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公式戦

2013/6/30(日) 8:30〜

チームロゴGB baseball team

負け

3-5

上仲原グラウンド

チームロゴBEE BOON
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 0 3 0 0 0 3
チームロゴ BEE BOON 1 4 0 0 0 5

石川

HR

-

コメント

春の大会決勝戦。
昭和一高OBの20代選手中心で構成される強豪チームを相手に、実に粘り強く戦ったと言えよう。ほんの少し流れが変わっていれば、充分に勝てていたかもしれない内容であったし、随所にGBらしさが見られる昨今稀に見る好ゲームであった。惜しくも敗れてしまったが、チームとしてこの試合内容が今後の糧になるであろうことは間違いない。

但し、その「ほんの少しの流れの差」が大きいこともまた事実。「流れ」というものを評してよく「野球の神様がどうのこうの」といった話も聞くが、そんなものは詭弁である。やはりそこには選手たち自身の考え方や行動に足りない部分があるのだ。そこをより一層意識して臨んで頂きたい。
例として、流れを呼び込めなかった場面を幾つか振り返ってみたい。

(1)初回の攻撃
先頭松橋・二番後藤が連続安打で出塁後、三番小島の進塁打で一死2・3塁の場面、四番矢野の二塁ゴロアウトの間に、走者が本塁に突っ込まなかった。
この場面では、仮に3塁走者が本塁アウトとなっても、2塁走者が3進する為、チャンスが狭まることはない。また本塁でのタッチプレイとなれば、その分送球ミスや失策などによる得点チャンスの確率は高くなる。
よって、基本的に2・3塁に走者がいる場面においては、投手ゴロ以外であれば走者はそれぞれ進塁するべきであった。少なくともこの場面、4番矢野はあえて上から強く叩くスイングで球を転がしていた。打球はワンバウンドで投手の頭の横を越えていったセカンドゴロになったのだから、走者は打った瞬間に本塁突入を狙うべきであったであろう。
結果、このイニングは無得点、先取点を奪うことはできなかった。

(2)初回裏の守り
先発石川は、立ち上がりでいきなり2四球を与え、無死1・2塁のピンチ。その後1安打もあったが粘り強い投球で二死満塁まで持っていき、「しのげるか?」と思われたところにワイルドピッチで1点の先取点を献上。球は走っていて出来は上々であっただけに非常に勿体ない失点となってしまった。

(3)二回表の攻撃
先頭湯浅が右前安打で出塁するが、その後の打者がフライアウト2つに三振で、せっかくの無死の走者を2塁に進めることもできなかった。

(4)二回裏の守り
一死1塁から、ダブルプレーおあつらえむけのセカンドゴロを、二塁手湯浅が後逸し、一死1・2塁とピンチを広げてしまった。(スミマセン……)
失策については草野球であることからも仕方のないことであるが、もう少し冷静に焦らず対応していれば問題のなかったプレイであっただけに悔やまれる。
打球はかなり強い打球であったが、然程に難しいバウンドではなかった。そこで若干の隙をつくってしまった。より安全にダブルプレイを完成させたいという気持ちから、セカンド湯浅は捕球前にベースカバーの遊撃手の位置を確認しようと打球から一瞬だけ目を離してしまった。その瞬間、打球のバウンドが若干イレギュラーをして左に逸れたのだが、目を離してしまった分、対応が間に合わず後逸してしまったのだ。後から考えれば、強い打球であったことから、しっかり捕球した上で遊撃手の位置を確認しても、充分にダブルプレイを完成させられるタイミングであった筈だ。ちゃんと見ていれば充分に対応できるレベルのイレギュラーバウンドであっただけに、大変悔やまれる。そういったちょっとした気持ちの逸りのようなものが大きく流れを変えてしまう。それだけに選手には、常に冷静な判断力を持ってプレイすることが求められるのだ。
このプレイを冷静に対応できていれば、この回の大量4失点に繋がることはなかったこともあり、非常に悔やまれる。

(5)全体的に効率の悪い攻撃
この試合、GBは7安打、2四球、2つの失策による出塁があり、最終回以外は全て走者を塁に出してチャンスをつくっていたが、残塁7という数字が示す通り、なかなか走者を帰すことができなかった。特にクリーンナップが三人で8打数1安打1四球とふるわず、チャンスを活かしきれなかったのが痛い。とは言え打線は水物なのだから、まぁそこは仕方がない。
それよりも、全18のアウトのうち、三振とフライアウトを合わせて10。これでは効率的な攻撃は難しい。ちょっと多過ぎるであろう。
特にこの試合、走者が塁上にいる場面になると、少々力んでしまってフライアウトや引っ掛けての凡ゴロアウトになる打者が多かった。
チャンスの場面で結果として「安打が出ない・進塁打が打てない」のは仕方がない。だが、チャンスだからといって、普段と違うスイングをして打てないのでは勿体ない。これは(4)で述べた湯浅の失策と同様、冷静な判断力で行動できていれば防げたミスと言えるであろう。
「今この場で、自分は最低限、何をするべきなのか」を常に考えながら試合に臨めば、恐らくまた違った結果が現れてくることであろう。選手全員、気をつけたいところだ。

とは言え、良いプレイも随所で見られたことも事実。
それによって、これまでであればズルズルと失点を重ねて完敗であったとしても不思議ではない試合において、最後まで相手チームに気を抜かせなかったのは見事だ。成長の証しである。
リリーフした守屋の絶妙な投球術、打球に対して飛び込んででも捕ろうとする守備陣の姿勢や相手の隙をついた四回の挟殺プレイ、五回の松橋の難しい三塁ゴロの見事な処理など、数々の印象深いプレイがあった。
こういった積極蹄な姿勢を忘れず、シミュレーションを含めた一つ一つのプレイに対して考える姿勢、声の連携、冷静な判断力などを常に意識していけば、GBは必ずやもっと強いチームに成長していくことであろう。
秋の大会を含め、今後が非常に楽しみだ。
春の大会、お疲れさまでした。ナイスゲーム!




<負けたけど、以下この試合の表彰選手>

MVP:守屋:三回からのナイスリリーフ&技ありの左前安打

技能賞:松橋:1安打に三度の出塁(一つは敵失)、好走塁に好守備。

敢闘賞:後藤:2安打1得点

# 選手名
17 松橋
0 後藤
18 小島
14 矢野
8 竹田匡
30 湯浅
15 荒井
22 塩澤
11 石川
3
23 守屋
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
17 松橋 先発 1 4 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
0 後藤 先発 2 3 3 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
14 矢野 先発 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 5 3 3 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
30 湯浅 先発 6 3 2 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0
15 荒井 守備 6 - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 7 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
11 石川 先発 8 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
3 先発 9 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 守備 9 - 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
11 石川
23 守屋
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
11 石川 20/3 0 5 1 - - 3 0 1 6 0 0 1 1
23 守屋 - 30/3 0 0 0 - - 0 0 0 1 0 0 0 2
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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