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公式戦

2014/8/31(日) 13:30〜

チームロゴチェインズ

勝ち

1-3

たましん総合グラウンド

チームロゴGB baseball team
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ チェインズ 0 0 0 0 0 1 0 1
チームロゴ GB b… 1 0 0 2 0 0 3

小島

HR

-

コメント

来週に迫った大会緒戦を見据えて、若くて経験者の多いチェインズさんとの練習試合。結果、3対1で接戦をモノにしての辛勝。

初回表、相変わらず試合への入り方の悪い(精神面でも身体面でも準備不足な)GBは、先頭打者のなんでもない右飛を右翼手荒が落球。続けざまに一塁手守屋、二塁手荒井が牽制球を捕球できずに失策を重ね、無死3塁のピンチをつくってしまった。それでも投手小島が踏ん張り、後続を投飛、三ゴロ、三振に打ち取って無失点で切り抜け、流れを戻すことができた。
その裏、二番後藤が三塁内野安打で出塁すると、今度が相手が失策と暴投二つを出して難なく1点を先取することに成功した。
その後はお互い淡泊な攻撃を重ねたが四回裏、先頭の三番竹田匡が敵失で出塁すると、松橋、小島の連続適時打で2点の追加点を挙げた。
四回を無四球1安打ピッチングで抑えた先発小島に替わり五回からは湯浅が登板。六回に連続安打を浴びて1点を失うが、傷口を大きく広げることはなかった。
最終回には竹田洋が抑えとして登板。先頭打者にいきなり右前安打を打たれるが、その後を三邪飛、投ゴロ、捕邪飛に抑えて今期初セーブを挙げた。


細かく振り返ってみよう。まずは投手陣。
この試合、まず圧巻だったのは先発小島の投球だ。
三回まで被安打0の投球、四回先頭打者に右前安打を打たれてしまったが、それも決して良い当たりではないポテンヒットであった。これがなければ投手交代もなくノーヒットノーランを狙えたかもしれない。そのくらい期待しても不思議ではない内容のピッチングであった。
二番手湯浅も、ようやく本来のコントロール重視の投球がある程度はできるようになってきた。ストレート・変化球共にそこそこ低目に集める投球ができて五回は簡単に三者凡退。
しかし六回表、簡単に二死を取った後、0ボール2ストライクから高目のつり球を投げたつもりが中途半端な高さにいってしまって中堅を大きく破る三塁打を打たれ、次打者にも0ボール2ストライクと追い込んでからボール球になる変化球を狙った投球が真ん中近くに入って左前適時打を浴びてしまった。
この打たれた2球はどちらも失投、しかも投手有利のカウントから不用意な投球をしてしまったのはもったいない。もっとカウントや状況を考え、「捕手の構えから更に大きく外れてもOK」くらいの気持ちの余裕を持って投球するべきところであった。
最終回に登板してセーブを挙げた竹田洋であるが、こちらは正直、結果オーライといった内容であったと言わざるを得ない。
完全な手投げで、相手打順が下位打線だったから良かったものの、コンパクトに当てられていたら、下手をすれば逆転を許す結果になっていたかもしれない。
シートバッティング練習時に投手として登板した際には、もっと躍動感のあるフォームで、球速以上に伸びがあり、しかも手元で微妙に変化する球で相手を詰まらせるという持ち味を存分に発揮して打ちづらい印象を与えることができていたが、この試合の投球は、キャッチボール後のハーフフリー時の投球のような内容であった。
久々の実戦、しかも接戦ということで緊張感もあったのかもしれないが、あまり結果を意識するのではなく自分らしさを発揮することを意識してもらいたかった。その辺りが少々残念だ。次回登板に期待したい。
とは言えこの試合、3人の継投を行なったが、一試合を通して全投手が無四球ピッチングをしたことは大きい。投手が四死球さえ与えなければ、今のGBならば大崩れするような結果になることはほぼないと考えて良いであろう。

