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MLB2026の年俸ランキング!平均年俸や年俸がどのように決まるかも解説

MLBでは毎年、信じられないほど巨額の契約が次々と結ばれています。

2026年シーズンも例外ではなく、スーパースターたちの年俸はリーグ全体を通じて過去最高水準に達しています。大谷翔平選手を筆頭に、日本でもなじみの深い選手たちが超大型契約で活躍する時代が続いています。

この記事では、MLBの年俸ランキングTOP10を「契約総額÷契約年数」(年平均価値 / AAV)の形式で紹介します。あわせてMLBの平均年俸や、年俸がどのように決まるのかについても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

MLBの年俸ランキングTOP10

以下のランキングは、各選手が結んだ契約の総額を契約年数で割った年平均価値(AAV:Average Annual Value)をもとに算出しています。

実際に2026年に支払われる金額とは異なる場合があります(後払い契約による繰り延べ等)

なお大谷翔平選手の場合、繰り延べによるCBT計算上のAAVは約4,600万ドルですが、ここでは名目上のAAVである7,000万ドルで算出しています。

順位選手名チームAAV(年平均)
1位大谷翔平ドジャース7,000万ドル
2位カイル・タッカードジャース6,000万ドル
3位フアン・ソトメッツ5,100万ドル
4位ボー・ビシェットメッツ4,200万ドル
4位ザック・ウィーラーフィリーズ4,200万ドル
6位アーロン・ジャッジヤンキース4,000万ドル
7位フランバー・バルデスタイガース3,833万ドル
8位ジェイコブ・デグロムレンジャーズ3,700万ドル
9位ブレイク・スネルドジャース3,640万ドル
10位ゲリット・コールヤンキース3,600万ドル
※2026年4月時点の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
※AAVは契約総額÷契約年数で算出した年平均価値です。実際に2026年に支払われる金額とは異なる場合があります。

※出典:Spotrac(2026年4月20日時点)

それぞれの選手について詳しく解説していきます。

【1位】大谷翔平(ドジャース)

大谷翔平選手は、2023年オフにロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1,050億円)の超大型契約を締結しました。

年平均換算では7,000万ドルとなり、MLB史上最高の年平均契約額です。契約の大部分(6億8,000万ドル)は後払いとされており、実際の球団への負担は抑えられていますが、名目上のAAVでは他の選手を大きく引き離しています。

投打の二刀流という唯一無二のスタイルで「野球の常識を変えた選手」として高く評価されており、日本人選手として初めてMLBのMVPを二度受賞。

さらに2024年には史上初となる「50本塁打・50盗塁」を達成し、球界の常識をひとりで塗り替えてきました。

2026年シーズンも、「令和の怪物」としての名声をさらに高めています。

【2位】カイル・タッカー(ドジャース)

カイル・タッカー選手は、2024年オフにロサンゼルス・ドジャースと4年総額2億4,000万ドルの契約を締結しました。

AAVは6,000万ドルで、大谷選手に次ぐ2位となっています。ヒューストン・アストロズ時代から一貫してハイレベルな成績を残してきた右翼手で、長打力・選球眼・走塁力を高いレベルで兼ね備えた「完成された打者」として球界内の評価は非常に高いです。

繰り延べを含めた契約のため贅沢税(CBT)計算上のAAVは約5,700万ドルとなっており、実質的にはMLB史上最大のCBT負担を球団に与える契約として注目されるとともに、強力打線にさらなる厚みをもたらす存在として期待されています。

【3位】フアン・ソト(メッツ)

フアン・ソト選手は、2024年オフにニューヨーク・メッツと15年総額7億6,500万ドルという、スポーツ史上最大規模の契約を結びました。

AAVは5,100万ドルで、3位です。まだ20代半ばという若さながら「歴代最高のボールを見極める眼を持つ打者のひとり」として高い評価を受けており、この長期契約もその実力の証といえます。

