試合結果詳細

リーグ戦。
この試合は私（湯浅）が所用で参加できなかったことから、スコアブックを確認してのコメント。

まずは例によって、立ち上がりでの大量失点。
それも初回に失策が3つと四死球2つ、二回に失策1つと振り逃げ1つ。
よって7失点（投手自責点は1）、三回以降は失点1という結果を見る限り、やはりプレイボールと同時に試合に臨む姿勢ができていなかったのではないか。
チームにとって久々の野球だったというハンディはあったが、特に意識の部分での準備不足があったのではないかと考えられる。

いつも言っていることであるが、正直リーグ戦においては、然して勝敗にこだわらない。
あくまでも市の大会に向けたアプローチの一環として、ただの練習試合よりは緊張感もあることもあり、色々と試せることを試す場で良い。
その試すべきことの一つが、試合への入り方だ。
市の大会では、このリーグ戦以上に試合前の練習時間が少なく、また試合開始時間も流動的となる。
そんな中、プレイボールの瞬間から試合に集中する為には、少なくともこのリーグ戦において初回からバタバタしているようでは少々心もとない。
普段見ている限り、今のGBに足りていないものと言えば、試合前の時間の過ごし方と気持ちの整理の仕方である。
まずは技術的なことを言えば、ストレッチをしたりランニングをしたりして身体をほぐすことなく、いきなりキャッチボールに入る選手も少なくない。
たかだか5～10分のストレッチをするだけでも、身体は驚くほどに軽くなるものであるし、それをせずに身体が重くて固いまま試合に入れば、そりゃ前半の失策率も高くなるというものだ。
思った通りに身体が動かないのだもの。
だからと言って、全員で試合前に強制的にアップを行なうというのも気が引ける。皆いい大人なのだし、それぞれにそれぞれのやり方もあるであろう。
なので、今後も当面はそれぞれの意識にお任せしていくつもりではあるが、特に序盤でのエンジンのかかりが悪いという認識を持っている選手は、今後の試合前の過ごし方について、しっかりと再考をして頂きたい。

もう一つは、気持ちの問題。
やはりプレイボールの声がかかる瞬間は緊張する。そしてその緊張感を持ったところへ打球が飛んできたりすると、どうしても失策に繋がりやすい。
ある程度は仕方のない部分もあると思うが、GBの場合、選手皆が非常にマジメで真剣に取り組もうとしてくれているので、その分過度なプレッシャーを自身にかけてしまっているところが見受けられるのだ。
今後、「打球が来たら、絶対に取らなきゃ」「失策はしないようにしなきゃ」といった感情は一切捨てようではないか。
そうではなく、「せっかく野球をやるんだから、一つでも多く打球が飛んできたら嬉しい」「打球がきたらかっこよくさばいてやる！」といった意識を持つよう心掛けよう。「たかが草野球」だ。せっかくやるのだから、普段練習で出せている実力を存分に発揮できる環境を、自分自身の為につくってあげようではないか。それでも失策してしまったら仕方がない。もっと練習をして上手くなれば良いだけのことだ。マジメな選手の多いGBに関してはそのくらい、少々「無責任」なくらいが丁度良い。失策したら笑顔で「ゴメン！　次は絶対取るからね！」と皆に謝ればそれで良い、それで充分だ。もうちょっと野球を楽しむことを実践しよう。

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主将の竹田洋に話を聞く限り、課題ばかりではなく収獲もそれなりにあったとのこと。最終的には失策となってしまったが、濱野の飛球に対する反応が非常に向上していることや植松の安定した守備力、二木の好打などなど。
GBはあくまでも、経験者も未経験者も関係なく、皆がそれぞれできることをやりながら強くなっていかねばならないチームである。それだけに、このようにそれぞれの課題を少しずつ克服している選手の存在は大きい。彼らだけではなく、他の選手も含めて、今後大きな期待をもって見守りたい。