8

上仲原グラウンド

チームロゴGB baseball team
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ 森永多摩 0 1 0 0 0 1
チームロゴ GB b… 1 2 2 3 8

小島

S

-

HR

-

コメント

秋の大会三回戦。8対1で5回コールドの勝利。

結果だけ見ると全く問題のない完勝のように感じるし、実際に試合開始から常に主導権を握って試合を運べたので「ナイスゲーム」ではあった。
だが、それだけを見て「GBは課題を克服し、一皮むけて強くなった」と考えてしまうのは、少々気が早い。この試合は、先発完投の投手小島の好投、そして相手チームの守備のもろさに助けられた面が多分にあり、決してもろ手を挙げて喜べるレベルの内容ではなかったことは、選手の皆にはしっかりと認識をしておいてもらいたい。
まずは守備面。小島は打者21人に対して11個の三振を奪ったことで、守備機会はいつもよりも随分と少なかった。安打と犠打を含めて9回(もう一つは四球)。そのうち守備の乱れで出塁を許した機会が4回(3失策と、記録上は安打だが捕球しなければならなかった打球が1つ)は多過ぎるであろう。2回に打たれた三塁打以外は、本来出さなくても良い筈の走者を毎回のように塁に溜めてしまい、守備陣が投手の足を引っ張ってしまった格好だ。たまたまこの試合では小島の好投で後続を断ち、結果1失点(小島の自責点は0)に抑えることができたが、次戦準決勝以降はそう簡単にはいかない。少なくとも投手が「打ち取った」と感じる打球は、バックがしっかりと守ってアウトにしてあげることが必要となる。また慌てず冷静に対処することさえできれば、GBの選手はそのレベルには充分に達していると考えられるので、常日頃から言っているように、「守備時も集中して、一球ごとにシミュレーション」することと「声掛け」をもっと積極的に行なっていってもらいたいところだ。
打撃面では、序盤から簡単にポップフライを打ち上げてしまうケースが少々目についた(自分も含めて猛省)。結果的には相手守備陣の乱れによって助けられはしたが、基本はやはり転がすことが大切だ。フライは捕るだけでアウトになるが、ゴロは捕ってから送球をしなければならない為、失策率は間違いなくアップする。また、転がすことを意識したスイングをすれば、本当に良い当たりの時はライナー性の鋭い打球となって外野の間を抜けていくことも多く、安打率も確実にアップする。
この試合、3回からはそういった姿勢が全体に見られたが、ちょっと遅い。強いチームと対戦する際には、1回たりとも無駄にはできないのだ。初回から「強く転がす」意識を持つことが大切となる。
また、この試合では4つの被三振のうち、2つが見逃し三振であった(うち一つは私です、猛省中)。どちらも得点圏に走者のいる場面であり、確かに審判の判定は少々外角に広かったが、それでもカットするなり手を出さねばならなかったところだ。どちらの場面も、転がすことさえできていれば、恐らく得点に結びついていたであろう。点差があったから良かったものの、1~2点を争うゲームだったらA級戦犯として扱われても言い訳のできないプレイであった。
「打ちにいっての三振」や「カットを試みての三振」ならば、「どうすればもっと上手く当てられるか」といったことを考え次に繋げることができるが、見逃しての三振では次に向けての課題すら見つからない。全員がそういった意識をもって臨んでいきたい。

と苦言ばかり呈しているが、良いプレイも多かった。
まずはやはり先発の小島の好投だ。奪三振11の被安打2といった数字だけでも素晴らしいが、相変わらずストライク先行の投球が映えた。投球もほとんどが低目にコントロールされており、あの内容ならばそう滅多に連打を浴びたりすることはないであろう。
攻撃面においても、8安打3四死球で毎回得点を達成できたのは、GBにとって光明だ。勿論、相手守備の乱れによる得点もあったが、3回までは残塁も3と少なく、打線が上手く繋がっていた印象である。
その中でも特に、2安打2打点1得点の7番守屋を始め、2安打1犠打1打点1得点の一番打者竹田尚、1安打1得点3盗塁の4番竹田匡が目立った。
またほとんど目立ってはいないが、初回、無死1・2塁の場面で、3番矢野が無理に引っ張って一塁ゴロを打ち、走者をそれぞれ進めた場面も地味であるが大切なプレイであった。その後、相手投手のワイルドピッチにて先取点を獲得できたこともあり、試合の主導権を握る大きなチームバッティングであったと言えよう。相手投手によっては今後、こんなに打てない場面も多くあるであろう。そんな時に、矢野のようなチームバッティングは非常に重要となる。そういった意識を常にチーム全体で持つことが、「接戦」を制する場合には必須となる。

いずれにせよ現在のGBには、課題も多いが、ここ数年で随分とレベルが上がってきていることは事実である。更に課題を一つ一つクリアしていくことで、近い将来、一層のレベルアップが期待できるであろう。


MVP:守屋(3回に試合を決める2点タイムリーヒット)

敢闘賞:小島(11奪三振自責点0で、GB移籍後完投初勝利)
敢闘賞:竹田尚(2安打1得点にナイスリード)
敢闘賞:竹田匡(全打席出塁に3盗塁)

# 選手名
16 竹田尚
17 松橋
14 矢野
8 竹田匡
18 小島
30 湯浅
22 塩澤
23 守屋
3
15 荒井
6 大井
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
16 竹田尚 先発 1 3 2 2 0 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 2 3 3 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
14 矢野 先発 3 3 3 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 4 3 2 1 0 0 1 3 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 5 3 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0
30 湯浅 先発 6 2 2 1 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0
22 塩澤 代打 6 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 7 2 2 2 0 2 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3 守備 7 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 8 3 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0
6 大井 先発 9 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 50/3 0 1 0 - 2 0 11 1 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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