ヤンキースからメッツへ移籍という形でのビッグディールは、ニューヨークの野球シーンを大きく揺るがしました。ソト選手の加入によりメッツは球団史上最大の総年俸チームとなり、2026年シーズンも優勝争いの中心として注目されています。

【4位タイ】ボー・ビシェット(メッツ)

ボー・ビシェット選手は、2024年オフにニューヨーク・メッツと3年総額1億2,600万ドルの契約を結びました。

AAVは4,200万ドルで、ザック・ウィーラー投手と並ぶ4位タイです。

トロント・ブルージェイズで長年正遊撃手として活躍し、その打撃力と安定した守備でチームの要を担ってきました。メッツ移籍後は三塁手としてのプレーが予定されており、ソト選手らと強力な打線を形成しています。

父親のダンテ・ビシェットもMLBで活躍した経歴を持ち、その打撃センスはDNAで受け継がれたといっても過言ではありません。

【4位タイ】ザック・ウィーラー(フィリーズ)

ザック・ウィーラー投手は、フィラデルフィア・フィリーズと3年総額1億2,600万ドルの契約を結んでいます。

AAVは4,200万ドルで、先発投手としてはMLBトップクラスの水準です。

2022年以降は毎年200イニング以上を投げる鉄腕ぶりを発揮し、フィリーズのエースとしてチームをワールドシリーズ出場に導くなど絶大な貢献を見せてきました。

2026年シーズンは肩の手術明けでシーズン序盤の出遅れが報告されていますが、そのポテンシャルと実績の高さは他の追随を許しません。

復帰後の本領発揮に大きな期待がかかっています。

【6位】アーロン・ジャッジ(ヤンキース)

アーロン・ジャッジ選手は、2022年オフにニューヨーク・ヤンキースと9年総額3億6,000万ドルの契約延長を結びました。

AAVは4,000万ドルで、野手としてはMLBトップの水準です。

2022年にはメジャーリーグ記録を塗り替える62本塁打を放ち、圧倒的なパフォーマンスで自ら市場価値を高めてのビッグディールでした。

6フィート7インチ(約200cm)という規格外のフィジカルから放たれる長打力はMLBでも随一で、「現役最高の選手のひとり」という評価は揺るぎません。

大谷翔平選手とともに、現代野球を代表するスーパースターとして今後も君臨し続けるはずです。

【7位】フランバー・バルデス(タイガース)

フランバー・バルデス投手は、2026年オフシーズンにデトロイト・タイガースと3年総額1億1,500万ドルの契約を結んだ左腕先発投手です。

AAVは3,833万ドルです。

ヒューストン・アストロズ時代から独特の変則的なデリバリーから繰り出す多彩な変化球を武器に、安定したパフォーマンスを発揮してきました。

2022年にはアストロズのワールドシリーズ制覇にも貢献しており、タイガースの先発陣の柱として期待されています。

【8位】ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)

ジェイコブ・デグロム投手は、2022年オフにテキサス・レンジャーズと5年総額1億8,500万ドルの契約を結びました。

AAVは3,700万ドルです。かつてニューヨーク・メッツのエースとして2年連続サイ・ヤング賞を受賞した実力は折り紙付きですが、レンジャーズ移籍後は故障が相次いでいます。

それでもレンジャーズはその実力を高く評価しており、復調した際の爆発力は依然としてMLBトップクラスです。

最速100マイルを超えるストレートと多彩な変化球の組み合わせは、健康な状態であれば同時代最高峰の投球といわれています。

【9位】ブレイク・スネル(ドジャース)

ブレイク・スネル投手は、2024年オフにロサンゼルス・ドジャースと5年総額1億8,200万ドルの契約を締結しました。

AAVは3,640万ドルです。2018年、2023年と2度のサイ・ヤング賞を受賞した左腕で、ドジャースのローテーションにもう一人のエース級が加わったと話題になりました。

2026年シーズンは肩の故障によりシーズン序盤から長期離脱となっており、その回復具合に注目が集まっています。健康であれば球界屈指の先発投手であることは疑いのないところです。

【10位】ゲリット・コール(ヤンキース)

ゲリット・コール投手は、2019年オフにニューヨーク・ヤンキースと9年総額3億2,400万ドルの大型契約を結びました。

AAVは3,600万ドルで、契約当時は先発投手として史上最高額のAAVを誇る契約でした。

2026年もヤンキース先発陣の絶対的な軸として登板を重ね、チームの優勝を支える存在として期待されています。

MLBの平均年俸は?

