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公式戦

2013/10/27(日) 8:30〜

チームロゴGB baseball team

負け

4-7

上仲原グラウンド

チームロゴドルフィンズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 0 4 0 0 0 4
チームロゴ ドルフィンズ 2 0 2 0 3 7

小島

HR

-

コメント

秋の大会決勝戦。
春は準優勝だったということで、なんとしても優勝をもぎ取りたい一戦。

初回表、一死1・3塁と先制点のチャンスを掴むが、後続が凡退して無得点。
その裏、立ち上がりを攻められ、先頭打者を四球、2番打者を安打、3番打者を四球で出してしまう展開となり、2点を先制されてしまった。
それでもその後を締めると三回、石川・後藤の連続安打からチャンスをつくると、動揺した相手守備の隙(失策)をついて1点を返す。更に無死2・3塁の場面で、4番矢野のまさかの2ランスクイズ(記録上2点目は敵失)が決まって逆転。7番荒井の内野安打の間に矢野もホームに生還して一挙4点を挙げた。
これで勢いに乗れるかと思われたがその裏、四死球からピンチを招き、適時打と犠牲フライで同点とされる。
その後、GBが相手投手を打ちあぐねていると、五回一死から四球と連続安打、失策なども絡んで3点を献上、試合を決められてしまった。

これで春と秋、連続で準優勝。
勿論、実力なくしてこの結果を得ることはできなかったであろうから、GB全体のチーム力が向上したことは間違いなく、その部分は自信を持って良いであろう。
しかし、大きな実力差がある訳でもない対戦チームに対して、優勝目前で二度も敗北してしまったのには、何らかの理由が存在するであろうことも事実だ。
その部分、「一体GBには何が足りていなかったのか?」についてを検証し、来期に活かしていかなければ意味がない。

まず最初に挙げたいのは打撃面。
このところ、投手の球に逆らわない右狙いの打撃が目立っていたGBであるが、この試合に関して見ると、実際にセンター方向より右(左打者の場合は左)に打った打球は、三回の石川の左翼への安打と同じく三回の荒井の一塁内野安打の2つだけだった。他はことごとく引っ張っての凡ゴロの山だ。
恐らく決勝戦ということもあって、チーム全体に余計な力みが出てしまっていたのであろう。早い段階で気付けていれば、何らかの対策の方法もあったのかもしれないが、私自身も試合後にスコアブックを確認するまで気付くことができなかった。実際、右打ちを実践できていた三回には得点することができていることからも、これが全ての回において実践できていれば、結果はまた違ったものになっていたのかもしれない。

逆に、相手チームがそれを実践していた。
序盤こそ引っ張る打球が多かったが、追加点を奪われた五回では、ちょっと疲れの見えた小島の投球に対して、決して逆らわない打撃で安打を重ねていた。それによってGB守備陣は、「これ以上点をやれない」というプレッシャーと相俟って追い詰められ、この回だけで手痛い失策を2つ献上してしまったのである。
そしてこの僅かな差が、恐らく優勝と準優勝の違いとなってしまったのであろう。残念である、勿体ない。

そしてもう一つの要因は、相手チームの攻撃・得点パターンを読み切れていなかったこと。
GBは一回・三回・五回と失点をしたのだが、その全ての回が先頭の1番打者から始まっていた。先頭打者こそ初回に四球で出塁させただけで、後は三振2つに抑えているが、2番打者には全打席で出塁を許してしまっている(安打1、四球2)。そして3番打者も全打席出塁(四死球2、安打1)、4番打者は3打数2安打、5番打者は1犠飛(他は右翼手失策と三振)。
失点のほとんどが、この2・3番を出して4・5番に帰されるという展開だ。これは恐らく相手チームの得点パターンなのであろうが、それを最後まで読み切ることができず、三回とも簡単に1~3番にチャンスをつくらせてしまった。
この三回のうち、どこか一つでも無失点に抑えられていれば、これまたきっと展開は大きく変わっていたことであろう。

確かに2~4番打者は非常に良い打者であろうことが対戦していても伺えたので、警戒することは勿論大切であるが、5番打者以降との能力差を考えると、より効率的なかわし方があったのかもしれない。技術的なことよりも、その辺りを試合の中で的確に判断し実践していける能力が、今のGBに足りていな部分なのかもしれない。
勿体ないのは、後で話を聞くと、そういった周囲が気付いていない部分に試合中から気がついている選手も中にはいるのだ。それを試合後に言っても遅いのだ。試合中に、気づいた時に皆に進言していくことが大切なのだ。
特に、グラウンドに立っている選手たちは、そういったちょっとした違いに気付きにくい。それよりもベンチで出番を待つ選手たちの方がそういった部分に敏感に気づきやすいものだ。
「自分はスタメンじゃないから、出番が回ってくるまではのんびり待っていよう。出番がないかもしれないし……」ではいけないのである。スターティングメンバーじゃない選手も、試合が始まった瞬間から、やはりプレイヤーの一人なのだ。
声を出して全体を鼓舞することも然り、状況を見極めて悪い方向に流れが向いているのに気づいたら、すぐに円陣を組んだ時に指摘するなど、ベンチにいてもやるべきことは沢山ある筈だ。
その辺りの意識面についてGBは、スターティングメンバーとベンチスタートのメンバーとの間に温度差があるように見受けられる。
そこは今後、意識を強く持って改善していってもらいたいポイントだ。


ともあれ、春と秋で準優勝という結果を残せたことは素晴らしい。
昨年や一昨年では考えられなかったくらいの進化であり、実際にこの短期間でここまでのチームになれるとは、監督という立場から見ても考えてもみなかった結果である。
一部の経験豊富な選手だけが頑張って残せる結果ではない。やはりチーム全体の底上げが順調であり、また個々の選手の個性が芽を開き始めているからに他ならない。
来期、二部に昇格するかどうかは判らないが、いずれにせよ今のまま更に進化を続けていければ、充分に二部でも通用するチームになりつつあることは間違いない。楽しみだ。

# 選手名
11 石川
10 竹田兄
0 後藤
18 小島
14 矢野
8 竹田匡
16 竹田尚
15 荒井
30 湯浅
22 塩澤
17 松橋
29 濱野
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
11 石川 先発 1 3 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 守備 1 - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 後藤 先発 2 3 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 3 3 3 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
14 矢野 先発 4 3 2 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 5 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
16 竹田尚 先発 6 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 1 0
15 荒井 先発 7 3 3 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
30 湯浅 先発 8 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 代打 8 - 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
29 濱野 代打 9 - 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 50/3 0 7 5 - 5 0 7 6 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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