試合結果詳細

リーグ戦。

秋の大会を見据えて、幾つか見てみたいところもあり色々と試したのであるが、結果は7対10の大味な試合となってしまった。

敗因を挙げるのであれば、「失策」であろう。
10失点中、投手の自責点は２、失策数は６。失策が失点に絡まなかったのは、最終六回の２失点のみ、他は全て失策が絡んでの失点であった。
勿論、色々と試してみた結果なので仕方のない部分もあるが、なんでもないゴロや送球を取り損ねたり悪送球をしてみたりといった勿体ない凡ミスが目立つ。やはりこれではなかなか勝つのは難しい。

練習時には軽快な動きを見せている選手が、試合になると途端にガチガチになってしまっている姿を目にすることが多い。なんと勿体ないことか。
勿論、試合となれば少なからず緊張感もある筈だが、それにしても緊張し過ぎの感は否めない。上手い下手や練習量の問題ではないのが口惜しい。

もっと楽しんで良い。いや、楽しまなければいけない。
せっかく月に数回の野球、しかも数時間なのだ。楽しまなくてはモッタイナイではないか。「今いる選手の中で、実は自分が一番上手いのだ」くらいの気持ちを持って、「だから全部自分のところに飛んでこい！　全部処理してやる！」くらい強い気持ちを持って良いのだ。
仮に自分が失敗して試合に敗れたとしても、別に命まで取られることではないし、一所懸命にやった上での失敗だったら誰もそれを非難したりしない。そんなチームづくりはしていない。だからそれがもうすぐ始まる秋の大会であっても一緒、結果はともあれ楽しもうではないか。

それはそうとこの試合、打撃面では粘りが目立って悪くはなかった。
敵失や四死球をきっかけにして走者を進めたり貯めたりし、地道に得点を重ねる展開は悪くなかった。全13出塁中７得点、残塁が６。もうあと一本出ていれば大量得点に繋がる可能性のある場面も少なくなかった。
少々三振の多さは気になる（全６三振）ところだが、進塁打や塁に出る意識の高まりが随所に見られ、悪くない展開であったであろう。

投手面で言えば、失策による失点が多かったので明確には言えないところもあるが、先発した湯浅、リリーフした守屋共に然程悪い内容ではなかったであろう。
湯浅について言えば、ストレートのコントロールが高めに浮き気味で、変化球のコントロールも制御できていないところがあり、まだまだ納得のいく内容ではなかったが、肩を壊した頃に比べれば、随分と球威自体は戻ってきているように感じられ、もう少し投げ込んでフォームを固められれば、ある程度は投げられるようになるであろう。
守屋については、相変わらず相手打者の打ち気を逸らす巧みな投球術が冴えるが、多少重心が高くフォームにばらつきが見受けられる。その為、微妙なコントロールができておらず、三回で四球４つを出してしまっている。これらの四球が全て失点に繋がってしまっているだけに勿体ない。やはり重心の高さを意識して投げ込むことで、更に精度を高めていってもらいたい。