次に守備面。
先程も書いた通り、初回に3つの失策が連続して大ピンチを迎えた。今までのGBならば、ここで投手が踏ん張りきれずに四死球を与え、更に失策が重なったりして大量失点に繋がっていた場面だ。
そこを投手小島が冷静に対応してストライク先行の投球を見せ、また三塁手松橋も堅実な守備で投手を助けた。この辺りはここ1~2年くらいでGBが成長した部分と言って良いであろう。
だが、やはり初回にいきなり3つも相手に隙を見せてしまっていては、上のステージでは勝てない。
二回以降は失策0であることを踏まえれば、本来のGBならばある筈のない失策ばかりなのだ。試合開始前に既に集中力を極限まで高め、プレイボールと同時に身体面・精神面共に試合にしっかりと臨める姿勢を身につけることが大切だ。
初回の3失策以降は安打も含めて19の守備機会があり、中には難しい打球もあったが、非常に堅い守りで安心して見ていられた。それだけチーム全体の守備力は向上しているのだ。技術面に関しては既に相当高いレベルのものになっているのだから、自信を持って集中し、また一球ごとのシミュレーションを怠りさえしなければ、もっと上のクラスでも充分に通用する筈である。

一つ大きな収穫があったと考えられるのは、捕手竹田匡だ。
キャッチングについてもかなり様になってきたし、何よりリードが良かった。本人は「あまり考えずに感覚的にやっていた」と言っていたし、恐らくそれは本当なのであろうが、天性のセンスで感覚的に打者の得手不得手を感じ取ることができているのであろう。私自身も今日のマウンドに立つことで竹田匡のリードを体験したが、コーナーワーク・球種選択共に「おー、ここでそう来るか。なるほど、そういう手もあるかもしれないな」などと感心しつつ楽しみながら投球することができた。今後更に慣れてきたらどうなるか、非常に楽しみだ。

打撃面については、好投手相手に悪くはない結果であったと言って良いであろう。
安打数は4と少ないが、あれだけの投手を相手にそうそう安打が打てるものでもないので仕方がない。
それよりも走者が出た際、個々の選手に進塁打を打とうと試みる姿勢やなんとかして出塁しようという意識が芽生えているのが見受けられたことが良かった。結果としてすぐに表れなくても、それは仕方がない。まずはそういった意識を持つことが大切だ。
気になった部分を指摘すると、まずは見逃し三振が少々多かったこと。
「いやアレはボールだったでしょ」という意見を持つ選手もいたようだが、ベンチから見ている限り、初回に松橋が見逃し三振をした球以外は全て完全なストライクだ。
松橋の三振については仮に打ちにいっても打てない高さの球だったので、まぁあれでストライクを取られてしまうならば仕方がない。
それ以外の見逃し三振をしてしまった選手は、「仕方ない」で済ませてはいけない。それでも(まぁそんな選手はいないとは思うが……)「あれはボールだから手が出せないしカットもできない」と言い張るのであれば、チーム全体の士気にも関わることでもあるし、コチラとしても最低限カットをしようという意識を持つようになるまでは打席に立たせることはできないということを認識しておいて頂きたい。

走塁面については、まだまだ課題が山積であることが浮き彫りとなった。
まず圧倒的に出塁時の集中力が足りない選手が多い。
出塁した後、塁を離れながらボールを持つ相手選手(主に投手)から平気で目を離し、またリードが小さくスタートも遅い。打球が飛んだ際の進塁帰塁の判断も遅い。
これまた集中力不足と同時に、「ああなったらこうしよう、こうなったらああしよう」という予測、つまりはシミュレーションができていないことが、まずは大きな問題だ。
勿論それだけではなく、例えばリード一つとっても「自分がどこまでリードして良いのか判らない」選手が多いことも課題の一つだ。
その辺りは、本来ならば実戦形式の練習などをしながら覚えていくべきものなのだが、残念ながら参加人数が少ないとなかなか練習することができない。
それだけに、試合は勿論だが、練習へも多くの選手が積極的に参加してくれることを心から望みたい。この部分を乗り越えられないと、なかなかもう一つ上のクラスのチームには成り得ないのだ。

