試合結果詳細

雨のため一週間ずれこんだ、飯能リーグ春季大会の決勝戦。
グランドコンディションの悪い中、9時にプレイボール！！
初回、小黒投手の不安定な立ち上がりを狙いたいORIONSだったが、２，３番が連続三振と3人で攻撃終了。その裏、１か月ぶりの登板となったORIONS先発の小野。ブルペンで調子が良かったので嫌な予感が……。先頭打者にヒットを許すと、ランナーを2人おいて4番に先制となるタイムリースリーベースを打たれ、2失点。
しかし、2回表、4番椙田が強烈なヒットを放つと、続く平沼が四球で塁に出ると、2アウトから、9番志村がショートへ内野安打を放ち、１－２と1点を返す。
さらに、3回、先頭の1番山本がヒットで出塁すると2番小野がセンター前へヒットを放ちチャンスを広げる。4番椙田が四球を選ぶと、5番平沼もねばり、押し出しで２－２の同点とする。1アウト満塁から、6番菅原が逆転となる走者一掃のタイムリースリーベースヒットを放ち５－２と逆転に成功する。
このリードを守りたい先発の小野だったが、3回裏、2本のヒットと四球で満塁とすると、6番小黒選手にタイムリースリーベースヒットであっさり５－５と同点を許す。結局、先発小野は3回5失点で降板となった。
ふりだしに戻った試合が動いたのは4回裏。四球で出したランナーを三塁において、キャッチャーの返球がそれる間に1点を与えてしまい、５－６。
このままでは終われないORIONSの反撃が始まったのは6回。この回先頭の9番志村がレフト前ヒットを放つと1アウトから2番小野が四球でチャンスを作ると、3番細川がセンター前へはじき返し６－６。さらに、平沼のライトへの犠牲フライで７－６と再び逆転に成功した！
1点リードのまま、７回の最終回の攻撃。打ち取った当たりだったが、ライト前に2本のポテンヒットを許し、ノーアウト２，３塁と絶体絶命のピンチ。5番打者を三振に取り、1アウト。続く6番打者のショートゴロの間に1点を失い、７－７と同点を許す。しかし、次の打者をサードゴロに打ち取り延長戦へ。
ここで、野球連盟の役員がそわそわしはじめる。なんとｸﾞﾗﾝﾄﾞが12時までしか使えないとのことで、日をあらためて試合を行うというなんとも意味不明な提案をし始める。なんともお粗末な野球連盟役員を横目に、次に市民球場を利用する予定の心優しい団体の方が30分ｸﾞﾗﾝﾄﾞを譲って下さった。
一度切れた気持ちをリセットし、迎えた8回表。1番山本がラッキーなライト前ヒットでノーアウト2塁のチャンス。3番細川が試合を決定づけるサード強襲のヒットで三度、逆転に成功！
最後のマウンドに上がったのは菅原。ツーアウトを簡単に取った後、四球で塁を許すも、最後はファーストファールフライに打ち取り、壮絶な打ち合いに終止符を打った。
試合が始まってから3時間。粘り強く、あきらめずに戦ったORIONSナインはもちろん、敗れたシャークスも先発小黒投手は一人でこの試合を投げ切るなど、相手ながら健闘を称えたい。
ふり返ってみると、今年の飯能リーグの試合は、初戦から先制点を許すも、全て逆転で勝利をするという粘り強さが際立った大会となった。
この経験を活かし、県下選抜を勝ち上がり、県大会へ行こう！！