試合結果詳細

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公式戦

2014/4/20(日) 13:45〜

チームロゴGB baseball team

負け

0-5

上仲原公園グラウンド

チームロゴスパーク
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 0 0 0 0 0 0 0
チームロゴ スパーク 0 0 0 1 0 4 5

小島

HR

-

コメント

2部昇格後、初の大会緒戦。
相手は4部時代に対戦したことのあるスパーク(その時は完敗)。
果たしてどれだけチームとして成長をしているのかをはかるには、絶好の対戦相手であったと言えよう。

しかしこの日は、監督である私湯浅が、どうしても外すことのできない仕事(1年近く前から、著書に掲載していた読者向けのフィールドイベント企画だったのよ)の為に参加できず、主将の竹田洋に采配を委ねることになった。皆さん、スミマセンでした。
というワケで、当日の試合を撮影したビデオを客観的に観させてもらい、その上で感じた内容を以下に記していきたい。

まず総合的には、結果から見ると0対5と完敗といった内容に映るが、なかなかどうして、かなりの善戦はしたと言って良いであろう。

打撃面では、結果的にあと一本が出ずに無得点で終わってしまったが、初回から何度も走者を2・3塁に進めてチャンスをつくる展開が見られていた。
守備面では、序盤から先発小島の調子は決して良くはなかった。投球が全体的に少し高く真ん中に集まってしまい苦しんでいたような印象だ。上体が少し反ったようなフォームで投球をしてしまっていた為、手先のコントロールに頼らざるを得ず、打者と真っ向勝負というよりもかわしながらのピッチングだったように映った。しかしそれでも、大きく崩れることなく相手を翻弄しながら試合をつくる辺りはさすがである。また、守備陣が非常によく頑張って小島を助けていたことも大きく評価できる。
但し、手投げになってしまっていた分、ストレートと変化球でフォームに違いが生じ、打者3順目(六回)には明らかに見極められてしまっていた。さすがに2部のチームだ、対応力が高い。
また被盗塁が多かったのも気になった。二回には捕手竹田匡による素晴らしい刺殺があったが、以降は三盗も含めて全て走られてしまっている。これは投手小島のフォームが、走者が出た後も少しゆったりし過ぎていることが影響していると考えられることから、クイックモーションでの投球に更なる磨きをかけてもらいたいところだ。

守備陣は前述した通り、よく投手をフォローできていた。
しかし、記録には残らない部分で幾つか、しかも唯一大量失点をしてしまった六回に、あまり褒められない動きによって安打にしてしまったり無駄な進塁を許してしまったりした場面がまとまって見られた。

その場面を名指しで指摘するものではないが、現状のGBにとっての守備面での課題が明確に見つかったと言って良いであろう。以下の通り。

(1)打球に対する反応力
全体的に一歩目が遅い。打者が打った瞬間、まず「目」で打球を追って、それから「身体」が動いている選手が多いのだ。目と身体、両方を同時に使って動きたい。瞬時の判断というものは、特に飛球に関しては難しい。
しかしコレができるとできないとでは、それぞれの守備範囲の広さに圧倒的な違いが生まれるのだ。
その為には、まず打者のバットが始動する瞬間の集中力が大切となる。投手の球筋とバットの始動タイミングを一球一球集中して見極めることができれば、極端な話、バットにボールが当たる直前に、既に左右への一歩目は動けるものなのだ。プロの選手などを参考にすると良い。打者が空振りをした時でも、守備の上手さに定評のある選手は2~3歩左右に動いているものだ。
コレを身につけることができれば、今回浴びた10の安打のうち、一つ二つはアウトにすることができていたのかもしれない。
逆をつかれたりすることもあるであろう。それで構わない。最初は失敗をしても良いのだ。失敗を恐れず、もう一歩上のレベルに自身を持ち上げる為にも、今期は選手全員が「全て自分が取ってやるんだ」くらいの意識を持って臨んでもらいたい。

(2)打球判断後の対応力
また打球が飛んだ後の対応面にも少々課題が残った。これまで外野からの中継プレイなどについてはかなりしつこく練習をしてきたこともあり、ほぼ問題なく非常に効果的な対応ができていると言えよう。しかし、特に内野へ飛んだ打球に対し、打球を捕球する選手以外の対応力がまだまだである。(1)で述べた通り、まずは「自分が全ての打球を取るんだ」という意識の下、打球方向に向けて一歩目を踏み出すのは良い。しかし、打球方向を確認して「自分への打球ではない」と判断した瞬間、どうしても一瞬動きが止まって傍観者と化してしまう選手がいるのだ。
この試合でも例えば、セーフティバントに対して三塁手は素早く対応したが、一塁ベースカバーの選手の動きが一瞬遅れて安打になってしまった場面があった。いやこの場面では非常に上手いバントだったので、ベースカバーが遅れていなくても安打になったのかもしれないが、こういったちょっとした集中力の隙間をつかれてしまって負けるのが野球の怖さだ。結果的にセーフになるのは仕方がないが、自分が打球処理をしない場合でも、野球には必ずそれぞれ役割りがあり、フィールドに立っている以上、傍観者となる瞬間は存在しないのだ、ということをしっかりと意識してもらいたい。

コレについては、練習や試合で経験を積んでいくことが非常に重要となるので、今後全員で少しずつ精度を高めていきたい。しかしそれと同時に、これまで何度もしつこく言っている「シミュレーションをする」ことが大切だ。

一球ごとの投球のインターバルというものは、休む為にあるのではない。その間に野手は、まず現況を確認(○死走者は○塁、打者は○番など)し、次に起こり得るプレイを推測(バント、エンドラン、盗塁、自分のところに打球がきた場合、飛球ならば○○、ゴロならば○○、他に打球が飛んだ場合、左方向のゴロならば○○、右方向ならば○○……など)しなくてはならない。
勿論、最初から全てのプレイをシミュレーションすることなど不可能であるが、自身の能力や知識と照らし合わせつつ、最初は二つでも三つでも良いので、パターンをシミュレーションすることが大切なのだ。
失敗したり試行錯誤をしながらで構わない。そういったクセをつけることが今のGBにとっては大切だ。この部分については今期、全選手、特に意識していってもらいたい。


この試合、GB選手の個々の能力については相手に全く引けを取らないものであったと考えられる。その中で0対5という結果になってしまったのは、上記(1)(2)の差が大きい。

とは言え、やはりチームとしてはここ数年で大きく成長していることも確認できた。敗れたのは悔しいが、順調にレベルアップをしているということも確信できたことは嬉しい。秋の大会に向けてしっかり練習を積み、是非良い結果をもたらせるよう頑張りましょう!


そんなこんなで、大切な大会緒戦に参加できず、ホントにスミマセンでした。

# 選手名
11 石川
23 守屋
17 松橋
22 塩澤
8 竹田匡
18 小島
15 荒井
6 大井
3
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
11 石川 先発 1 4 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 2 3 3 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0
17 松橋 先発 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
22 塩澤 先発 4 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 5 3 3 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 6 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 7 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 先発 8 3 3 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
3 先発 9 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 60/3 0 5 4 - 10 0 7 0 0 0 1 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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