試合結果詳細

｢101匹ナオちゃん｣第16話


二回裏。2点のビハインドを追う増子の攻撃。




4.塾長
5.渡部
6.翼



ワーワーキャーキャー





4番バッター:塾長


塾長｢いかせてもらいやす！｣(ブンブン)





石松｢ぶちかませオラ!｣


コーダイ「頼むでー！」














影山「ワッショオオオーーーーーーーーーーーッオイ!｣(ビュッ)








シュン｢さっきより急速あがってませんかアッーーー！？｣


五嶋｢180キロは出てるんジャマイカ？｣






みつる｢闘いの中で進化したか…味方ながら恐ろしい才能ですな。｣


















塾長｢ぬるい投球だな。まるでフランスの朝食のようである。｣




ブンッ！


バッキーン！







影山「何ィッーーーー！？」






ケーゴ｢デッカー!!｣



コーダイ｢会心の当たりやで！これは間違いなく入った！｣









ヒューン









滝クリ｢センター方向に大きい当たり！これはホームランいったんじゃないんでしょうか!?｣



イチロー｢それはない。センターポジションには悪魔がいることをお忘れではないだろうか。」
















フワッー

ブロロロロロロロ･･･








塾長｢何事だ!?｣
















フワァッーーー！


ドラえもん｢フォッフォッフォッ。上空3000メートルまでは私の守備範囲デスヨ･･･｣







コーダイ｢くっ!?あの青ダルマ!!タケコプターで空中に構えていやがっただと！？｣









ヒュー



パシッ




ドラえもん｢ファーッファッファッ！せっかくのホームランボールも神の前では無に帰す。人間というのは悲しい生き物デスネ･･･｣





塾長｢くそっ！まだなのか！？まだ修業が足りないというのか！？｣







審判｢アウトー!｣












五嶋「そんなバナナ・・・」


まもるん｢まさか塾長がこうもあっさりと・・・｣






コーダイ｢よしお前ら！青ダルマのいるセンターと足ダマナのいるレフト方向は避けろ!カイジのいるライト方向に狙いを定めていけ！｣




増子一同｢アイサー!｣














5番バッター:渡部



渡部｢俺が流れを変える。｣（キリッ）




石松「ガチ頼む！！」



直島「いっけーナーベー！！」


















影山「ガンガンガンガンガンゼェッーーーーーーーーーーーーーーーート！！！！」（ビュッ！）








塾長「凄まじい投球だが、相変わらずど真ん中ストレート１択！！」






渡部「テクニック系をなめるなッ！」



ブンッ！


パカンッ！！








コーダイ「これはうまいッ！！うまくライト方向に流したッ！！」

















スッ


カッス「プロを舐めないでいただきたい。」







渡部「何だと！？」











カッス「フライング・カッス！！！！」（ババッ！）






ドテッ


ボキッ！！





カッス「アッーーーーーーーーーーーー！！」









滝クリ「カッス選手、豪快にダイビングキャッチ失敗！！打球は一塁線を抜けました！！」



イチロー「あの人、本当に現役ですか？」








ムクッ


カッス「Enjoy Base Ball.」


















影山「クソッ！！カイジィッーーーーーーーー！カバー任せたぞッーーーーー！」











シーン











影山「馬鹿なッ！！ライトにカイジがいないだとォッ！？」











みつる側ベンチーーーーーーーーーーーー。





ジャラジャラジャラ・・・



哲哉「ロン。メンタンピン三色ドラ3、倍満だ。」



マクロス「あいたっー！」


冨樫「な、なんですとー？」




カイジ「もう一回・・・！もう一回だ・・・！」




ジャラジャラジャラ・・・




















影山「な　ん　で　あ　い　つ　は　ベ　ン　チ　で　麻　雀　打　っ　て　る　ん　だ？」







コナン「バーロー！！知るかよ！！」







滝クリ「カイジ選手、まさかの職場放棄！！！ライトがフリー状態です！！」



イチロー「フフ・・・あの自由さは嫌いじゃないですね。」










石松「正直デカすぎ！！まわれダイスケー！！」








ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ・・・