同時に、コーチャーの責任の重さを本当に理解できている選手も少ない。
少々大袈裟なようであるが、三塁コーチャーにせよ一塁コーチャーにせよ、彼らの指示次第でそのチームの得点率は大きく変わるものである。
例えばこの試合、四回一死2塁から松橋の右前安打で1・3塁となった場面、3塁に到達した走者守屋を三塁コーチャー荒井が止めたところまでは良かったが、そこで荒井は球から目を離してしまっていた(守屋はベースを確認する為に球には背を向けていた)。
その直後、右翼から返った球を中継の二塁手が捕球できず、球は転々と内野を転がったのだ。一瞬の間があってどの野手もその球を取りに行かなかった。
この時、もしも三塁コーチャー荒井が球の行方を追っていて、いち早く守屋に「ゴー!」のサインを送っていれば、恐らく悠々本塁セーフとなっていたであろう。
この後、小島に適時打が出て事なきを得たが、1点を争う場面でこのようなケアレスミスは致命傷となることを肝に銘じておいて頂きたい。
これは決してこの時三塁コーチャーだった荒井を責めているのではなく、たまたまの例として出しただけで、他の多くの選手にも同様のことが言えるのだ。だからこの部分については、ほぼ全選手に反省を促したい。
コーチャーが球から目を離して良い場面は、投手が球を持ち、走者が塁についていて打者がボックスを外し、サインを確認している時だけなのである(勿論その時は、コーチャーもサインを確認していなくてはならない)。
そして、コーチャーズボックスに立った選手は、その試合の中で最も大きな声で、最も多くの指示を出さねばならないということも意識して頂きたい。攻撃時の試合をつくるのは、二人のコーチャーだと言っても過言ではない。


ともあれ、大会の前哨戦と位置付けたこの試合に勝てたことは大きい。
課題はまだまだ多いが、それでも今のGBならば、この試合のようにある程度本来のチカラを発揮できさえすれば、来週の大会も間違いなく善戦が期待できるであろう。勝てる可能性も決して低くはない。楽しみだ。


<本日の表彰選手(何も出ないけど)>

・MVP…小島:4回被安打1失点0&1安打1打点

・技能賞…竹田匡:先発マスクで好リード&好コーナーワーク

・敢闘賞…竹田尚:代打で左前安打&七回好守備で打者走者の進塁阻む

・敢闘賞…松橋:2打数1安打1得点&堅実な守備を連発

・次点…石川:2四球1盗塁&セーフティバントで1番の役割を充分に果たす

・次点…守屋:1得点&安打こそなかったが進塁打を狙う姿勢が○

# 選手名
11 石川
0 後藤
8 竹田匡
23 守屋
22 塩澤
17 松橋
16 竹田尚
18 小島
29 濱野
15 荒井
30 湯浅
10 竹田兄
14 矢野
3
10 竹田兄
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
11 石川 先発 1 3 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0
0 後藤 先発 2 3 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
8 竹田匡 先発 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
23 守屋 先発 4 2 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
22 塩澤 守備 4 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 5 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
16 竹田尚 代打 5 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 6 3 3 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
29 濱野 先発 7 - 3 3 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 8 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
30 湯浅 守備 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 先発 9 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
14 矢野 代打 9 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3 先発 10 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0
10 竹田兄 守備 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
30 湯浅
10 竹田兄
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 40/3 0 0 0 - - 1 0 4 0 0 0 0 1
30 湯浅 - 20/3 0 1 1 - - 2 0 2 0 0 0 0 2
10 竹田兄 S 10/3 0 0 0 - - 1 0 0 0 0 0 1 3
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

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