いくつになっても野球から学び成長を続ける草野球人

2020/4/17

プロ野球から少年野球まで国内の人気スポーツとして栄えてきた野球。今では重度の障害のある人も楽しくプレーすることができる「ユニバーサル野球」や5人制でゴムボールを使ってプレーすることができる簡易野球「BASEBALL5」など野球人気は落ちるどころか横に広がり始めている。そんな中、町の野球場では毎週末野球をプレーする大人たちを見ることができる。たかが草野球、されど草野球。teamsでは草野球に情熱を捧げる大人たちに注目し、野球への思い、チーム結成の裏側などを取り上げていく。
第7回は埼玉県を拠点として活動する、「ck Diver’s 」を運営している滝澤さんにお話しを伺いました。

2020年も4月に入り、本来であれば球春到来。野球ファンはプロ野球をはじめアマチュア野球の試合、もしくは子供たちの試合を観戦に行っていたはず。コロナウィルスの影響で本来であれば河川敷の球場や近くのグラウンドで試合が行われている光景も今は全く見られない。野球ロスが拡大し、早く野球が見たい、やりたいという気持ちが日に日にあふれてくる。ただ、ふと冷静になり、こういう時だからこそ自分の生活の時間を見直すとなんで週末の時間を野球に使っているのかと思うこともある。そんなことを考えながら、いつもの通りteamsメディアの取材。
「なんで草野球をやっているのですか?」と取材相手に聞くと、「仕事以外で成長を感じられる場所だからです。」と答えが返ってきた。私の中では一つの疑問がすっきりした感覚だった。この答えを言ってくれたのが今回の主人公ck Diver’s代表の滝澤さんだ。

※

滝澤さんは学生時代野球部に所属した経験はない。小学校はサッカー部、大学もソフトボールをしていたが野球を本格的にやった経験はなかった。ただ、小さい頃は巨人が、学生時代は楽天が大好きでずっと野球をやりたいという思いは昔から持ち続けていた。社会人になっても飛び込みで草野球チームに参加していたが自チームは持っていなかった。そんな中、仲の良い地元の友人と集まったことをきっかけに勢いで草野球チームを作ることになる。これが今年6年目のチームになるck Diver’sだ。

※

ck Diver’sには滝澤さんをはじめ、野球経験が少ない方が多い。そのためみんな野球を学びたい、うまくなりたいという意識が強い。滝澤さんに野球の面白いところはどこか伺うと、「間のスポーツなので考えてプレーができる。頭を使って全員で一つのプレーに集中できるところが面白い」と答えてくれた。また、「1番から9番まで平等に活躍するチャンスがある、経験に伴わず一人一人にスポットが当たる機会があるのはサッカーと違い野球の面白いところ」滝澤さんをはじめ各メンバーが真剣に野球に取り組み、成長するための努力をして活躍する機会を待っているという。初期メンバーの一人である新井さんはチーム筆頭の成長株と滝澤さんは言う。常に練習・試合にはノートを持参、うまい選手に助言をもらい、毎回ノートに書き留めている。プレーの良かった点・悪かった点もノートに記し、常に成長したいと努力しているそうだ。新井さんは36歳、いくつになっても成長を求める姿に刺激を受け、学びを得ている。
チームの中に独立リーグ出身の喜多川さんがいる。成長意欲の強いチームのコーチ的存在だ。滝澤さんは投手を務め、喜多川さんは捕手。配球面で経験の差をひしひしと感じることが多いというが、毎回的確にアドバイスをくれ、内容も非常にわかりやすい、知識だけではない伝え方からも学びが大きい。

※

様々な場面で学び、成長を続けるチームと滝澤さん。メンバーには週末の時間を割いて一緒に野球をしてくれることに感謝している。日曜日が終わった後に、次の日曜日が楽しみになるチームになることが瀧澤さんの願いだ。草野球を通じて、仕事以外でも人間的に成長するチャンスがある。ただ単純に野球をやるのではなく、成長を求めて野球をすることで今までの景色と違ったものが見えてくるかもしれない。コロナ問題が終息し、また白球を追いかけられる日常が戻ってくるときに、皆さんも自分が草野球をする意味を考え直して取り組んでみるのもいいかもしれない。

(teams編集部)

【おすすめ記事】

野球界を底辺から支えたい、アークスリーグ運営者の思いとは

新たな草野球チームの形

小さな積み重ねとやり抜く力が野球力を成長させる

他の記事を見る

PR