伊達「いたしかたあるまい、拙者が足止めしてやろう。来いッ！！“愛馬ダルバッシュ”！！！！」（ピュー）











パカラッ！パカラッ！



伊達の愛馬「ヒヒ～ン！！」（ﾊﾟｶﾊﾟｶﾊﾟｶッ！）





渡部「何だこの馬はよ！？」








馬「ヒッヒッーーーン！！！！」



渡部「おうコラ、アイアンマンを舐めるなッ！！」





ドタバタドタバタ・・・！！！







滝クリ「なんと突如、馬がグラウンド内に乱入！！渡部選手、足止めを食らっています！！」



イチロー「これはさすがに審判が黙ってないでしょう・・・」




















審判（ｚｚｚ...）






コナン「審判は麻酔銃で眠らせといた！！今のうちにボールをよこせー！！」










馬「ヒヒ～ン！ヒヒ～ン！」（ﾊﾟｶﾊﾟｶﾊﾟｶ）


渡部「くっ・・・きたねぇぞっ！！」（ｼﾞﾀﾊﾞﾀ）










パシッ





審判「・・・ムン？・・・渡部、アウトー！」










翼「あのゴミ審、都合よく目覚めやがった！！」



ケーゴ「めちゃくちゃじゃねぇか（笑）」


直島「もう何でもアリやな・・・」






コーダイ「これでツーアウトか・・・非常にマズイ。」















6番バッター：翼




翼「ダメだ、もう塁に出れる気がしない（笑）」










影山「あきらめるなァアアアアッーーーーーーーーーー！！」（ビュッ）







翼「羽ばたけ、野球ボール！！」



カキンッ！










シュン「打ちました☆」



コースケ「いいね！これ完全にヒットだよ」





塾長「普通の野球ならな・・・」















ドュイン☆


闇遊戯「リバースカードオープン！「聖なるバリアミラーフォース」超動！！！」




※「聖なるバリアミラーフォース」（トラップカード）

ツーアウトの時にのみ発動可能。打球を無効にし、その打者を破壊する。








シュピーーーーーーーーーーーン


ガガッーーーーーーーーー！！








翼「ど、どないなっとんねん！？」










滝クリ「何もない空間に見えない壁が出現！！ものすごい勢いで打球が跳ね返されましたーー！！」



イチロー「ここでダメ押しの強力罠カード「ミラーフォース」ですか。対策不可能なので打者の方は潔くあきらめて下さい。」











ドッゴォオオオオオオオオオオオン！！！！




翼「アッーーーーーーーーーーー！！！」












増子一同「つ、つばさ兄さあああああああああああああん！！！！」









審判「はい、スリーアウトチェンジ。増子側は早く守備につけ！！！」






































コーダイ「あいつ、殺すか？」




渡部「落ち着け！ここで手を出したら全てが終わる！」



塾長「とはいえ、突破口がまったく見つからない。このままでは、ご都合主義のイカサマ戦法でやられる一方だぞ。」




渡部「た、たしかに・・・」



五嶋「いったいどうすれば・・・」























ザッ


関根「みんな、あきらめるのはまだ早いッ！！」







増子一同「セッキー！！」




渡部「遊戯王カードは手に入ったのか？」









スッ



稲作「素晴らしいデッキが完成した。これで間違いなく勝てる。」







直島「結局イカサマ頼みかよｗｗｗ」



稲作「仕方ないやろ！！イカサマにはイカサマで対抗するしかなかとｗｗｗ」









ざわ・・・ざわ・・・




関根「まぁ、聞けよ。勝利への方程式は、すでに俺の中で明確になってきている。」





石松「いくらなんでもイケメンすぎやしないか？」




関根「もちろん、勝つために条件はある。それは次の回、無失点で抑えること。それさえクリアしてもらえればあとは俺がどうにかする。」





塾長「“俺”だと・・・？“俺たち”の間違いじゃないのか？」



関根「ム・・・すまない。敵チームの予想以上の無秩序っぷりにさすがの俺も焦らずにはいられないんだ。ご理解いただきたい。」







ポン



渡部「要は次の回を無失点で抑える・・・それだけでいいんだな、関根？」



関根「ああ、すまない渡さん・・・」






コーダイ「おっしゃ！一丁やったろうでみんなァ！！」



増子一同「エンジョイベースボーーーーーーーール！！！」






2-0でリードを許したまま三回表、みつる側の攻撃・・・！


つづく。