2026年シーズンのMLB平均年俸は534万ドル(約8億4,900万円)で、過去最高水準を更新しました。

前年比で3.4%の増加となっており、MLBの平均年俸は5年間の労使協定のもとで28%も上昇しています。MLB全体の財政規模の拡大を背景に、選手へ分配される報酬も年々増え続けているのが現状です。

一方で、年俸の中央値(上下それぞれ同数の選手が存在する値)は140万ドルにとどまっています。

これは平均年俸との大きな開きを示しており、一部のスーパースターが突出した契約を得ている実態を反映しています。

チーム別のペイロール(総年俸)ではニューヨーク・メッツが約3億5,200万ドルでトップに立っており、ドジャース、ヤンキース、フィリーズと続いています。

なお、ルクサリータックス(贅沢税)の課税ラインは2026年シーズンで2億4,400万ドルに設定されており、これを超えるチームは追加の税金を支払う義務があります。

年俸が決まるポイントは?

MLBには、日本のプロ野球のように球団側が一方的に提示した年俸をめぐって交渉する仕組みと、選手が自由に球団を選べる「フリーエージェント(FA)制度」という2つの大きな仕組みがあります。

特にFAになった選手は、複数球団を競わせることで大型契約を勝ち取るケースが多く見られます。

では実際に、年俸はどのような要素によって決まるのでしょうか。

成績

最も直接的に年俸に影響するのが、試合での成績です。

打者であれば打率・本塁打・打点・出塁率・長打率などの数字が評価対象となります。

投手の場合は勝利数・防御率・奪三振数・WHIPといった指標が重視されます。

近年ではこれらの伝統的な指標に加え、WAR(勝利貢献度)などの総合的なセイバーメトリクス指標も契約交渉で広く活用されています。

安定して高い成績を残し続けている選手ほど、長期・高額契約を勝ち取りやすい傾向があります。

市場価値と年齢

選手の市場価値は、同じポジションに他にどれだけの選手がいるかにも左右されます。

特定のポジションで突出した選手が少ない年のFA市場では、競争が激化して年俸が跳ね上がることも珍しくありません。

また、年齢も大きな要素です。

一般的に20代後半から30代前半の選手は「全盛期」として最も高い評価を受けやすく、30代半ば以降になると長期契約が結びにくくなります。

チームは「今後何年間、このパフォーマンスが維持できるか」を重視して契約年数と金額を判断します。

チームへの貢献度

単純な個人成績だけでなく、そのチームへの貢献度も年俸交渉に影響します。

プレーオフや重要な試合での活躍は高く評価されます。

またリーダーシップや後進の指導、ファンへの人気なども球団側が考慮する要素のひとつです。

特にニューヨークやロサンゼルスといった大都市の球団では、スター選手が集客や放映権にもたらす経済的価値が年俸に上乗せされるケースもあります。

過去の実績

一度高い評価を受けた選手は、その実績をもとに次の契約でも有利な立場に立てます。

たとえばサイ・ヤング賞やMVPを受賞した選手は、その実績が市場における「保証」として機能します。

過去に積み上げたタイトルや記録は、たとえその後の成績が少し落ちたとしても、契約交渉の大きな武器となります。

逆に言えば、まだ実績が少ない若手選手は実力があっても初年度は最低年俸近くでスタートすることが多く、FA資格を得るまでの数年間は球団側に有利な状況が続きます。