試合結果詳細

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公式戦

2013/8/11(日) 8:30〜

チームロゴインパルス

勝ち

1-2

上仲原グラウンド

チームロゴGB baseball team
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ インパルス 0 0 0 1 0 1
チームロゴ GB b… 0 1 0 1 0 2

小島

S

-

HR

-

コメント

秋の大会。
初戦の相手は、トーナメント上位に常に顔を出している強豪インパルス。

当初から「楽な展開にはならない」「ひとつのミスが命取りになる可能性も高い」と予測されたが、予想通り2対1の辛勝。

簡単に試合の流れを振り返ってみたい。

まず初回、先発小島の立ち上がり。今ひとつコントロールに苦しみ、一死1・2塁のピンチを迎えるが、4番5番を内野ゴロと三振に抑えて乗り切れたのが大きい。特に4番の遊ゴロの際、遊撃手後藤が若干打球をファンブルしたが、その後冷静にセカンドでフォースアウトを取れたプレイが大きかった。
これまでのGBの傾向として、まだ試合に集中しきれていないのか初回に四球や失策を重ねて失点をすることが多い。そこを多少バタバタしながらも抑えられたことにより、地に足がついた。
二回裏、無死で走者を出すも盗塁死などで二死走者なしの状態となるが、7番小島が右翼線に3ベースヒットを放つと、この試合8番に打順を下げた塩澤智が、変化球にバランスを崩されながらも技ありのバットコントロールによって先端で球を捉え、中堅前に値千金の先制タイムリー安打。二死無走者からの得点で勢いに乗ることができた。
四回、この試合唯一、綺麗に小島の球を捕らえられた2ベースを許し、パスボールなどで同点とされるが、すぐその裏、湯浅・小島の連続安打に塩澤智の送りバントで一死2・3塁のチャンスとなる。そこに9番荒井が、球に逆らわないバッティングで中堅前にタイムリー安打。貴重な勝ち越し点を叩き出した。
最終五回にも、先頭打者を四球で出してしまうが、5-4-3のダブルプレイでしのぐなどして守り勝った。

この試合、まず特筆すべきは荒井の活躍であろう。
今期正捕手の竹田尚負傷の為、久しぶりに先発マスクをかぶることとなり、キャッチング面やリード面などの課題は多少あるものの、恐らく40度に迫るような猛暑のグラウンドで最後までホームベースを護り通した。その上、四回には貴重な勝ち越しタイムリーを放ち、勝利に大きく貢献した。期待を遥かに上回る活躍だったと言えるであろう。

そして言わずもがなではあるが、先発完投の小島。
初回に2四球を出すが、以降は1四球とコントロールも試合中に修正し、被安打は僅かに2本。文句のない投球内容だった。また二回の先制に繋がる3ベース安打、四回には相手の野選を誘う巧みな走塁術で荒井の決勝打に繋げた。

と、小島・荒井のバッテリーの活躍は誰の目にも明らかであったが、その他にも良いプレイが幾つも見られた。
四回に左中間を深々と破られる安打を打たれた際には、素早い中継ラインをつくって打者走者の三進を許さず、またこの試合は無失策であったことからも伺える通り、毎回のように訪れるピンチにも、全体的に冷静に対処することができており、無駄な失点をつくらなかった。

打撃面では、スピードはそれほどでもないがコントロールが良くて失投のほとんどない相手投手に対して打ちあぐねるところもあったが、どうにか出塁しようとする意識が多くの打者から感じられる内容であった。
特に、二回に守屋が10球以上ファールで粘った場面。結果は振り逃げの後に盗塁死となってしまったが、記録以上に相手投手に与えたダメージは大きい。この粘りが、その後の塩澤智の先制タイムリーに繋がったと言っても過言ではないであろう。
このような姿勢をメンバー全員が持てるようになると、GBは相手にとって更に嫌らしいチームになれる筈だ。


このように良い部分が非常に表に出た試合ではあったが、あえて課題も幾つか挙げてみよう。

打撃面において、特に上位打線に少々元気がなかったのが気になる。1~5番打者までで、安打は竹田匡の3ベース安打一本のみ。この試合、得点・打点も6番打者以降のものだ。「たられば」を語るのはあまり好きではないが、ここに上位打線が従来の働きをしてくれれば、もう少し楽に勝ててもおかしくなかった試合だ。勿論、安打が少ないとダメだということではないのだが、得点圏に走者のいる場面で上位打線がポップフライ2つ、三振1つでは少々物足りない。力んでしまって自分のスイングができきれていない選手も多い。「自分が決めてやろう」という気持ちが強いのであろうが、普段の練習と同じプレイを試合でもすることが、一番の結果に繋がる筈だ。「決めてやろう」ではなく、「自分も繋がろう」といった気持ちで練習同様のプレイを意識すれば、きっと結果はついてくる。

あともう一つ。相変わらずサインミスが多い。
特にこのトーナメントにおいては、このような1点を争うような展開が今後も予想される。そんな時、1点を取りにいく為のサインを見落としたり見間違ったりしてしまっては、勝てる試合も勝てなくなる場合もある。
試合前のミーティングでのサイン確認をしっかりと意識し、またもしも曖昧な場合には周囲の選手に確認するなど、今後気をつけてもらいたいところだ。


いずれにせよこの試合、ナイスゲームであったことには違いない。
この勢いのまま、春に引き続き最低でもトーナメント上位進出、目標は優勝を目指して頑張っていきたい。今のGBであれば、充分にその目標をクリアできる力をつけている筈だ。


■殊勲賞:荒井(値千金の勝ち越し打&捕手として活躍)

■技能賞:塩澤智(二回の技あり先制タイムリー安打)

■敢闘賞:小島(先発完投ナイスピッチ&2打数2安打1得点)

■次点:守屋(二回の粘り&常に先の塁を狙う姿勢)

■次点:松橋(全守備機会における安定した守備)

# 選手名
17 松橋
0 後藤
8 竹田匡
14 矢野
23 守屋
30 湯浅
18 小島
22 塩澤
15 荒井
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
17 松橋 先発 1 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
0 後藤 先発 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 3 3 3 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
14 矢野 先発 4 3 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 5 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
30 湯浅 先発 6 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 7 2 2 2 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 8 2 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 9 2 2 1 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 50/3 0 1 0 - 2 0 4 3 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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