試合結果詳細

今年最後の練習試合は、夏に一度対戦させていただいたアメーバさん。前回の対戦では接戦を勝ち取ったが、今回も一進一退の緊迫した展開となった。1回表、守りに着いた先発の相原は、ランナーを出すも要所を抑えて0封とする。1回裏の攻撃は相手投手の巧みな緩急に苦しめられながらも、2番細谷の内野安打を皮切りに4番清野のタイムリーで1点を先制する。2回表、先頭打者に左中間を破られるランニング本塁打を許すと、その後、守備陣のエラーが重なりこの回2点を取られ逆転される。その裏、攻撃陣も負のスパイラルに陥ったか、二塁・三塁にランナーをおくチャンスを作るも、テキサス佐藤（浩）が見逃し三振に倒れる。3回表、先発の相原が突如コントロールを乱しランナーを溜めてから、2本の連続タイムリーを打たれ4失点、1対6と大きくリードを許す展開となる。しかしここからドラマが始まる。3回裏ツーアウトから細谷、岡村の同期アベック安打でチャンスを作ると、4番主砲 清野が左中間を切り裂く満塁本塁打で一気に1点差まで迫る。4回表、攻撃陣が変えた流れに相原が奮起する。この回から投球を変化球（カーブ）主体に変更したことが成功し、相手打線を最終回まで0封する。同点に追い付きたい4回裏の攻撃では、中村がヒットで出塁すると軽快に二盗、三盗を決め、さらにはキャッチャーが返球したタイミングでのホームスチール！際どいタイミングではあったが判定はアウト。ビデオ判定にはならず悔しさが滲み出ていた。流れが変わるかと思われたが、恐怖の7番打者清水が、レフトへ値千金の本塁打を放ち同点に追いつく。最終回の攻撃、まさにテキサス佐藤（浩）のワンマンショーとなる。先頭打者の佐藤（浩）が何とかバットに当てた打球はサード前へ。全力疾走した一塁は間一髪でセーフ。すかさず二盗を狙うが、スライディングなのか転んだのか分からない珍プレーで二塁を奪う。さらにその後打者内山の投ゴロの間に、無謀にも三塁へ走り出す。相手投手がファーストを優先したためセーフとなる。一打サヨナラの大チャンスで期待のキャプテン新井が横幅を利かせてしまい死球で出塁。この試合1番サードに抜擢された田口がセンターへ放った打球が、外野手の間に落ちサヨナラ勝ちとなった。三塁ランナーはその打球の行方を三塁ベースから数歩先の位置で目視し、タッチアップの形は取らない新スタイルを我々に見せてくれた。今回の試合は接戦の末サヨナラ勝ちとなったが、キャプテン考案の打順采配などが光った試合となった。
（記事：Tomoji）