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公式戦

2014/9/14(日) 14:00〜

チームロゴバスガス爆発

負け

6-5

上仲原グラウンド

チームロゴGB baseball team
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ バスガス… 1 0 1 0 1 0 3 6
チームロゴ GB b… 0 1 0 2 0 0 2 5

小島

HR

-

コメント

秋の大会緒戦(シードで2回戦より)。
相手は、春の大会で圧倒的な力を見せて優勝した「バスガス爆発」。
初戦も8対1のコールドで順当に勝ち上がっており、難敵であったことが伺えた。

結果から言えば、5対6で敗戦。
六回まで3対3の同点、時間切れによって七回は一死満塁からスタートする変則タイブレーク方式となり、相手は3得点、GBは2得点しかできずに惜しくも敗退となった(個人記録には、七回の記録は含まない)。

とは言え正直なところ、例えば審判団などの戦前の予想として、まさかここまでの好ゲームになるとは思っていなかったことであろう。今までのGBを見てきている彼らにしてみれば、恐らく「四回コールドでGBの敗戦」というのが順当なところであったに違いない。
そりゃそうだ。相手は若くて野球をよく知っている、しかも硬式経験者がほとんどを占めているのだ。平均年齢が高くて硬式経験者も少ないGBが太刀打ちできる相手ではないと考えても仕方のないことである。
かく言う私自身、野球に絶対はないので「絶対負ける」とは思っていなかったが、流れによっては序盤でのコールド負けも覚悟しておかねばならないと考えてはいたものだ。

それがフタを開けてみれば、1点を争う接戦、しかも中盤四回にはリードをする展開にまで持っていくことができ、相手を相当に焦らせることができた。五回に残念ながら同点とされてしまったが、ほんのちょっと違った流れがあれば充分に勝てていたかもしれない試合であった。最初から最後まで、本当に選手皆が集中を切らさずに戦えた、ナイスゲームであった。来期への期待が大きく膨らむ。

同時に、来期更に飛躍をする為に、こなさなければならない課題も幾つか見つかった。
打撃面での課題としては、まずやはり柔軟性と思考力・洞察力であろう。
まだまだやはり打席での工夫が足りない。「相手投手の配球を読む」「狙い球を絞る」「この打席で相手が何をされると嫌がるのか?」などを考える能力を養うこと、そしてシチュエーションやカウントによってバッティングスタイルを変えること、例えば「速いと思ったらバットを短く持ってコンパクトに振り抜く」「2ストライクに追い込まれたらミートを心がける」「走者のいる場面では右打ちを狙う」などなど。このような工夫がまだまだ足りない。
また、淡泊に打ちにいって簡単にチェンジになってしまうイニングが、まだちょっと多い。これらもまた、柔軟性と思考力・洞察力の欠如に因るものだ。そういったイニングを一つでも減らしていき、チャンスの機会を一つでも多くつくることが、今後のGBに求められる大きな課題の一つであろう。
技術面での大きな向上は、ほとんどの選手には望めない。勿論、少しずつ向上することはできるが、練習に割ける時間的にも年齢的にも、大幅な向上は期待できない。それだけに、「如何に頭を使えるか」がポイントとなるのだ。
いつも言っている通り、失敗しても良いので、まずは色々と考えて試してみることが必要で、まだまだその意識・実践が足りない。

守備面についての課題としては、かなりの部分で大きく上達しているのだが、やはりいつも言っているシミュレーションする力がまだまだだ。これもまた打撃同様に、柔軟性と思考力・洞察力がモノを言う。
例えばこの試合、一塁手として先発出場した私自身の反省点を言うと5度ほどあった。その中でも特に自分自身で強く反省している点を以下に記そう。

