試合結果詳細

神明さんとは今季2戦目。前回，体格のいい重量打線にガンガン引っ張られ，何度か外野の頭を越された記憶が残っている。今季からAクラスに昇格し，大会数では公式戦の折り返し地点に至ったが，内外野へのするどい当りを処理し切れず失点する場面がことのほか多かった。そういう意味では，神明さんは貴重な練習相手である。

案の定，序盤からよく打たれた。
さて，バッテリーと相手打線が作ってくれたこの「チャンス」を守備陣はどう活かしただろうか？何を試しただろうか？
今日は執筆者の特権を利用し，ほぼ自分のことだけを書くことにする。

1回裏，相手の4番（6番？）バッターの大きなレフトへのフライ。いい当たりだが投手としては左翼が捕ってくれれば助かる打球。しかし，勝負は私の一歩目で決まった。打った瞬間前に出てしまった。理由は今考えても分からない，無意識だった。すぐにベクトルを後ろに切り替えるも，打球のスピードには当然追いつけなかった。序盤のこの判断ミスは，公式戦であれば流れに大きく左右するだろう。夏までにあれを捕れるようになるか否かが，私の最大のポイント=Aクラスへの私の登竜門だと思う。キーワードは先述した「無意識」。

ピッチャー岸に替わった4回裏，セカンド牽制にチャレンジした際に岸の悪送球によりボールがセンターまで転がった場面があった。私にとって2つ目のポイントとなる貴重な場面を作っていただいた。今日は練習試合，セカンド牽制もどんどんトライする雰囲気が二塁手今井，遊撃手村山含め漂っていた。そのとき中堅についていた私もカバーの準備はしていた。ボールが岸の手を離れた瞬間，センターに転がると分かった。瞬間的にボールの進行方向にダッシュを開始できた。捕球，送球とも処理は上手くいった。ランナーの進塁はひとつに抑えられたので，もちろん悪くはない。ただ次の課題。あれを進塁させないバックアップ方法はないだろうか･･･。そうすればピッチャーはもっと厳しいセカンド牽制にトライできる。

打撃。個人的な今日のハイライトは1打席目の三振である。走者西室の好盗塁で1アウト3塁のチャンスを作ってもらった。敗因は初球のど真ん中への変化球を見逃したことだと思っている。その後ファールで粘るも，実際あの得意のコースへは二度と投げ込まれてこなかった。いつも初球を見るつもりは持ち合わせていないのに･･･。なんで見逃したかわからない。これを書いている今も，まだ解決策は見つかっていない。仲間に聞いてみよう。

外野手として，Aクラスの試合で失点を減らし，投手を助け，流れを相手に持っていかれないための必要条件が見つかった試合だった。しかし，それは正センター山下が日頃から意識的に取り組み，他の外野陣にもアドバイスしていることだった。さあ，外野陣！山下を中心に可及的速やかにこの技術をモノにしよう。君は何かができる，君は何かができる！

＜見えてきた　Aクラ勝利の　登竜門＞　　　[S☆I]