試合結果詳細

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公式戦

2014/7/21(月) 10:00〜

チームロゴGB baseball team

勝ち

8-3

加美平野球場

チームロゴマーロンズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴGB base… 0 0 2 0 0 1 5 8
チームロゴ マーロンズ 0 0 0 2 1 0 0 3

小島

S

-

HR

-

コメント

マーロンズさんよりお誘いを頂いての練習試合。

石川正・松橋・矢野・後藤など、内外野の要であり打線の軸となる選手不在ということで、特に打線と守備力を不安視されつつのプレイボールであったが、フタを開けてみたら10安打8得点の快勝であった。

試合を振り返ってみよう。
初回・二回とチャンスをつくりながら得点に繋がらなかったGBであるが、三回、荒の中堅前安打を竹田和が送り、竹田匡の右前適時打で先制、その後盗塁に成功した竹田匡を2塁に置いて4番スタメンの濱野が強烈な中堅前適時打で続き2点を挙げた。
四回・五回にそれぞれ2点1点と失点し逆転を許すが、六回には大井の右前適時打で同点、七回には相手投手の制球の乱れをついて塁を埋めると、またまた濱野の右前適時打や小島のスクイズ、荒井の中堅前適時打などで一挙5点を奪い、試合を決めた。

守備面では、四回・五回以外は失策もなく、ある程度は堅い守りを演出できたと考えて良いであろう。しかし、失点をした四回・五回については、それぞれ2失策ずつ、それも全てが失点に結びつく失策が出てしまったのが残念だ。
とは言え、それらが「消極的な失策」ではなかった為、そこからズルズルと失策の連鎖に繋がることはなく、最小限の傷口で治めることができたのは、以前のGBとは違った成長した部分であると言えよう。草野球なのだからある程度の失策は仕方がない。想定内だ。
この試合、GBの守備面での成長を感じられた部分としては、例えば走者が1塁にいる場面で内野ゴロが飛んだ際、捕球した内野手が当たり前のようにセカンドで走者のアウトを狙えるようになってきたことであろう。この試合だけでもそんな場面が4回あった。残念ながら打球があまり強くなかったことなどもあり、全てダブルプレイには至らなかったが、このように一つでも先の塁を封じるプレイができるかできないかでは、試合全体を通して大きな差がでてきるものだ。勿論、ダブルプレイにできる可能性も広がるし、何より投手にとって、走者が得点圏にいるかいないかでは大きく違う。
こんなことを書くと、「そんなの当たり前のプレイだし、一塁に投げるよりも近い場合が多いし、然程難しくないのではないか?」と思う方もいるかもしれないが、そうではない。まず、野手それぞれがシミュレーションを行なって状況を的確に判断できていなければできない。その上で、打球を処理した選手が、感覚的に二塁ベースの位置を理解できていなければならない。捕球後に一塁手に向かって投げるという動作は、最も多く練習もしているし、守備範囲の中でどこにいたとしてもある程度は感覚を掴めているものである。ところが二塁ベースの位置を感覚的にしっかりと把握するというのは、結構難しいものなのだ。悪送球になってしまうことも少なくない。むしろ、一塁に送球するよりも悪送球になる確率は高い。
だからちょっと前のGBでは、失策から更に傷口が広がってしまうことを恐れ、「とにかくまずは確実にアウトを一つ取ろう」ということから、フォースアウトを取ることがほとんどなかった。それがこの試合では特に、“当たり前に”セカンドフォースアウトが取れていた。これはGB選手全体にとって、大きな進歩であると考えて良いであろう。