まずは初回の失策。投手小島の絶妙な牽制が来た際、「タイミング的にアウトにできる!」と思った瞬間、取り急いでしまって送球を弾いた。急がなくてもアウトにできるタイミングであったのに焦ってしまうのは、本当に勿体ないことだ。この失策がきっかけとなって初回に先制点を許してしまった。ここで冷静にアウトを取れていれば、また流れは変わっていたのかもしれない。
二つ目は二回。無死2塁のピンチで三塁ゴロ、松橋が走者を牽制しながら一塁に送球し打者走者をアウトにした場面。松橋が走者を2塁に追い戻したのを確認した私は、送球を受けて打者走者をアウトにした際、一瞬だが2塁走者から目を離してしまった。「松橋があそこまで追い込んだのだから走る筈がない」と勝手に判断してしまっていたのだ。結果、走者を三進させてしまった。自分の肩と走者の足を比較した際、仮に走者を意識していたとしても三進を阻むことはできなかったかもしれないが、それでもそういったシミュレーションができていなかったことは事実だ。失点には繋がらなかったので事なきを得たが、非常に危険な判断力の欠如であった。
変則ルールが適用された最終七回。一死満塁の場面、投手小島が相手3番打者(左)に一二塁間をゴロで破る安打を打たれた。この場面、私は相手打者の踏み込みに合わせて体重を左へと乗せてしまっており、一歩も動けずに右横を打球が抜けていくのを見送るしかなかった。が冷静に分析すると、この打者は右足を踏み込んでからワンテンポ置いてスウィングをしてくる特徴を持つ打者であったのだ。その特徴をもっと早くに掴んでいれば、右足に重心を乗せて一歩目を出し、場合によってはダイビングキャッチをして適時打になることを防げた可能性もあった。勿論それでもこの打球には届かなかったかもしれないが、しかしそういったプレイができれば守備範囲も広がるし、余計な失点を防げる可能性も高くなるものだ。一歩も動けなかった自分が非常に悔しい。

といった風に、恐らく全選手にそれぞれ自身で気付いている課題・反省点がある筈だ。そういった部分を一つでも減らしていくこと、それが今後のチームとしての飛躍に繋がることになるのである。ただ「負けちゃったー残念!」ではなく、「あの場面、自分がもっとこう動けていたら……」「もっと予測の幅を広げられていたら……」とそれぞれがそれぞれの試合の中で考え、その後の試合に活かしていくことが大切だ。


もう一つ課題を挙げるとすれば、投手力の強化だ。
現在、小島がGBのエースとして絶対的地位を確立し、また素晴らしい成績を残しているが、少々「投手小島」に頼り過ぎている感がある。
ここ数年、「投手」と呼べる選手は増えてきているのだが、まだまだ安心してマウンドに送り出せる投手が少ない。
小島と共に「柱」と呼べる投手があと2~3人は出てきて欲しいところだ。
そうなれば起用の幅も広がり、様々なオプションを使えることができるようになる。
「安心してマウンドに送り出せる投手」の条件としては、まず「四死球で崩れない」ことが一番だ。そして「いつ登板しても、大きな波がなく安定したフォームで大体いつもと同じ投球ができる」こと。現在のGBの「投手」を見た場合、これらの条件をクリアしてる投手は小島以外に見当たらないのが実情だ。
よって来期に向けて、自分が「投手」でもあると自覚している選手たちは、練習や練習試合などでより一層の経験を積んで、上記条件のクリアを目指して頂きたい。


全体の話としてそれ以外にも様々な課題はあるが、まずはこれらの課題をクリアできれば、今回のようなチームを相手にしても、充分に勝機は訪れることであろう。大いに期待したい。


最後に、この試合、全体を通して選手たちの集中力が持続したことを書いたが、その原動力となってくれたのは、ベンチから最初から最後まで大きな声でグラウンドの選手たちを盛り立ててくれた二木・荒の両名だ。
非常に申し訳ないことに、残念ながら試合展開の関係でこの両名の出場機会をつくることができなかったが、全体の士気を高める役割を最もつくってくれたのは、間違いなくこの二人であった。
ベンチにいても集中力を切らさずに、最後まで一体感を持って一緒に戦える選手がいることは、GBにとっての大きな誇りである。今回はたまたまこの二人だったが、どの選手がベンチにいても、このような意識を持って一緒に集中して戦えるチームになれれば、これまたGBはもうワンランク上のチームになることができるであろう。

# 選手名
11 石川
0 後藤
17 松橋
14 矢野
8 竹田匡
18 小島
15 荒井
10 竹田兄
30 湯浅
6 大井
# 選手名
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止
11 石川 先発 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
0 後藤 先発 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
17 松橋 先発 3 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
14 矢野 先発 4 3 2 1 0 0 1 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0
8 竹田匡 先発 5 3 3 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
18 小島 先発 6 3 3 3 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
15 荒井 先発 7 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 竹田兄 守備 7 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
30 湯浅 先発 8 3 3 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 大井 先発 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# 選手名 出場 打順 守備 打席 打数 安打 打点 得点 盗塁 二塁打 三塁打 得点圏打数 得点圏安打 三振 四球 死球 犠打 犠飛 併殺打 敵失 失策 盗塁阻止

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# 選手名
18 小島
# 選手名
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順
18 小島 60/3 0 3 2 - 4 0 2 5 0 0 1 1
# 選手名 勝敗 投球回 投球数 失点 自責点 完投 完封 被安打 被本塁打 奪三振 与四球 与死球 ボーク 暴投 登板順

※左右に横スクロールするとさらに細かい情報を見ることができます

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