試合結果詳細

2014年度初戦、強豪マーロンズとの練習試合。
結果は惜しくも白星で飾れずに６対９の敗戦。

しかし、前日の納会でも発表した通り、様々なオプションを試しながらの試合といことを踏まえると相当な善戦であり、今期のGB躍進に期待の持てる一戦となった。
初回、助っ人榊のソロ本塁打で先制点を取ると、その裏、GB初先発の竹田匡が、先頭に左前安打を許すも、後続を遊ゴロ、三ゴロ、三振に抑えて無失点。まずまずの立ち上がりとなった。
しかし二回裏、一死を取った後、やはり三塁手として初先発出場の荒井の失策で走者を出すと、リズムが狂った竹田匡が連続四球を与えて満塁。後続に右前2点タイムリー安打と3点本塁打を浴びて一挙5失点。マウンド慣れしていないところをつかれてしまった形だ。
その後、三回にも2本の本塁打などで3点、四回にはタイムリーで1点を献上してしまった。
そのままズルズルといってしまうかと思われたが五回、安打の竹田匡を置いて1番に入った松橋が2点本塁打、また六回には濱野の豪快なソロ本塁打と、松橋の2打席連続2点本塁打が飛び出し、3点差まで追い上げた。

四回には無死満塁のチャンスをつくったが、荒井の強烈なライナーが遊撃手に阻まれダブルプレイになってしまうなど不運な場面も幾つかあり、充分に互角に戦えていた内容であったし、点差がついても諦めることなく「まずは1点」という姿勢が最後まで見られたことは大きい。相手投手は、昨年のリーグ戦であわや無安打無得点を喰らうところだった投手だ。その投手から10安打6得点できたことは評価に値するであろう。
しかも先発投手は初先発の竹田匡、三塁手に荒井、遊撃手に松橋、そして一塁手には濱野という初めての布陣で臨み、幾つか失策はあったものの、このオプションが充分に機能していくであろうことを確認できたことも大きい。

この試合、特に目立ったのは、松橋と濱野だ。
2打席連続2点本塁打の松橋は、重心を低く保って打つことを意識することで、安定感が増した印象であった。
また濱野の本塁打は凄かった。元々狭い球場だったことから本塁打が出やすいとは思っていたが（この試合両チーム合わせて7本の本塁打が飛び出した）、濱野の本塁打は唯一、両翼90メートル以上の球場であっても楽々スタンドインしていたであろう打球であった。今期の爆発に大いに期待したい。
その他、不振にあえいでいた大井にも右前へのキレイな流し打ち安打が出るなど、収獲の多い試合だった。悪くない2014年度のスタートであったと言えるであろう。