試合結果詳細

後期の開幕戦となる2018年第12戦は、神奈川BlueGullsさんとの対戦。
助っ人予定者の急な不参加があり、球団史上まれに見る緊急メンバーで試合が始まる。

1回表は無死二・三塁と失点覚悟のピンチを迎えるが、先発横野が後続を断ち無失点で切り抜ける。
その裏、一死から敵失と原の左前安打に盗塁を絡めて二・三塁。ここで4番小野が先制の中前適時打。なおも再び二・三塁と好機は続くが、5番横野の浅い遊飛に二走が帰塁できず痛恨の併殺、この回の得点は1点にとどまる。

2回表、安打と二塁打で初回同様に無死二・三塁のピンチ、次打者の打球は逆風を切り裂いて左中間を深々と破る3点本塁打となり、1-3と逆転を許す。
その裏、四死球と盗塁で一死二・三塁の同点機、9番助っ人初出場「のりなが」は弱い投ゴロを放つが、この送球間に三走竹腰が判断良く生還し1点を返す。続く1番倉田が四球を選び一塁へ向かうその瞬間、捕手が投手へ返球する僅かな隙を突いて三走の助っ人初出場「ゆうた」が本盗を敢行、捕手への返球は逸れてこれが見事に成功、3-3の同点とする。

3回は、やや疲労の見えた横野に対し相手打線が反撃開始、イニング途中で横野から原に継投するもこの回合計4点を失う。
2番手登板の原はその後5回までの3イニングスを無失点に抑える快投を見せる。特に5回表はわずか3球で3つのアウトを取った。

4点を追う4回裏は、先頭の6番竹腰が鮮やかな左前安打で出塁するも牽制球に誘い出され走塁死。その後二死から8番「ゆうた」が詰まりながらも一・二塁間を破る右前安打、9番「のりなが」は肩口に死球を受け、さらに「ゆうた」が三塁への盗塁を決め、一・三塁と助っ人初出場コンビでチャンスメイク。続く1番倉田は追い込まれてからファウルで粘って粘ってフルカウントからの10球目を打つも中飛に倒れ、この回も無得点に終わる。

最終5回裏は、上田の右前安打と小野の四球で一死一・二塁までチャンスを広げるが、後続が倒れ無得点。
5回裏終了時に時間切れとなり、ゲームセットとなった。

極めて若い初参加の助っ人選手を2名起用しての試合決行となってしまったが、この2選手は期待以上の働きをしてくれて、チームは敗れたものの決してワンサイドな展開にはならなかった。ひたむきにプレーした彼らには敬意を表したい。
投手陣のテンポが良かったおかげで守備陣に失策がわりと少なく、総合的にはまずまずと言える試合内容。それは試合前に懸念したものとは程遠いものであった。
期待十分の新入団選手が多いが、各選手の出席率は依然として低調であり、次戦以降は戦力を整えて試合に臨みたいものだ。

監督担当：倉田