完投した投手小島は、投球フォームを変えての登板ということで注目されたが、圧巻の内容であった。失策絡みで3失点はしたが、自責点はゼロだ。
これまでよりも上げた左足に勢いをつけることで腰の回転を高め、タメが増えた。一見ゆったりとしたフォームであるが、そこから一気に投げ込んでくる為、打席から見ると思った以上に球が速く、伸びてくるように映るのであろう。実際、相手打者には、振り遅れやポップフライアウトなどが目立った。
また走者を出した後のクイックも良かった。盗塁を狙う走者にプレッシャーを感じさせるには充分の内容だ。元々上手い牽制を効果的に交えることで、走者にスタートのタイミングを掴ませにくくさせることができていた。これならばそう簡単には盗塁を許すことはなくなるであろう。
四死球は二回に与えた死球1つのみというのも評価が高い。ほとんどの打者に対して、初球ストライクを取っていることから、テンポも良く守りやすかった。

打撃面では、やはり4番に座った濱野の活躍が目を惹いた。4打数2安打2打点1得点は期待以上の働きであった。
この数か月間を見ている限り、濱野の打撃は贔屓目なしにかなり良い。勿論、まだまだ経験が浅いことから、経験豊富な相手バッテリーと対戦する際には苦労をすることも多いと思うが、本人が思っている以上にバットコントロールが巧く、「全く太刀打ちできない」ような時期はとっくに越えている。今一番濱野に足りないのは、「絶対に自分は打てる」という自信だ。
守備面もかなり上達している。打撃への自信をつけて、守備がもう少し上達すれば、大会でスターティングメンバー、しかもクリーンナップに名を連ねる日もそう遠くはないであろう。期待大だ。

と、この試合は良いことだらけだったように書いてはいるが、反省点もある。
まずは残塁数の多さだ。8得点はしているが、その得点を大きく上回る13残塁をしている。チーム全体で10安打して11四死球を選んで出塁しているのだから、やはりあと3~4点は取れていても不思議ではない。いや、21の出塁機会があったのならば、少なくとも半分の11点以上は取っておきたい。
例えば初回、四死球で掴んだ一死1・2塁のチャンスでクリーンナップが2三振。五回も死球と相手野選で掴んだ無死1・2塁のチャンスから、四球を一つ挟んでポップフライアウト3つ。つまりは進塁打が打てていないのだ。
得点した回は、相手投手の乱調による四死球やバントによる進塁打、適時打などで得点しているが、サインがない状況で進塁打がなかなか出ない。

以前も書いたことがあるのだが、どんなに良い打者でも安打を打てる確率は3割そこそこ、打てない確率の方が高いのだ。だからチャンスを広げる為にも走者を前に送ることが大切となる。例えば五回の場面、無死1・2塁から打者が右打ちをして走者を進めていたとしたら、次打者は外野フライでも高いバウンドの内野ゴロでも良い、場合によってはスクイズだって良いのだ。安打を打たずとも走者を迎え入れられる可能性は高くなる。野球はチームプレイだ。「自分が決めなければいけない」場面もあるが、後ろの打者を信頼してチャンスの場面をお膳立てする役に徹することも野球には必要なのである。
その部分の意識を強く持ち、実践できるかどうかが、今後のGBの勝率に大きく関わってくるであろうことは間違いない。


<本日の表彰選手(何も出ないけど)>

・MVP…濱野:4打数2安打2打点に無難にこなした一塁守備

・技能賞…小島:1安打2犠打1打点に自責点ゼロの完投勝利

・敢闘賞…竹田匡:先発マスクで好リード&1安打2打点2得点

・敢闘賞…荒:1打数1安打1犠打1四球2得点で上位に繋げる働き

・次点…荒井:1安打1打点にそつなくこなした三塁守備

# 選手名
1 竹田和
10 竹田兄
8 竹田匡
29 濱野
23 守屋
27 植松
18 小島
15 荒井
30 湯浅
6 大井
3
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
1 竹田和 先発 1 4 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0
10 竹田兄 先発 2 4 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 3 4 2 1 0 2 2 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
29 濱野 先発 4 4 4 2 0 2 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 5 4 3 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 0
27 植松 先発 6 - 4 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 7 4 2 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0
15 荒井 先発 8 4 4 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
30 湯浅 先発 9 - 4 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 先発 10 3 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
3 先発 11 3 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 70/3 0 3 0 - 6 0 4 1 0 0 0 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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