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公式戦

2013/2/17(日) 13:15〜

チームロゴGB baseball team

勝ち

7-5

東村山運動公園グラウンド

チームロゴワイルドピッチ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 3 0 0 4 7
チームロゴ ワイルドピッチ 0 0 3 1 1 5

竹田尚

S

守屋

HR

-

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リーグ戦第2戦目。
どうにかこうにか逃げ切っての今期初勝利。
相手チームは今期よりリーグ参加のワイルドピッチ。初対戦ということもあってどのようなチームなのかと見ていたのだが、まだ多少の粗さは目につくものの、若くて良い選手が揃っている強豪チームであったと言えよう。投手のレベルも高く、また各打者が本当によく飛ばす。失策もほとんどなく守備も安定している(記録上は1失策)。それだけに、この勝利はGBの選手たちにとって自信を持って良い勝利だ。

今回特に評価すべきは、好投手を相手にしながらも地味にチャンスを広げ、先取点、及び逆転の得点~追加点を奪えた点であろう。
GBの安打数は4、三振数は5回で6。これだけ見ると、淡泊な攻撃を繰り返して零封されていたこれまでと変わりないような数字であったにも関わらず、7得点もできているのだ。
これは粘りに粘って四死球5を選べたのが大きい。そしてこの試合、この四死球5がいずれも得点に絡んでいる(5四死球のうち4人が得点、もう一つも次打者のタイムリー安打に繋げた)。特に濱野・竹田尚・竹田匡の四死球は0ボール2ストライクからの出塁。追い込まれてからもしっかりとボールを見極め、冷静に対処できるようになってきた証しであろう。
三振の多さはちょっと気になるが、それでもあの本格派の投手相手に6つで済んでいて、しかも見逃し三振は1つだけ。三振以外のアウトでも、ほとんどの打者が上からしっかりと叩く打撃を出来ており、ポップフライアウトも少なかった。これまた進化を表していると言えよう。
しいて言うのであれば、5イニング中3回が三者凡退だった。残りの2イニングで効率的に得点できたのは良いが、他の回でももう少し粘れていれば、もっと楽な展開になっていた可能性もあるのだ。特に二回に先取点を取った後の三回・四回が淡泊だった印象がある。安心した訳ではないであろうが、もっと貪欲に相手の隙をつこうとする姿勢を持つことが大切である。
またあえて気懸りな選手を挙げるとすれば、塩澤智が久々の出場ということもあって、少々打席で力みがあったようだ。本来のスイングに比べ、若干左肩と顎が上がって大振りしてしまっていた印象があった。まぁしかし彼の場合は経験もあるし、すぐに復調するであろう。

この試合、守備面における集中力の高さが最後まで持続できたことも特筆すべきであろう。
三塁手松橋と左翼手矢野の好守が随所で大きく目立ったが、それ以外の選手たちも、派手さはないが堅実な守備で投手陣を助けていた。
特に期待以上だったのは急造捕手の竹田匡。初回無死1・2塁のピンチで捕邪飛を危なげなく捕球、また肩の強さを見せつけ無駄に走られる機会を減らせたことで失点を減少させた。「もしもこの走者が盗塁していたら失点に繋がっていたかもしれない」という場面が2~3回あった。つまりは、竹田匡の肩が相手を牽制し余計な失点を防いだことで勝利できたと言っても過言ではない。勿論、まだまだ捕手としての動きがちゃんとできているワケではないが、今後の選択肢の一つとして大きい存在となるであろう。

投手陣に目を向けよう。
先発した竹田尚は、四回を奪三振8、被安打3なのに、四死球4で4失点(自責点3)。打ちにくい素晴らしい球を投げ、今期初勝利を挙げたが、相変わらずコントロールが定まらない。いやコントロールが定まらないのは、ある程度仕方がない。最も悪いのは、四球を出した後、いきなり投球フォームが小さくなることだ。「ストライクを入れなければ」という責任感から置きにいってしまうのであろうが、それでは竹田尚の投手としての魅力が失せてしまって意味がない。初回以外は、四球で出した走者を全てタイムリーで帰されてしまっている。竹田尚にとって今一番大切なのは、「四球を4つ出す前に三振を3つ取ればいいんだろ!」くらいの気持ちで打者に向かう姿勢だ。もっと自分の投手としての能力の高さに自信を持たなければいけない。実際に、ど真ん中に投げ込んだって簡単には打たれない投手なのだ。「自分が打たれる筈はない」といった気持ちが足りない。以前よりは随分と良くなってきてはいるが、それでも現状のままでは、市大会で先発させるにはまだまだ物足りない。
五回の1イニングを投げセーブを挙げた守屋については、登板が急だったこともあり準備不足が否めなかった。全く身体全体を使えていない投球であったが、それでも低目に集めて外野手の間や頭を越えるバッティングをさせなかったのはさすがである。とは言え、やはりこのような草野球では、突然登板するといった事態も少なくない。投手兼業選手の辛いところではあるが、今後、自軍の攻撃時に投球練習をするなどの準備を、常にするように心掛けてもらいたい。

いずれにせよナイスゲーム。
このような試合をつくれるようであれば、今期のGBにはかなり期待できるであろう。楽しみだ。


【本試合の功労者】

◆MVP…松橋:度々の好守&五回の値千金逆転2点タイムリー二塁打

◆敢闘賞…矢野:度々の好守&五回のダメ押し2点タイムリー安打

◆技能賞…竹田尚:二回の技あり左前タイムリー安打

◆次点1…守屋:二回の先取点に繋がる中前安打

◆次点2…竹田匡:捕手として期待以上の働き

# 選手名
17 松橋
10 竹田兄
30 湯浅
8 竹田匡
14 矢野
22 塩澤
23 守屋
29 濱野
6 大井
15 荒井
3
16 竹田尚
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
17 松橋 先発 1 3 3 1 0 2 1 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 先発 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
30 湯浅 代打 2 - 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
14 矢野 先発 4 3 3 1 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 5 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 6 3 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
29 濱野 先発 7 - 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 守備 7 - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 8 2 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3 先発 9 2 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
16 竹田尚 先発 10 2 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
16 竹田尚
23 守屋
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
16 竹田尚 40/3 0 4 3 - - 3 0 8 4 0 0 2 1
23 守屋 S 10/3 0 1 1 - - 2 0 0 0 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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